レポート

【2021 PC 02】5万以下の安価ノートPCは、仕事に使えるのか?
マウスコンピューター mouse C1を試す。


昔、1998年に安いコンピューターは、どんなモノだろうかと考えたことがあります。Win98がリリースされた時代です。その時代、パソコンが台数的にも、性能的にも伸びていた時代。新製品は、前のものより高性能な上、しかも価格は安くなるという、それまで体験していない経験をしたものです。この状態は、以降かなり長く続きます。このため「PCは、最新版を欲しいと思った時に買うのがいい」とされてきました。

マウスコンピューター mouse C1。
国産ノートブックPC。39,800円(税込)〜という最廉価モデル。


いつしかペルチェ素子CMは、会社は当然、学校でも必需品とされるようになりました。同時に、PCの使い方も、ほぼ決まり、「動画扱わなければ、これもOK」と言われるモデルが散見されるようになりました。

そして今、「新品」「安い」「基本全部に使える」というPCがリリースされるようになりました。マウスコンピューター「mouse C1」もその一つです。

 
◾️パーソナル家電のポイント 5万円以下
「安い。」です。一つの目安は、パーソナル家電は5万円以下ということです。5万円というのは、無理して買ってもなんとかなる価格です。このため一人用の多くの家電は5万円以下です。5万円以上の家電の多くは複数人数で使います。5万円×使用人数です。こちらは、リビング家電の多くに当てはまります。テレビ、エアコン、冷蔵庫です。

さて、とは言うもののの、「パーソナル(個人用)」とあるのに、5万円を超えて当たり前の機器がありました。そうです。パーソナル・コンピューターことパソコン、PCです。

数千円ならともかく、5万円以上が当たり前の場合、学校教材としても適していません。人数分配布できないのです。要するに高すぎるシステムなのです。今、生活に必要な家電をリストアップしてみると、パソコン、及び周辺機器、スマホ関係の価格が突出しています。これらは、エンターテイメント系のクリエイティブとも深く関わるので、その価格、特にスマートホンの国内価格は、やはり可笑しい。国民の文化的な生活を守るために政府も動くわけです。

ちなみに、国民の義務である納税。私も毎年青色申告しますが、申告にはPCもしくはスマートホンからということになっています。CPUに高い能力は必要ないのですが、ネットでアクセスできる、セキュリティーが守れるなどが必要です。

中央に輝く「チーズ」。
穴あきチーズは、アニメ「トムとジェリー」でチーズのアイコンの様に用いられるが、
穴が空いているチーズはほとんどなく、スイスのエメンタールチーズが有名。


 
◾️今ドキなら、動画編集はともかく、動画再生は、それなりにできること。
では、税込でも5万円を切る価格で手に入る「mouse C1」。どの位の性能があれば、OKを出せるのでしょうか?

私は、今ドキのパソコンはクリエティブ行為(テキスト、音声、静止画、動画が編集編集できること)に適しているかどうかが重要だと思っております。テキスト、音声、静止画、動画と書きましたが、大体、4〜5倍くらいの処理能力がいると考えてください。その間のハードルは並ではないのです。

このうち、余り重要視されないのは「動画編集」です。ネット動画は、90秒以下の素材を幾つか並べ編集。5分以内に納めると見やすいです。そしてYoutube、TV、映画と教科書になるものも揃っています。ところが、動画編集は、実に手間がかかるのです。実際、映画のようなカメラワークをしようとしたら、何台ものカメラで、いろいろな動画を抑えなければ同じことはできないことがわかります。機材、時間のない人には実にハードルが高い。

またパソコン的にもハードルが高いのです。私のPCは、目一杯メモリを積んでいます。そのレベルでないと編集に時間がかかつことが多いからです。編集ソフトサイドもいろいろな技術を駆使していますが、いろいろな素材からシーンを引っ張ってくる場合、やはりメモリなどは必要です。

このため「mouse C1」は、動画再生までをマスト条件。動画編集は参考に留めることにしました。

液晶パネルは、11.6型 HDノングレア (1,366×768/ LEDバックライト)。
2Kに達していないが、画面が小さいため、気になるレベルではない。
最新なら必ずアピールされる狭額縁でもない。つまり安いってこと。


 
◾️実際に、使ってみると・・・
OSはWindows 10が予めインストールされています。
PCを初めて使う人なら、それでもいいと思いますが、今までPCを使って来た人は、それだけではスムーズに使えません。今まで使ってきた環境を移植する必要があります。

今までOSにWindowsを使って来た人なら、OSがフォローしてくれます。
ちょっと厄介なのは、Macからの移植。これはちょっと手間がかかります。Macを使っていた私が、辞書、ブックマーク、アドレス帳などを移管し、それなりに使いやすくするために要した時間は約2時間。ネットで方法を確認しつつ行ったのでちょっと時間がかかりました。

ただ、このC1、この様な場合にかなり有利です。私の様にWiFiを使う人もいるでしょうが、USBメモリを使う人もいると思います。そんな時、最新の機種であればあるほど、レガシーの端子を切り捨てます。例えば、USB-Cには対応しているけど、USB-Bの端子は付けないなどです。C1は、PCの両サイドに「これでもか」と言わんばかりに端子が付けられています。ちょっと呆れるほど。しかし、これ、尖った仕様でない分、どこででも使えるって感じです。ちょっといいです。

スペースあれば端子というほど、埋め込まれている。
ただし、設計的には無理をさせていない。つまり壊れにくいモデルでもある。


環境設定が終わったら、次は、動かしてみます。

まず、テキスト、静止画までは余り問題はありません。ここで言う静止画は、iPhone8で撮影した静止画。5〜6MB/枚の容量です。そして動画再生もOK。実は、動画再生は、同じコンテンツを見ている限り、結構問題が出にくいです。頭の待ち時間に、もたつきなく全編観ることができるように調整するからですが…。普通に使えるなぁと言うのが第一印象でした。

 
しかし、使い込むうちに、ちょっときついところがありました。それが、「ネットサーフィン」。ほんの少しですが、映像描写が遅めなのです。

 
◾️PCが速くなければならない理由
私は職業柄、そういうことを最低に抑えるシステムを使っています。考えを途切らせたくないというのが理由です。多分このちょっと遅めの描写、ほとんどの人は意に介さないと思いますが、まぁそこはプロですので…。逆な言い方をすると、絶対的時間より、感覚的に違和感がでない時間内に処理するというのに、膨大なお金をかけていることがわかります。

幼い時に「何が一番速いのか」比較した本を読んだことがあります。その時の結論は、「インスピレーション」。いわゆる「閃き」です。どこを起点にして、どこを終点にして測るのかは、いろいろな意見がありますが、人の思考=クリエイティブ力を支えるハードは早くなければ務まりません。「自分のリズム」という言い方もできますが、適合は、大いに悩むところです。

が、PCの進化は、扱う情報の拡大に加え、思考速さに対応するため時間も含めて効率を求める人、自分のリズムでクリエイティブ活動したい人は、自分の意思を貫くために、お金を払ってください。mouse C1はあくまでも基本なのです。また、それぞれのパーツのクオリティは、それなりのレベルです。

付属の充電器。これまたありきたり。
安いし、代用品も見つけやすい。


 
◾️mouse C1の存在意義
こう書きましたが、この価格で欠点がないのはすごいことです。廉価モデルにありがちな、ここだけは特徴を持たせようという色気を封じ、その分、徹底的に使い勝手のバランスと価格を追求した、したたかなモデルということができます。そう「したたか」という言葉が似合う、山椒は小粒でもピリリと辛い、侮れないモデルと言えます。

青色申告などすると、よくわかりますが、デジタルガジェットとして一つ持つなら「とりあえずスマートフォン」となるような仕組みが構築されつつあります。願わくば、OSもそうですが、ハードも日本製としたい!しかし、もはやほとんどの日本メーカーに昔のような矜持はありません。すこぶる残念なことだな、と日々感じています。

このように、海外スマホ全盛になりつつありますが、それでも「パソコン」は無くなりません。理由は簡単です。パソコンは「最速のクリエイティブ・ガジェット」だからです。要するに長時間、快適に、いろいろな作業が続けられるガジェットはスマートフォンではなくパソコンなのです。

ならば、パソコンは一家に一台というわけですが、パソコンのパソは、パーソナル。個人用なので、一人一台が理想的。一台10万円とすると、3人家族で30万円。複雑な作業が必要となり、いいパソコンを家族分揃えるとなると、大いなる出費となります。

実際本日も、コロナ禍で小中学生にオンライン授業をしたいのだが、機材が用意できない旨の記事が掲載されました。現在、小学生:約630万人、中学生:約321万人と言いますので、合わせて約1000万人。

消費税値上げした分、必要者にC1を配布すれば、ハード的にはいいのではないかと考えるのは私だけでしょうか?

 
◾️「mouse C1」どんな人におすすめか
大きく2つあると思います。まず、パソコンを時たましか使わず、動画編集をしない人は、メインでもいけると思います。また、ちょっとおっとり、はんなりした人も、普段使いでいけます。ただし、メインで使っていると、不満が出てくる可能性はあります。高性能モデルが欲しくなると思います。

 
あともう一つは、緊急用ですね。メインパソコンが壊れた時などの、フォロー用です。
この時のポイントは、ネット上にデーターを置いておき、呼び出せる様にしておくことです。パソコンを毎日使っていると、データは膨大になります。アドレス帳、ブックマーク、パスワードなどです。

パソコンのトラブルは、忙しいときに限ってやってきます。それを見越しての、セカンドパソコンとしては、かなりイイです。供えあれば憂いなし。そのためには、設定のメインデータをバックアップにしておくには、SSDでもあり、かなりイイと思いました。

商品のより詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
https://www.mouse-jp.co.jp/m-book/c1/?intid=top2_recommend_2003C1-CELGLK_3_top#c1
 

 
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2021年2月8日

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