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春の息吹を伝えるクレープ!
T-falのクレープパン発売イベント、「フレンチ・クレープデー」


文化ある国は、いろいろな行事が付いて廻ります。
フランスにも、そんな風習が。
2月2日は、国民がクレープを食べるそうです。
理由は「春だから。」なそうですが、T-falがイベント、「フレンチ・クレープデー」を開催しました。
ヨーロッパ、特に北のエリア、といってもスカンジナビア半島ではなく、単に国の北部という意味なのですが、兎に角、冬が厳しい。オランダに冬出張した時、日の出が AM8:00過ぎ、日の入りは PM4:00。真面目にビジネスをしていると、お日様を拝むことも出来ません。

このためでしょうか、この地方、窓は大きいですし、ドイツ人は窓が汚れていることを許さないという嘘のような話があるほどです。
この間の夏も、9月1日に、ベルリンの近く湖の側でいろいろ話をしている時に、湖でガンガン一般人が泳いでいるのを見た時にはビックリ。
水はもうかなり冷たいのにです。

聞くと「皆、お日様が好きなんだよ。もうじき冬が来るしね。」との回答。
そんな感じのエリアです。

さて、そんな国ですから、春の訪れは、大歓迎なわけです。
それが、2月2日は、「フレンチ・クレープデー」だそうで、今年、T-falにより紹介されました。
何故、クレープかというと、「色」と「形」がポイント。
黄色くて、丸い。
新婚の頑張りすぎた翌日の謎かけみたいな感じもしますが、答えは「太陽」。
太陽の復帰を、太陽を模したクレープで祝おうと言うわけです。

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当日は、キリスト教では、聖燭祭。イエス・キリストが聖母マリアとナザレのヨセフによって神殿に連れて来られた日とされていますが、これとの関わり合いは薄く、どちらかというとシャーマニズム(太陽信仰)の世界でしょう。

2月2日と言うと、2月3日の1日前、2月4日の2日前。
2月3日が節分。もともと節分は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。で年4回だったのですが、江戸時代に今の形になったそうです。
そして、2月4日は立春。
春の訪れとされる東風(こち)を待ち望むわけです。

ついでに、東風と言えば、「飛梅伝説」です。
学問の神様として有名な菅原道真公。心底頭が良かったようですが、時の権力者、藤原氏に陥れられ失脚、太宰府へ流されます。
庭で可愛がっていた三本の樹木、桜は悲しみにくれ、枯れてしまったそうです。
が、松と梅は主人の後を追います。宙を飛ぶのです。
松は残念ながら、途中で力尽きて、摂津国八部郡板宿に根を下ろします。後世「飛松岡」と呼ばれます。
そして、梅は見事に、太宰府へ。

東風ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ

と詠んだ主人を慕い、今でも見事な花を2月中頃に咲かせます。

 
閑話休題

春恋しという気持ちは、フランスだけでなく、日本にもあるということです。

 
■クレープ
日本の場合、クレープというと東京 原宿の甘い香りのスイーツを思い浮かべると思います。

が、フランスでは違いますね。
単純に薄いパンケーキ。
それに、ありとあらゆるモノを包み込んで食べます。

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典型的なクレープの写真。薄いので大量に重ねてとるのがポイント。


フランス北西部のブルターニュが発祥。
ですが、このエリア、そんな豊かな土地柄ではありません。
作ったのは「蕎麦」。これは日本と同じですね。米、小麦が取れるのは、やはり山の奥にあろうとも、少々大変でもいい土地なのです。それができないと、「蕎麦」「粟(あわ)」「稗(ひえ)」を育てます。

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赤い部分がブルターニュ。一面の小麦・・・ではなく、蕎麦畑。


ブルターニュは「蕎麦」。それを粉にして薄く丸く焼き、真ん中にいろいろなモノをトッピング、端を折り畳み、正方形にしてできあがりです。ガレットと言います。ガレットとは「薄く丸いもの」。

それがルイ13世の時代、この地を狩りで訪れた王妃が気に入って、宮廷で再現されます。
蕎麦粉は小麦粉に変えられ、水と塩のみ入れられていたレシピに、ミルク、バター、卵、砂糖が加わります。
それでできたのがクレープ(「絹のような」という意)。
郷土料理が、宮廷料理に進化したわけです。

 
クレープは飲み物も決まっています。
シードルという発泡りんご酒。当然ブルターニュ名産です。

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シードル。発泡酒なので
シャンパンと同じ栓の仕方。
フランスでは前のボールで
飲むことも多い。


■クレープ・パン
今回のT-falのクレープ・パンは、いろいろな意味で感心してしまいました。。

DSCF0464 まずは、大きさ。
28cm。
私が通常使うプライパンは24cmなので、径で4cmも大きいです。
クレープは、いろいろなモノを包むということを考えると、クレームのサイズは大きい方が有利で。いろいろなモノが包めます。

次の特長は、厚みがほとんどないことです。
クレープの薄さを考えると、これ位の厚みでいいのだが、これは重要なポイントです。
それは重さ。軽くなるからです。
クレープは、パンを操作し、「くるっ」とひっくり返して作る。
28cmで普通の厚みだと、重くてしようがないわけです。

 
その上、T-falのフライパンに共通の特長もすごく有効。

1つは、「チタン・プレミアコーティング」。
24cmのT-falのフライパンを、ここ1年使っていますが、使用感は使い始めと変わらず良好。
まぁ、油を使いません。
目玉焼きも、フライパンを勢いよくずらすと、スルっと移動します。このため皿に入れるのも、フライ返しを使いません。洗い物が一つ減って楽という感じです。
これを実地で見た、今回のイベントゲスト 優香さんは「やってみたい!」(文字に書くとダメですね、言い方は、「貸して、貸して、やらして、やらして」です。)とコメント。

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笑顔が「太陽」を思わせる優香さん。クレープが似合う人!


しかも、T-falのコーディング、何度か焼いている時、肉に対しナイフを使いました。コーティングにキズが付くと、そこからハガレが始まりますので、絶対にしてはならないのですが、面倒臭い時にはつい・・・。
今のところ全く問題なし。
まさにタフ。

 
2つめは、焼くタイミングが分かるマークがパンの中央にほどこされていることです。
その昔は、パンを十分加熱したところで、濡れ布巾でちょっと冷やすと言われていましたが、これはそんなこと考えなくても大丈夫です。

DSCF0467 とどめは、パン裏のイラスト。
エッフエル塔に、パリジェンヌ、そしてクレープ。
汚れるかも知れない裏面に、このイラスト。
実用品が、オシャレ・グッズになった様。

 
■レッツ・クレープ・パーティ
昼下がり。友だちを招いたりした時、クレープは大いに役に立ちます。
単純に言うと、極薄のパンケーキ。
その場で、いろいろなモノをトッピングして楽しむわけです。

今回、三人のシェフにより、いろいろなクレープが出されましたが、それが私の結論です。
先ほど、パンケーキと書きましたが、ピザと言い換えてもイイです。
ピザもトッピングにより無限の可能性を秘めています。
おにぎりもそうですね。
オーソドックスから、新メニューまで

ただし生地に注意してくださいね。トッピングの味が強い場合は、生地の味は塩味を基本に、少し隠し味を、必ずしも砂糖は必要ありません。

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こんな感じの、飾り付けもあり!


また、合わせるお酒、シードルは、アルコール度数:2〜5%。
超軽めのお酒で、後に残りません。
こちらも昼下がりのパーティーにぴったり。

 
■さて、クレープは流行るか?
2月3日に食べることが多くなった恵方巻き。
これは、大阪の花柳界の風習らしいです。今の流行は、お店の努力の賜物。
どこへ行っても、ポスターが貼ってあります。
そういう意味では、「土用の丑の日」の鰻となんら変わりません。

さて、このクレープの対抗馬はというと、多数ですね。
パンケーキもそうですし、たこ焼きもそうです。
もんじゃ、お好み焼きも入れてイイかも知れません。

しかし、粉モノを焼いてのパーティは多いですね。
その一つとしてあると思いますが、やはり、日本だと原宿系のクレープを基本に展開するのでしょうね。これだと恵方巻きより、女の子は違和感がないのではと思います。

 
そうそう、原宿のクレープというと・・・。
T-falがこんな動画も出しています。
小洒落た感じのピアノに乗って、みなさんもどうぞ。



 
商品のより詳しい情報は、CLUB T-falのホームページにてご確認ください。
http://www.club.t-fal.co.jp

2017年2月4日

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