思うこと

丸の内の新オフィスは、ラスベガスのカジノに似る?


(株)オカムラ、ダイキン工業(株)、東京海上日動火災保険(株)、パナソニック(株)、ライオン(株)、(株)MyCity、アサヒビール(株)、 TOA(株)、TOTO(株)が協創し、会員型コワーキングスペース『point 0 marunouchi(ポイントゼロ マルノウチ)』の実証実験が始まりました。
■利用的なオフィス環境を目指すプロジェクト
今からの時代、オフィスの形態が変わると言われています。今や「能力の時代」。会社は従業員のポテンシャルをいかに出すのかが問われます。手っ取り早いのは「高報酬」ですね。しかし、それでだけではダメです。仕事をする環境が大事。

今回の会員型コワーキングスペース『point 0 marunouchi(ポイントゼロ マルノウチ)』は、理想と思えるオフィスを10社で作り、会員に提供、より理想にしようという試みです。

個別の説明は省きますが、全員で年俸総計:数億円。
すごい顔ぶれです。


アサヒビールが入っているのは、軽アルコールを含むカフェ業のためですし、気分転換のシャワーなどはTOTOというわけです。

家電で有名な2社の内、ダイキンはエアコンを含む空調関連。そしてパナソニックは主に照明を担当します。

オフィス入口。


 
■オフィスとサロン
サラリーマンをしたことのある人は分かると思いますが、仕事は大きく3つに大別されます。分かりやすいのは、実務。書類書きなど、いわゆるしなければならない仕事です。次は、会議。これは方向性を決めるのに必要なことです。

しかし、曖昧な中で最も重要なのは、「アイディア出しと叩き」です。会議の前哨戦、もしくは会議と実務のつなぎと言えるモノですが、ここが重要です。

最もクリエイティブな仕事です。ここが上手く行かないと、その他の所も上手く回りません。また、一人ですべきとこもあるでしょうし、多人数ですべきところでもあります。

もっともリラックスかつ集中すべきところです。

少人数で、会話しながら仕事を練り上げていく場。
特長は、やや暗い中、スポットがあたっていること。緑が多いこと。


真夏でも木漏れ日と化しそうな、緑の強さ。


ダミーでなく本物の緑。


これに近いところを上げると、「サロン」「カフェ」文化があります。
サロンは元々応接室の意味で、そこに人を招き、楽しむものでしたが、ゲストがいいとスゴいレベルの高い会話がなされます。漫画で言うとライバルのやることを見て、主人公がやる気を出すようなモノです。当然、新しい文化が生まれます。

それを大衆レベルに引き下げたのが、カフェです。ヨーロッパのカフェは面白く、必ず路上まで占領するのがもっぱら。日本なら白い眼で睨まれそうですが、向こうは、名が通った都市でも、東京のような混雑はありません。

この様な席には、固定客がいることが多いです。これを中心に、顧客が集まり、いろいろな話が出てくるのです。

少なくとも、今のように「スマホ」「パソコン」と睨めっこするのがカフェの本質ではありません。

Phone Booth(電話部屋)。
何故、電話中、人はあれだけ傍若無人になるのだろうか?


室内は何にもない。早く出ろと言うことか・・・。


point 0 marunouchiは、この生産効率が上げにくい「アイディア出しと叩き」を重視した作りになっています。
 
■照明はスポットで
日本のオフィスは、蛍光灯が主流。隅々まで明るいことが求められます。どこでも平均して見えやすいのは、悪くないのですが、集中が途切れると、別のモノが視界に入るので、そんなに望ましい環境と言うことはできません。

では、集中をとぎらせない環境などあるのでしょうか?

私が知っているのは、ラスベガスのカジノです。通路は薄暗く、テーブルの上だけ明るい。ギャンブル自体、熱くなる要素を秘めているのですが、そこだけに集中しろと言わんばかりの照明です。

しかも、全体の雰囲気は、昼でも暗め。非日常空間。アメリカでは「地上の天国は、ハワイとラスベガス」と言われますが、まさに、砂漠の真ん中に、こんなところがあろうとはという感じです。

オフィスとは思えないシェード。緑と相まってイイ感じ。


 

ボックスに収められたソファ。なかなか、演出もいい。


今回の照明はスポット型です。これは実験的であるために、この様にしたのかも知れませんが、蛍光灯と異なる強みを見ることができます。

少なくとも集中力は上がります。

今回は、照明を例に取りましたが、心底効率化された事務所にするためには、いろいろな工夫が必要。そのためには、仕事とギャンブルのように、かけ離れたところで使われている技術が融合するのだなぁと思いました。

共通項は「人」。有り体に言うと、科学も技術も、人があってこそ。また人の世も完成などしていません。これからも、全力で足掻く必要がありそうだと、このオフィスで思いましたね。

カラオケルームに似た部屋も・・・


作業用の机もスポットライト。


対面机の場合、中央にステック型のライト。
LEDの高い自由度が活かされている。


アサヒビール担当のカフェコーナー(部分)。
お披露目時は、ウォッカーベースのソーダ割り。
時期によっては、クラフトビールも考えているとのこと。ノンアルもあります。
もちろん、カフェですからコーヒー主役。


静かの場。仕事に疲れた人が休息するエリア。


瞑想室。どちらかというと、サウナ上がりの休憩室の様。
広く見えるがカーテンの部分以降は、鏡像。


仮眠室。30分までだが、きちんと起きられるように、
照明が設定されている。


廊下のコピー機。
違和感を覚えるほど、デザインが悪い。
業務用品もデザインが問われる時代に。


 
詳しい情報は、以下のホームページにてご確認ください。
https://www.point0.work
 

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2019年7月15日

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