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健康予防を支える可能性のある生活家電


HUROM社より、一枚の招待状が届きました。
タイトルは「薬剤師が伝える 僕の人生を変えた20分の習慣」。
第4ステージの「癌」を宣告され、癌とのサバイバルを繰り広げる「薬剤師」さんのセミナーです。会場は、なんとユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン1。映画館。
母を癌で亡くした時、自分の無力さに腹が立ち、悔し涙を流した私は、会場の面白さにも惹かれて行ってみました。

■薬剤師 藤井晶浩氏の第一印象 藤井氏の第一印象は、「日焼けしているな。」と言うことでした。医療関係は頭脳労働より肉体労働の日々と言ってもよく、体が締まった人が多いのですが、常日頃室内に居ることが多いため、どちらかというと日焼けと縁遠い人が多いです。

藤井ご夫妻。


また、髪もフサフサで、正直、癌を患っていたとは思えないというのが第一印象でした。

そして講演会は、藤井晶浩氏のこんな言葉から始まりました。
「今から話すことは、私の経験談で、実際にあったことです。しかし、それは選択肢の1つなのです。」

私は心の中で拍手しましたね。講演会は、ある種自分のヒーロー話ですから、拍手喝采を受けたいモノです。このため、押す形の講演会は実に多い。それを繰り返す内に信者的な人が出てきてカリスマに祭り上げられる。で、儲かる。では、次はもっと押そうとなり、選択肢をなくす方向で話すことが多い。抗癌剤を万能薬のように話す医師がいますが、誤りです。副作用もありますし、その副作用の出方にも個体差があります。

このような態度は、とても大切です。

 
■癌と分かった日 藤井氏が、癌と分かったのは、沖縄で働いていた時だそうです。
住んだことはありませんが、何度か行ったことがありますが、いいところですね。彼は、ここに骨を埋めるつもりだったそうです。藤井氏の趣味の一つにサーフィンがあり、多分に影響していそうです。

32歳、会社の健康診断。32歳ですから、会社は簡単な検査でOKします。この時、たまたま有料で、中高年用の検査を受けたそうです。
結果、便潜血陽性。消化器のどこかから血が出ていたわけです。再検査を受け、大腸癌であり、肝臓に転移していることがわかったそうです。

健康的に、自覚があったのは、慢性鼻炎。あと尿酸値が高かったこと。食事は毎食ラーメンでもいい麺イーターだったそうですが、基本好き嫌いなし。白米に焼肉も大好きと言いますから、ある意味、今ドキ普通の人と言ってもいいかも知れません。

 
そんな人が、宣告を受けたわけです。余命:30ヶ月。

 
■「私は悲劇のヒロインじゃない!」 当然、その話は、当時結婚3年目の妻、藤井多恵子氏にもされます。
医者が「ステージ4の癌」ですと言ったのを、「あっ、早期発見だったんだ!」と思ったといいます。ステージ4は「末期癌」の意味で、医療関係者が間違うことはまずありません。その位動揺していたわけです。

が、トイレで自分の泣き顔と対面した時、彼女は思います。
「私は悲劇のヒロインじゃない!」

また思います。
「彼の生命力は強い!」

こうして二人三脚の歩が始まります。

病院の桜に、二人の結婚指輪。
「置かれた場所で咲く」という祈りが込められた写真。


 
■図書館で見つけた体にいいこと 手術、抗癌剤治療を受けながら、藤井氏がしたのは、図書館通い。
薬剤師の彼ですから、病気に対しての薬の効果は詳しい。しかし、何がきっかけで癌になったのかというと丸で分かりません。このため彼は、勉強を始めたのです。しかも単に医療だけでなく、食事、食べ物だと農業まで見て見るというように、徹底的にです。

抗癌剤投薬中の藤井氏


彼が出した結論は、人が体に異変が起きたときに発動する「免疫システム」を最大限頑張らせることでした。

癌というのは、新生物とも呼ばれますが、細胞が「異常」増殖します。このため、体のエネルギーをこれでもかというほど使います。別の言い方をすると、新陳代謝が出来ている状態となります。このため、抗癌剤は、新陳代謝を強引に下げます。体が活性化しない状態に持っていき癌を抑えるわけです。このため、人間の体が持つ「免疫システム」の能力も当然低下します。体の抵抗力が弱まるためです。抗癌剤治療中、他の病気へのかからないよう気を付けなければならないのは、このためです。

 
また、医療はお金がかかります。
このため、次の三ヶ条を設けます。
1)極力お金をかけない
2)負担なくできる
3)続けられること

これは人生に重要なこと。お金は大事ですからね。

 
■体温高め、ジュースを飲んで、睡眠良好 で、分かったのは、体は温かくすることが大事。これは癌細胞が35℃位の時、成長が早いことに由来します。このため、朝起きると白湯を飲み、お風呂はしっかり湯船に20分。体温を上げます。

次は、よく寝ること。
睡眠セミナーを受けたことがありますが、良質の睡眠のために必要なことは、体を徹底して休めることだそうです。このため、「光」「空気」「温度」「湿度」「体へ当たるモノ」、全てに注意が必要です。これにプラス、体の摂理「お日様と共に起き、暗くなったら寝る」が必要です。

最後は、食事。
医食同源と言いますが、癌を患っていますので病人食。しかし、野菜の絶対量としては足らないそうです。すごい量を食べなければなりません。
ならばと、ジュースでとしても、癌を患った方には1.5〜2L飲まなければならないそうです。

しかし、彼らはこれで、「免疫システム」の活性化にトライしたそうです。

 
■抗癌剤投与4ヶ月しても、免疫システムは落ちず! 免疫力の低下状態を見る指標に、白血球の数があります。
一般の白血球の数が3000~9000のところ、1000を切るまで落ちるそうです。
しかし、藤井氏はそれが落ちずに、4000~5000で維持し続けたそうです。

また、この間、妻・多恵子氏は記録をとり続けています。
普通の人には、記録は面倒な上、どの位で効果がでるのか、とても気になるところです。
目安は、血液がまるまる入れ替わる4ヶ月。そこまでは焦らずに記録し続ける気持ちで対応すべきです。

記録の中でも、明るく前向きで「笑顔」。
勇気づけられます。


 
■難関、2Lの野菜ジュースをどう飲むのか? 健常者でも、「2Lの水、飲めますか?」と聞かれると躊躇します。スポーツで喉が渇いていても、2Lはさすがに飲めません。

しかし、お酒だと飲める人が多くなります。
これは、通常水分は大腸で吸収されるのですが、お酒アルコールは、胃からも吸収されるからです。

摂取すべき野菜の量に食べることを諦めた藤井氏は、ジュースでの摂取に切り替えます。
まずしたのが、スムージー。スムージーはミキサーで野菜を粉々に砕きます。野菜は水分を多く含みます。そりゃそうです。人間で言う血液の代わりに、水を使っているわけですから。あのおかたいニンジンでも水分:約90%。しかしスムージーのニンジン&リンゴジュースは、水を足します。そうニンジン&リンゴのスムージーは、水の中に超細かにカットされたニンジンとリンゴの粒が浮かんでいる状態なのです。水と粒ですから胃では吸収されません。その上、味もあまり美味しくありません。2Lなんてとてもでないですが飲めません。
で、彼が次にトライしたのは、「コールド・プレス・ジュース」。スロージューサーによるジュース化です。ミキサーがカットなら、スロージューサーは搾りです。ギューギューにしぼり、エッセンスを抽出する方法です。
こちらのジュースは、胃でも吸収されるので、消化器負担も少ないですし、何より「美味しい」。
こうして藤井氏は、毎日のようにジュースを飲むことができました。

野菜のカットから始め、搾り、飲み、後片付け。要する時間は、約20分。
お風呂の湯船にも、約20分入っているそうです。

これに、20分の軽い室内とトレーニングを加え、1時間健康法というのはどうでしょうか?

体が上向き状態になると、生きる意欲が出てきます。


 
■ジュースのレシピ 「デザイナーフーズ・ピラミッド」と呼ばれる野菜のランキングがあります。
これは、1990年代、アメリカ国立癌研究所 (NCI) によって2000万ドルの予算でがんを予防するために、フィトケミカルを特定して加工食品に加える目的で開始されたデザイナーフーズ計画で、がん予防に有効性のあると考えられる40種類の野菜のランキングです。その後、デザイナーフーズ計画はなくなっておりますが、藤井氏は、一つの目安として、この中から野菜を選んでおります。

デザイナーフーズ・ピラミッド


トップは「ニンニク」。滋養強壮に効き、ニンニクエキスは効果絶大と言われています。
そして第一群が「キャベツ、甘草(リコリス )、大豆、ショウガ、セリ科の植物(ニンジン、セロリ、パースニップ)」。大きなポイントは大豆ですね。日本の食卓に欠かせない豆腐、納豆など、日本人は多く摂取する機会があります。

それはさておき、藤井氏の基本レシピは、ニンジン、リンゴに、柑橘類少々です。
第一群に入っていますね。会場で配布されたジュースにもは、これに「パースニップ」が入っていました。西洋では割とポピュラーな野菜ですが、日本では馴染みのない野菜です。
私もいろいろ試してみましたが、ニンジン&リンゴは、飲みやすく、栄養満点の上、スロージューサーの場合は、「とても美味しい」が加わります。

飲むとこんな感じです。
まず、カスが入っていないので、すっと口の中に拡がります。
次の瞬間貴方は笑っているはず、素晴らしく甘い。自分の味覚が、数倍キチンと味を拾っている感じです。それ位美味しい。
ニンジン嫌い、野菜嫌いのお子さんに困っているお母さんがにも、是非お勧めしたいです。子供も、考え方が変わると思います。

ただ、常用薬がある人が、グレープフルーツを使う時には要注意。グレープフルーツの成分と合わない薬はいろいろあるそうで、「薬局に聞いて欲しい」と薬剤師の藤井氏が言っていました。

 
■藤井氏がHUROM社のスロージューサーを選択、使い続けている理由 藤井氏はこうして、元気になられ、今予防医学を伝える自然薬剤師として頑張ってらっしゃいます。趣味のサーフィンも続けられています。で、冒頭の「日焼け」につながるわけです。

ところで、藤井氏が使っているスロージューサーはHUROM社製です。
理由は、同じ野菜からの搾り量が一番多いからです。野菜は安くないですからね。いわゆるオケチ心です。そうでないと長期に渡り癌とやり合うことはできません。

付け加えていいます。「ここ4年間使っているけど壊れなかった!これもスゴい!」
そう言えば、わが家のHUROMも、5年目。まだまだ健在です。

私は、家電のプロとして、かなりの種類のスロージューサーを見てきましたが、やはりHUROMは、この分野の第一人者にして別格と言える出来です。搾りの技術が他社よりいいので、他社より美味しい。スロージューサーはパーツが多いので、片付けるのが面倒と言う人がいますが、それは機構上、止む得ません。それを除けばいいことだらけです。

 
今回は、HUROMを紹介しましたが、風呂を沸かす「エコキュート」、寝室を快適化する「照明」「エアコン」「空気清浄機」も家電です。照明などは「明るければいい」という人もいますが、セレクトによって、かなり違って来ます。エアコン、空気清浄機などもそうです。

字数が多くなり過ぎましたので、それはまた別の機会にでも。

 
HUROMのホームページは以下の通り。
https://huromjapan.com
 

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2019年2月25日

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