レポート

【試食】菊水「ふなぐち」に合うつま缶は何か?
03 「広島県産 かき 燻製油漬け」、「コンビーフ ユッケ風」、「日本近海獲り ハバネロサーディン」を試食


今回で、第三回目。「広島県産 かき 燻製油漬け」、「コンビーフ ユッケ風」、「日本近海獲り ハバネロサーディン」の試食です。
 
◾️広島県産 かき 燻製油漬け
 
広島県産の牡蠣を、岩手で加工した缶詰。今回は、人気漫画「山と食欲と私」とのコラボ。幼い頃、広島県民だった自分から言わせていただきますと、牡蠣はある意味鮮度命。生牡蠣、焼き牡蠣、土手鍋がベスト3です。あとかきフライも死ぬ程美味です。
缶詰は、いろいろな風味を閉じ込める事ができますが、これを上回ることは・・・。

ないですね。まあ、日本の場合、常温で食べるのは生もの位で、あとは温かい物がうまいです。

 
が、これはなかなかのもの。ベスト3&かきフライには及ばないにせよ、かなかなのものです。ただ単独では、褒め称えるほどは美味しくなく。プラス バケット、プラス パスタなら色々変わります。要するに、牡蠣の燻製は、ベスト料理ではないということです。
パッケージは、人気漫画 信濃川日出雄氏の「山と食欲と私」とのコラボ。この漫画、単独登山女子 日々野鮎美の登山を描いたものですが、その中でも食に焦点を当てたものです。彼女なら何に合わせるかなと思うと、白ワイン。牡蠣の燻製はそんな感じです。

【結論】
それなりの味はあるのだが、ベストマリアージュには足らない。

 
◾️コンビーフ ユッケ風
ごま油にトウバンジャンを入れ込んで作ったコンビーフ。これは旨い。味のノリもよく、「ふなぐち」にも合う。日本酒は一見、味が濃い、特に辛いものには合わないよう思うかもしれませんが、実はかなり相性がいいです。

コンビーフは肉缶詰の定番ですが、中でもこれはよくねられた製品です。特に味には感心しました。また内容量:80gとかなりたっぷりです。ただし歯応えがないので、80gは少々多いかもしれません。

【結論】
マリアージュ候補。

 
◾️日本近海獲り ハバネロサーディン
オイルサーディン(小イワシ)は、魚缶詰の定番。この缶詰は別の意味でも有名です。
それは、古ければ古いほど味が旨くなることです。このため通は、賞味期限切れの缶が錆びたような、古い缶を探すと言います。日本人なら賞味期限がどうこう、消費期限がどうこうとなりますが、むこうは「熟成文化」。缶にある数値などものともしません。

これの極端なのが、ニシンの缶詰、シュールストレミング。世界一臭い食品。あまりの臭さに街中で食するのは禁止。森の中で、小屋を作って食べるそうです。なんか壮絶。

オイルサーディンは、そんなことありません。
フタを開けると、小イワシギッシリ。缶詰はこうあって欲しいという感じで詰まっています。匂いはあまりしません。一口食べると、うん美味しい。くさくなどありません。そして辛くもありません。

そして、2〜3匹食べたところで、ホッカホッカの辛味が・・・。でも、これが合うんです。日本酒に。かなり美味い缶詰。ちょっと人に勧めたくなる一品です。

【結論】
マリアージュ候補。

 
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2020年7月4日

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