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自分に合ったコーヒーメーカーを探そう!
04 カフェポッド、コーヒーカプセル、
ネスカフェ用コーヒーメーカー


この稿で取り上げるのは、神経を使う豆の管理からユーザーを解放してくれるカフェポッド、及びコーヒーカプセル、ネスカフェを抽出源としたコーヒーメーカーの特徴を見て行きます。
一覧表だと、マゼンダの部分ですね。
無題1 レギュラー・コーヒーを淹れるのですが、単純なドリップ型ではありません。
エスプレッソマシンで使われる加圧を上手く使い抽出します。

では詳しく見て行きましょう。

 
■基準となるコーヒーの味
長い間ドリップで淹れたコーヒーがいわゆるレギュラー・コーヒーとされてきました。
しかし1980年代後半以降、スターバックスが世界を席巻した後、それが変わってきています。
それはスターバックスが、エスプレッソを基準にメニューを組上げているからなのです。

エスプレッソの特徴は、「濃厚」な味わいです。
それを基準にしたために、レギュラー・コーヒーの味も濃いのが支持されるようになってきました。いわゆる「コク」があると言うことです。
逆に言えば、今、顧みられないのがアメリカン・コーヒーです。

兎に角、こうして「加圧抽出」と「レギュラー・コーヒー」が出会うことになったのであります。コーヒーも人と同じ。日々変わっている訳です。

 
■カフェポッドって何
日本カフェポッドのホームページには、「主に1杯分のコーヒーを、最適な挽き具合フィルターペーパーに詰めたのが、カフェポッドです。」と書かれています。
ま、以下の44mm(エッスプレッソ用)の写真を見てください。

カフェポッド エスプレッソを淹れる時は、豆は管理の良いものを極細挽き重さは6.5〜7.0g/杯、タンピングを行い均一に詰めることが重要です。
エスプレッソを教えてもらう時、一番初めに教わることの1つです。

で、エスプレッソ用のカフェポッドはそれを忠実に守った仕様になっています。

レギュラーも同じことです。ドリップでもそう。
コーヒーを美味く淹れるには、挽き、重さ、均一性がポイントです。

袋を開ければ準備はOKとは、本当に簡単です。手間がかかりません。
尚、60mm(レギュラー用)、44mm(エッスプレッソ用)の2種類があります。

 
■カフェポッド用コーヒーメーカーの特徴
ドリップは、コーヒー粉にお湯を掛け膨らませ蒸らします。
そうしてコーヒー粉の中から出てくるコーヒーの成分を、湯で取り出します。
コーヒー粉他が混じらないようにフィルターで濾過、抽出します。
このため数分間かかります。

エスプレッソの名前は「急行」という意味ですが、それまでのドリップの様に時間が掛からずに済むことを意味します。
現代が始まった20世紀初頭、「時短」は大きなインパクトだったのですね。

ところがカフェポッド用コーヒーメーカーの場合、1分間抽出など短いです。

その上クレマイタリア語で「クリーム」の意。コーヒー表面にできる、3〜5mm厚の豆の油分や空気を含んだ明るい茶色の層を指す。メーカーが付いているものさえあります。
これは、強引にコーヒー粉の間にお湯を通す加圧抽出がなせる技と言えます。

ドリップ式でペーパーフィルターを使った場合、クレマはほとんどありません。フィルターが吸ってしまうからですね。ゆっくりした抽出だとトラップし易くなります。

使い勝手もよく、メンテナンスも楽。
コーヒー粉から抽出している人だと笑ってしまう程です。

 
■ここにご注意
楽に美味しいコーヒーが飲めるのだが、懸念点がない訳でもないです。

1つめは、加圧抽出は、レギュラーもエスプレッソも同一機械でできるように書いたが、カフェポッドは60mm、44mmとサイズに差があるため、兼用でないことです。

2つめは、カフェポッドを扱っている店が少ないということです。
特に60mmは手に入りにくい。

3つめは、加圧式であるため、ドリップ&ペーパーフィルターの軽妙で澄んだ味は出せない。
特に浅い焙煎を特徴とするアメリカンアメリカンの最大の特徴は浅い焙煎。濃いコーヒーをお湯で割ってもアメリカンではない系は難しい。
逆に、それらを認めるなら、楽しいコーヒーライフが過ごせます。

 
■コーヒーカプセルとは
ネスカフェで有名なネスレ社(本社はスイス)の独自規格です。
「主に1杯分のコーヒーを、最適な挽き具合でカプセルに詰めたのが、コーヒーカプセルです。」とカフェポッドに似た言い方も可能であるが、コンセプトから見ると全くの別物と言うべきでしょう。

ポイントは、コーヒーカプセルには、チョコレート飲料、抹茶、中国茶を入れたものもあることです。

駅前のカフェに入りメニューを見てください。
昔ながらの喫茶店のようなコーヒーがドリンクの80%を占めるようなメニューではありません。いろいろなドリンクが華を競っています。
ネスレは、家に、現在のカフェを持ち込んだのです。

本日の気分により飲み物を変える。
それができる「ホーム・カフェ」の提案と言えます。

コーヒーカプセルは、ネスレ社が発売しているドルチェグスト用と、ネスプレッソ社が販売しているエスプレッソ用があるが、互換性はないことは注意してください。

構成はカフェポッドに似ているが、コーヒー粉に、「よりやさしい」構造になっています。

コーヒーカプセル  
■ドルチェグスト
コーヒーカプセル専用コーヒーメーカー。
レギュラー、エスプレッソ双方に対応。使い勝手よく、メンテナンスも楽です。

Circolo_RedMetal最大の特徴は、デザイン。

(写真は、ネスカフェ ドルチェ グスト サーコロ、色:レッドメタル)

華があります。飲み物を選ぶ楽しさが現れています。ホーム・カフェに相応しいデザインと言えるでしょう。

 
■ここにご注意
現代のコーヒー事情をそのまま具現化したようなマシンです。
ただし加圧式ですので「濃厚な味が基本」であることを上げておきます。
またランニング・コストはやや高めです。

 
■ネスカフェ用コーヒーメーカー「バリスタ」
新BARISTA_machine_white_120726 バリスタ(写真は、ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ、色:ホワイト)が出た時、私の友達は全員カルピス・ウォーターを思い浮かべました。
カルピスに基準の薄め方があるように、「ネスカフェの基準の淹れ方」って何だ?と言うわけです。

しかし「バリスタ」で淹れたコーヒーを飲んだ時は吃驚しました。
「これってネスカフェ?!」というのが正直な感想です。
それほど違う。美味しい。ネスカフェの味の深さにびっくりした訳である。

DSCF0380 バリスタには密閉された詰め替え用のネスカフェ(左写真)を使います。
フリーズ・ドライ加工をしたネスカフェであるが、やはり風味は劣化するようで、美味いコーヒーを淹れるためには保管状態が良いものを使うのがコツです。
ネスカフェには、劣化する成分もしっかり詰め込まれていると言えます。

バリスタで淹れたネスカフェは、クレマすら出ている本格コーヒーです。
ある人はこれで良いと言うかも知れません。
美味しいのは事実です。

味は、ドリップ系です。ややアッサリ目の味です。
ドルチェグストとかなり異なります。

欠点は、著拡張性に欠けることです。
ドルチェグストの様に、新型カプセルを追加、新しい味の飲み物を追加しましたというわけには行きません。

が、ネスカフェある限り、バリスタの価値は下がらないと思います。

 
商品のより詳しい情報は、下記のホームページにてご確認ください。
日本カフェポッド協会       http://www.jcap.jp ドルチェ・グスト / バリスタ    http://nestle.jp
 
■シリーズ 自分に合ったコーヒーメーカーを探そう!

01 初めに、あるいはコーヒーの基礎知識
02 コーヒー豆/粉より抽出するドリップ式コーヒーメーカー
03 デロンギ コーン式グラインダー KG364G
04 カフェポッド、コーヒーカプセル、ネスカフェ用コーヒーメーカー(本編)
05 エスプレッソマシン
06 コーヒーカプセル用エスプレッソマシン
07 ミルク四方山話








2013年6月19日

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