新製品

シャープ プラズマクラスター搭載
加湿空気清浄機・ヒートイオンファン 新製品発表会


8月27日、シャープは、プラズマクラスター搭載の加湿空気清浄機・ヒートイオンファンの新製品発表会を行いました。
■空気清浄機は、どの時期に使うのか?杉花粉 少しなら薬、過ぎたるは毒・・・。少々物騒動な表現ですが、「花粉」「黄砂」「PM2.5」等の報道を聞く度にそう思います。
林業のためということで、多量の杉を植樹。春先になると大量の杉花粉が飛びます。山は黄色。花粉症発生。
昔のように、春先に引っ越し。新しい畳の上に横になり、そよ風を感じる。なんて事がなくなりました。

逆に今や、都市エリアでの外気は、積極的に家の中に取り入れる物でなくなりつつあります。
これに拍車を掛けているのが、住環境。特にサッシがもたらした密閉空間は、それまであった寒い時には「目張り」という言葉がなくなった程です。

シャープ KI-DX85 しかし日本家屋は、風による換気が前提。密閉された空間では、カビ、ダニが繁殖したり、臭いが溜まったりするわけです。
今、空調家電に求められることは、この新しい日本の密閉空間を快適にすることといえます。

シャープの解答は、新型プラズマクラスター(=イオン発生器)加湿空気清浄機です。
春の花粉・黄砂・PM2.5、梅雨の浮遊カビ菌・部屋干し臭、夏の汗臭・付着臭、秋の浮遊アレルギー物質(ダニの糞、死骸など)、冬のウイルス・静電気と、四季に梅雨を加えた五季、つまり通年使える空気清浄機に位置づけています。

 
■プラズマクラスターの原理

ちょっと技術的な話をします。

水にプラズマ放電します。するとエネルギーをもらった水は分解しイオン化します。「H2O(水)」が「H+」というプラスイオン と「O2-」というマイナスイオンになる訳です。

ここでのポイントは2つ。

1つ目は物質は低エネルギー状態である方が安定するということです。イオンはプラズマ放電というエネルギーを使ってできるわけですので、エネルギー的には高い状態です。つまり、「H+」「O2-」というイオンは、何とかエネルギーを放出して、元のH2Oに戻りたい訳です。

イオンが菌をやっつけるように働くというのは、持っているエネルギーで、浮遊しているカビ、菌をやっつけることができるからです。

具体的には、カビ、菌のタンパク質をダメにして行きます。(実際はタンパク質上で、OHラジカルになり、その強酸化力によりやっつけます)

で、エネルギー放出後は、H2Oに戻ると言うわけです。

ウイルスはタンパク質剥き出しですが、人体は皮膚、粘液で保護されおり、このレベルのイオンでも人体への害はないと言うわけです。(これに関しては、十分な確認テストもされています)
しかも、終わったら水に、人間に無害の物質に戻るということです。
カタカナが並んで小難しい話なのですが、安心であることを、まずお話したかったからです。

2つ目は、プラスイオン、マイナスイオンの両方ができることです。
次項の機能は、プラス、マイナス両イオンがあることが重要なのです。

 
■プラズマクラスター搭載の加湿空気清浄機
特徴1:スピード除電気流


微粒子付着図 空気中の細かな有害物を浄化するのが空気清浄機ですが、実際その物質は空気中だけにあるものでしょうか?

違いますね。空気中にあるものは、壁に付着したり、床に落ちたりします。軽いため、静電気などがあれば、すぐ吸着します。言い方を変えると、空気清浄機では取れにくい汚れになってしまうと言うことです。

ここでプラスイオン、マイナスイオンが活躍します。壁がプラスの静電気を帯びている場合はマイナスイオンが、粒子がマイナスと静電気を帯びている場合はプラスイオンが、除電します。

かくして壁への吸着は少なくなるわけです。

会場でながされた動画と、会場でのデモの様子掲載します。
微粒子の可視化も含め、ちょっと面白い映像です。

尚、シャープのプラズマクラスターのホームページは、動画を多用した作りになっています。分かりやすくもあり、一度ご覧になることをお勧めします。

 
■特徴2:みはり機能

近年、温湿度計が売れています。その室内に居て「熱中症」になりやすいのか、「インフルエンザ」にかかりやすいのかを判定する機能が付いたものが売れています。

先ほど空気清浄機は通年使われるようになると書きましたが、そうなると「管理」という機能も付け加えさせたくなります。それが今回新しい「みはり機能」です。温度と湿度は、空気清浄と直接は関係がありませんが、非常に便利な機能です。
シャープ 年間使用  
■特徴3:梅雨モード

日本の季節の特徴の1つ、梅雨。初夏&多湿というカビ、菌がのさばり出す季節です。密閉型の家屋では特に大変。こんな時こそプラズマクラスターの活躍する時。浮遊カビ菌の除菌 及び カビ臭の除去を頑張ります。梅雨モードにセットすると外湿度に合わせ運転を強化します。特に湿度:70%以上になると更に強力になります。

 
■特徴4:ココロエンジン

空気、水。なくてはならないものですが、意識しないものですので、忘れがちです。空気清浄機をつけていてもそうですね。空気の状態、清浄機の動作状態、手入れの必要か、どうか、通常ランプで表示するのですが見落としたりします。そこでシャープは機械におしゃべりをさせることにしました。ココロエンジンの搭載です。

これも動画で見てください。こうもしゃべられると、ちょっと五月蠅い気もしますが・・・。

 
■特徴5:薄型化 他シャープ KC-D70カットモデル

常に側にあるものは、短小軽薄が便利です。
水、空気のように意識しなくてすむのがよいものです。

新製品は、従来品より10%以上薄くなっております。

また、エアコンとの連携も可能です。

 
 
シャープ PF-FTH1■プラズマクラスターヒートイオンファン

同時発表の加湿空気清浄機が大部屋、メイン機種だと、こちらはワンルーム、スポット(局所)機種という感じです。

機能は「暖房」「扇風機」「イオン発生器」の3つがあり、狭いところで使うなら十分な性能と言えます。

プラズマクラスターは、25,000個/cm3。縦長の送風は、温風でも顔から足元までしっかり届きますし、「みはり機能」も付いています。また「転倒停止機能」を含め、安全性には十分考慮されています。

適所適材。そんな言葉がピッタリの一品です。

 
■お願い

発売は9月20日です。詳しい仕様に関しては、シャープのホームページ、カタログ等でご確認ください。

2013年8月28日

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