レポート

「剃り味がよく」「使いやすく」「安い」、三拍子揃ったシェーバー「IZUMI 4枚刃 IZF-V758-G」【太鼓判認定】


初めて見た時の感想は、「お前はザクか?」
初めて剃った時の感想は、「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」
値札を見た時の感想は、「安すぎるだろー!」
スゴいシェーバーがあったものです!
■男は”ザク”
ここで、”ザク”というのは、桜鍋に入れる具のこと・・・ではありません。
機動戦士ガンダムに登場する、ジオン軍の量産型モビルスーツのことです。ガンダムのやられ役として大量に出てくると言うことで「雑魚(ザコ)」、そして軍靴の響き「ザックザック」から「ザク」と名付けたそうです。

しかし、このザク、かなりカッコイイ。劇場版でモノアイ(ガンダムが二つ目に対し、ザクは一つ目)が映し出された瞬間、会場から「ウォ!」っという歓声のような声がしましたが、そのことでも分かります。

その色がそのまま使われている、「IZUMI 4枚刃 IZF-V758-G」。
見た瞬間、すごく惹かれるものがありました。

洗練されたハードさが感じられる本体。
Gショックと似たイメージがある。


■男は”ミルスペック”
シェーバーは、ブラック、シルバーを中心に、カラー・バリエーションを作るのですが、それでもグリーン、オリーブ・グリーンは珍しい。これはIZF-V758の特長と関係があります。

米軍の”ミルスペック(MIL-SPEC)”に準拠しているのです。
通称、ミルスペックと呼ばれる規格の正式名称は、United States Military Standard。米軍が必要とする物資を調達する時に、その物資が満たしていることが必要なスペックを言います。
日本の某政治家が、災害時「想定外」という言葉を使いましたが、バカな使い方です。軍事と災害で想定外は、死者が出ること、場合によっては全滅を意味します。そんな時に使われる装備。100円ショップでも悪くはないのですが、もしもの時に耐えられないとアウト。生命の危機にさらされます。そのための規格が、ミルスペックです。

ミルスペックは、多岐に渡りますが、その中でもっともポピュラーなのは、耐環境性試験の規格であるMIL-STD-810に準拠した試験実績でしょう。
MIL-STD-810は実に多くのスペックを盛り込んでいますが、多くの場合は、その内から数項目を選択、テストを行い、クリアした場合は「準拠」をうたうわけです。

「IZUMI 4枚刃 IZF-V758-G」で、テストが行われたのは、13項目。
表を見ていただくと分かりますが、ちょっと凄まじい数字が並んでいます。
例えば、No.13の衝撃テスト。なんと40G。これは200km/hrの速度でコンリート壁に激突するのと同じそうです。このような状況で、生還した人もいたようですが、眼球の毛細血管が破裂。まる一日、目が見えなかったそうです。

実にタフなシェーバーです。

 
■ザクとは違うのだよ、ザクとは! ~刃の当たり~ どんなタフな男でも、鍛えようがないところが幾つかあります。実は「皮膚」もその一つ。「筋肉」とは関係ない部位ですからね。

カミソリ負けという言葉があるように、見た目で判断できないのが、刃の当たりです。当たりが弱いと、肌が強い人からは「深剃りができない」と文句が出ますし、当たりが強すぎカミソリを負けをしたら、本当に大変。かきむしりたくなります。私なども敏感な方で、合っていないシェーバーに出会うと、頬が真っ赤になり、熱を持ちます。そんな時、シーブリーズで冷ますのですが、ひどい場合は余り効きません。

ですが、IZF-V758は、よく剃れる対し、優しい当たりです。軽く当てても、2、3度往復させるとキレイに剃ることができます。私ぼ肌でも大丈夫だったので、ほとんどの人はOKだと思います。

外刃(約1年交換)
型番:SO-V757、価格:3,000円(税抜)


内刃(約2年交換)
型番:SI-V55、価格:1,800円(税抜)


しかしチェックして驚いたのはマニュアルのこの文言。「お知らせ 押し当てる力は400gを目安にしてください。」とあります。これには参りました。漫才なら「わかるか、ボケ!」と突っ込みたくなるような状況です。

で、加えて「肌への押し当てが強すぎる(参考値:約800g以上)と、刃の摩耗が進みやすく、切れ味の低下や外刃破損のおそれがあります。」400gとか、800gとか、どうすれば分かるのでしょうか? また、外刃が破損するような場合は、肌にキズが付くでしょう。メーカーとしては、シェーバーの心配なのでしょうが、ユーザーの肌を先に心配するべきでしょう。

ま、それは兎も角、軽いタッチでも確実に剃れるのは、とても気に入りました。

 
■ヒゲをどこで剃るのかを決められる
シェーバーの楽なところは、「どこでも剃れる」ところです。
床屋の髭剃りを思い浮かべてください。蒸しタオルでヒゲを柔らかくし、シャボンを付けたウェット環境で剃ります。そうでないと、カミソリ負けしまうのです。このことから考えると、便利さを兼ね備えたが故に、シェーバーは肌に負担をかけていることが分かります。

ならば、ということで、開発されたのが「お風呂剃り」。
シェーバーに防水機能を持たせ、泡を付け、ウェット環境下で剃れるようにしたものです。
IZF-V758が準拠しているミルスペックの中には、防水機能もあります。
「水深1.5m浸水(30分)、18m/s風雨(30分)、高さ1m雨滴(15分)の防水試験を実施。」というスゴいテストで、お風呂でも、シャワーでもへいちゃらです。

お風呂剃り機能の便利なところは、自分の肌と相談しながら、ドライ環境下が良いのか、ウェット環境下が良いのか見極めることができることです。トライ&エラーで、自分のスタイルを決めることができます。

 
■スタイリングし易い「刃幅」のキワゾリ刃
IZF-V758も、他のシェーバー同様に、ヒゲの形を整えるキワゾリ刃が付いています。キワゾリ刃に要求されるのは、2つ。

1つは、ヒゲの長さを揃えられること。
もう1つは、形を整えられること。 です。

IZF-V758も、グルーミングコームで、0.5、2.0、4.0、6.0mmと4種類の長さに整えられる機能が付いています。セットはワンタッチではありませんが、一度長さを決めたら、そのまま対応すれば良いので、問題はありません。

「キワゾリ刃」に、透明な「グルーミングコーム」。
コームの高さを調整することにより、ヒゲの長さが決められる。


問題はもう1つの方、「形を整える」ことです。これはちょっと面倒です。というのは、シェーバーのヘッドは基本的に、「何回も往復させず、剃り残しなく、ヒゲを剃る」ために開発されています。別の言い方をすると、「肌との設置面積を大きく取る。」ということです。5枚刃などは、この設置面積と刃当たりの関係から導き出された回答でもあります。

形を整えるというのは、ヒゲのある部分とない部分の境目をはっきりさせることです。このため、一枚刃のカミソリの様に、刃が薄く、点で剃れるのがベスト。(カミソリは直線、人の顔は曲面ですから、刃は点で当たります。)これと同じ事をするのがキワゾリ刃です。

しかし、カミソリとキワゾリ刃は大いに違います。それはカミソリが持ち方により、自在な使い方ができるのに対し、シェーバーはワシ掴みに握りしめ、押しつける様に使うことが前提だからです。このため、境目と書きましたが、そこを見るのが難しい。これが難点となります。

ヘッドからの位置、刃幅も適切。使いやすい。
ちなみにキワゾリ刃使用時は、本刃に「ヘッドキャップ」をしておくこと。


このため、いいキワゾリ刃は、刃ができる限り、本体から離れており、刃幅が狭いのがいいです。その視点で見ると、IZF-V758は見事に、そちらの方向へ出来上がっています。実際使いやすいです。

 
■難題の置き場所には真摯なアプローチ
シェーバーの問題に置き場所があります。T字型のカミソリは、細く、最近の標準となった電気振動型のモノでも単4電池を入れるだけですから、場所は取りません。それに引き替え、シェーバーはゴッツい。どこに置くのかで、頭を悩まします。

一時期流行を見せたのが、「洗浄機」を設置する方法。防水機能と共に、買った人も多いと思います。突っ込んでおくと、キレイにもなるし、設置台としても使えるのですが、なんせ大きい。設置できない。しかも洗浄液にお金が掛かるなどのことから、市場は伸び悩みました。

 
IZF-V758の場合、ゴロンと寝かせて置いておく以外に、3つの置き方があります。
1)ヘッドキャップで立たせる
2)乾燥スタンドで立たせる
3)充電スタンドで立たせる
どれも、狭い処で置くための工夫がなされており、極めて好感が持てます。
ただし充電スタンドはAC接続時は、プラグ部分を折り曲げられませんので、約10cmの奥行きとなります。その場合は、向きを変えるなどで対応できるので、ご安心を。

ヘッドキャップで立たせた時


乾燥スタンドで立たせた時。


充電スタンドで立たせた時


プラグ部まで入れると、
奥行きは10cmとなる。


■バッテリー切れでも、まだ1回使用できる!
IZF-V758はバッテリーも強力なモノが使われています。リチウムイオン電池ですが、2時間の充電で28日×3分と、ほぼ1ヶ月充電なしで使えます。しかし、バッテリーを搭載している限り、切れることがあります。半分まで剃った時に切れると、変な顔なので外にも行けません。しかし、出の時間は決まっている・・・。「進退ここに極まったぁ」と見栄を切っても事態は収拾しません。

しかし、ご安心を!
IZF-V758は、1回分のリザーブ機能があります。確かに急場しのぎですが、ありなしで話が大きく変わります。

 
■生活家電.comの太鼓判 そして、IZF-V758には、もう一つ特長があります。それは、1万円を切るお手価格です。それでいて、MIL-SPECのタフさ、繊細な刃当たり、痒いところに手が届くような気配りと、実に素晴らしい。

謹んで、太鼓判推薦とさせていただきます。

 
商品のより詳しい情報は、泉精器製作所のホームページにてご確認ください。
https://www.izumi-products.co.jp/kaden/


 

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2019年1月30日

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