新製品

ハイアール AQUA
新型洗濯機、冷蔵庫発表会(後編)


続いて、新型冷蔵庫 AQR-FG50Cです。
401L以上の内容積を持つ冷蔵庫は、超大型と言われるカテゴリー分類をされています。現在はメイン市場で有り、ここで名を馳せない限り、認められたとは言えない状況にあります。
AQUAは、今回の新製品 AQR-FG50Cで当カテゴリーに参入しました。
力の入った製品をご紹介します。

 
■オープン冷蔵ショーケースの主力技術を導入! 独自の「スマートエアカーテン」機能

スーパーではすっかりお馴染みなった「オープン冷蔵ショーケース」。
昭和30年位の人が、現代にタイムスリップしたらビックリするものの1つだと思います。

これを可能にしている技術が「エアカーテン」。
上から下へ空気を循環させることにより、空気の壁を作り冷気を閉じ込める方法です。

AQUAはこの技術を、省エネ&鮮度アップのために、新型冷蔵庫に取り入れています。

冷蔵庫は24時間連続使用される家電です。このためHEMSホーム・エレクトロニクス・マネージメント・システムの略。家庭の電気管理を一手に引き受けるシステム。国の省エネルギー施策でも重要視されている。でも、必ず対応すべき家電「必ず」としてあげられている家電は冷蔵庫と照明。省エネの代名詞のように言われるエアコン、TVは入っていない。としてあげられています。

冷蔵庫の省エネのポイントは、中身の出し入れをいかにスムーズに行い、扉が開いている時間を短くするかです。

「3秒ルール」を設けているご家庭もあるかも知れませんし、冷蔵庫メーカーも長時間開けっ放しだとブザーが鳴るなどの機能を取り入れてきました。

しかし買い物から帰って来て、食材を冷蔵庫に入れるとなると、それなり時間が掛かります。3秒というわけにはいきません。
その間、冷蔵庫の冷気が逃げてしまうわけですが、食材を冷蔵庫に入れるためには、扉を開けないわけには行きません。

AQUAは独自の「スマートエアカーテン」で対応ですね。
60秒間エアーカーテンが作動し、冷気の逃げを最小に押さえる仕組みです。

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左)スマートエアーカーテンの吹き出し口、右)スマートエアーカーテンのイメージ図


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左)実際にスマートエアーカーテンが作動している様子。
右)60秒で冷蔵庫に入れることができる量。


扉を開け60秒後、エアカーテンがない場合、庫内は4℃から15℃(東京だと10月の平均気温が18.5℃)まで温度が上がります。
エアカーテン有りだと10℃(東京だと12月の平均気温が8.7℃)。

秋と冬の気温差位ありますので、かなりの差です。

扉を閉めてやると庫内温度は下がるわけですが、そこでも差がでます。
開けた時、閉めた時、双方で省エネと言うわけです。

Scan 1 さらに温度変化が少ないということは、中の食材鮮度も長持ちします。
数値的にもきちんと差が出ます。

Scan 2  
 
 
 
 
 
 
 
■ありそうでなかった「トリプルフレッシュルーム」

皆さんは、フレッシュルームをどのようにお使いですか?
使いやすい位置にあるので、かなり便利使いされていませんか?
食材だけでなく、残り物を皿ごと入れられたりもされていると思います。

今まで内容量が増えるに従いフレッシュルームは容量アップしてきました。しかしその実態はどうでしょうか?
増えた容積の分だけ、使い勝手が良くなっていないのが現状です。
それは面積より、高さ方向の増加分が大きいからです。

確かに、高さが必要な食材はあります。
しかし実際は、高さより置ける面積が増えた方が使いやすいのが現実です。

AOUAのフレッシュルームは、それを考慮した設計にしています。
3ルーム構成です。高さは缶ビールが入る高さと言えば、お分かり頂けましょうか。
とても使いやすくなったと思います。

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左)2段、3室のフレッシュルーム構成、右)実際に入る食材の量


 
■4倍速冷凍可能にする「ジェットフリージング」

DSCF4620専用のファンとアルミトレイの組み合わせで一気に冷凍させる冷凍庫を落ちます。
また、その下段にある冷凍庫もアルミトレイを持ちます。
ホームフリージングを考えた構成です。

 
さらに言えば、
自動製氷機は給水経路をすべて外して洗えるタイプ。
また製氷ユニット自体取り外し、冷凍室と使えるので、氷は買ってくる人にとっても使い勝手がいいです。

棚は収納物が見やすく、手入れがし易い強化ガラス仕様。

ドアラックは、2Lのペットボトルはもとより、一升瓶も考慮した設計。

野菜の老化を防止するエチレンガスカットフィルター付きです。

 
■AQUAデザイン

現在、リビングとダイニングの境界線は曖昧です。
というより、「食」は人生の大きな楽しみなので、この形式が当たり前なのかも知れません。
カウンターで食べる時の醍醐味は、目の前で料理されることですし・・・。

となると冷蔵庫もリビング進出です。と言うよりリビングに出しても可笑しくないデザインが要求されます。
これを踏まえ、昨今ガラストップが当たり前になっています。

AQUAはこれを一歩進めています。
ガラストップを填める枠が分からないようにしてあります。
操作パネルは、タッチするまで表示されません。

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左)フレームレスガラストップのAQR-FG50C、右)タッチすると見える操作パネル


つまり美しい直方体なのです。

直方体をもっとも上手く使っているのは、アメリカですね。
そのため、個人的にはちょっと異国の感じがします。
しかし単なる直方体ではありません。扉の線でアクセントを付けています。
しかもガラスの枠がないので、非常に流れが良いです。

ブラウンは書斎にも良いかも知れません。秘蔵の日本酒と摘まみを入れておき、友と楽しむ等ということができます。

AQUAは、「Authentic Question, Unique Answer」(本質的な課題を、ユニークな技術で解決する)を掲げております。
冷蔵庫の特長は「目に付く」「毎日使う」「長く、同じ場所で使う」です。
となると「使い勝手がよい」「古びない」がポイントです。

デザイン的に定評があるAQUAですが、今回の冷蔵庫もかなりいけていると思います。

 
■最後に

前編、後編に分けて、AQUAのフラッグシップのレポートをさせて頂きました。
洗濯機は黄ばみを落とすという根本的な要求に、冷蔵庫は庫内温度を上げたくないという根本的な要求に、それぞれお湯洗い、エアカーテンというユニークな技術で見事な解答を出しています。

近々、洗濯機と冷蔵庫を買い換える可能性がある方は、一度AQUAの製品をご覧になることをお勧めします。

 
ちなみにAQUAのCMキャラクターは、あの「小泉今日子」。
CMはキョンキョンが小さくなって・・・だそうですが、まだ内緒とのこと。
こちらも面白そうです。

尚、仕様など詳しい情報は、ハイアールアクアのホームページでご確認願います。
http://aqua-has.com

2013年11月3日

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