新製品

iRobotの新型ブラーバ、「ブラーバ ジェット J240」


先日、iRobot社から新型の「雑巾がけ」ロボット掃除機ブラーバが発表されました。
床を拭いて掃除するのは、洋の東西を問わず行われている行為ですが、やはり日本は独特のモノがあります。高温多湿のため、家の中では履き物を履かず、一段高く設けた床の上での生活が基本ですからね。このため、家の中は素足か、足袋(靴下)。このため汚れは徹底的に落としておかないと気持ちよくありません。
そんな中、iRobotから一昨年発売された床拭きロボット「ブラーバ」。価格が5万円を切ることもあり、ヒット商品となりました。
私も持っていますが、夏場は特に重宝しますね。足の裏が気持ちイイ。今、どんどん西洋化が進む日本ですが、夏は素足で過ごし、ゴロ寝できるに限ります。

昔より今流行っているモノに、水虫があります。靴を履くようになって風通しが悪くなり一気に広まりました。革靴を履き続けなければならないサラリーマンだけでなく、ブーツの流行で女性にも水虫な人が多いとか。
これなども今の日本が、四季折々より、流行、自分の好みを極端に強く求めるようになったためでしょうかね。

DSCF0340

初代ブラーバ、モデル:380j。わが家の夏の必需品。


ま、それは兎も角、iRobotのブラーバは、紹介された時から大ヒット。
しかも、普通のロボット掃除機と違い音がしないですからね。結構、テレビの小道具としても使われていましたね。モダンな部屋の演出としてロボット掃除機を動かしたいのですが、掃除機は音が大きいですからね。テレビの画にはなりません。
そこで雑巾がけタイプのブラーバの登場と言うわけです。

 
新型ブラーバは、その二代目。
ルンバがモデルチェンジを繰り返すのに対し、ちょっと遅い二代目の登場ですが、初代の完成度はかなり高かったですからね。
不満点もあるにはあるのですが、大きさも含めメリットの方が大きい。特に夏場、床の足触りがイイのはポイント高いです。

では、その二代目をご紹介しましょう。

 
■ジェットスプレーと振動するクリーニングヘッド
現行のブラーバ(以下380j)は雑巾に毛細管現象で水をつぎ足しながら拭く方式を採用していました。
新モデル「ブラーバ ジェット240」(以下J240)は、雑巾に水を含ませるのではなく、水を吹き付けます。吹き付けただけではキレイになりませんので、拭いてキレイにするという仕組みです。

DSCF5580
DSCF5647

新型「ブラーバ ジェット J240」
○で囲った部分に水を吐出、その部分を丁寧に拭く。


J240の拭き方には、3つのモードがあります。
水を使うモードが2つ、から拭きモードが1つです。

ウェットモップモード。名前の通り、水を使うタイプです。新型のJ240は拭き取り部分(雑巾部分)が固定ではなく、ウニウニと小さな円を描くように細かく振動します。ウェットモップモードは、それで同じ部分を3回拭きます。

もう一つの水を使うモードは、ダンプスウィープモード、これは2度拭き。
イメージは、380jのウェットモード(水拭き)に近いです。

それぞれクリーニングする部分は、専用使い捨てパッドを使います。
それぞれベストなパフォーマンスを出せるように調整してあるわけです。
ちなみにセットされた専用パッドをブラーバは自動認識します。

DSCF5644

専用パッドはモード毎に用意される。
ブラーバは色を付けた部分で識別する。


ただコストパフォーマンスが悪いとお思いの人には、洗濯可能な専用パッドがあります。

そして、3つ目のモードは、ドライスウィープモード。から拭きですね。

380jは押し圧で雑巾がけをしたのですが、いろいろと工夫がなされています。

 
■気になる畳数
私は、現行の380jをずっと使っています。対象は2部屋、約30m2(約18畳)。余裕を持ってお掃除してくれて、手入れ以外余り困った感じは持っていません。

今回のモデルJ240は、それの強力版という感じですが、ちょっと困ったことがあります。それは畳数です。いろいろな機能を持たせていますからね。
ウェットモップモードで最大12畳、その他のモードで15畳。

ワンルームでギリギリと言った感じでしょうかね。

simple_img_08

充電はバッテリーのみで行う。


■価格は良心的
iRobot社は、世界最大シェアのお掃除ロボットメーカーです。
その中でブラーバはちょっと独特な地位を占めます。
というのは、日本以外余り家の中でも裸足にならないのが一般的だからです。足の裏の感触など問題ではなく、単純に清掃されているか、どうかが重要になります。

ところが、日本人は素足。このため足の裏の感触は非常に重要。
当然、ブラーバは大ヒット商品になります。
その第二弾!当然、日本は重要ターゲットになります。

その時、重要なのは「価格」。
現行モデル、380jの価格は、39,000円(税抜)。
個人的な衝動で買えない価格ではありません。「勝手に雑巾がけ」ですから、ニーズもあります。当然人気も出るわけです。

さて、今回のJ240の価格ですが、約30,000円(税抜)。
安いですが、今回はクリーニングパッドが消耗品です。
380jの様にから拭きは市販のクリーニングペーパーをというわけには行きません。
そのため、ほぼ、同等というところでしょうか?

 
そのためでしょうか、J240発売後も、380jは継続販売されます。
拭き取り能力をとるか、それとも対応面積を取るか。
床拭きロボット掃除機、悩みがいのある分野になってきました。

 
商品のより詳しい情報は、ブラーバのホームページにてご確認ください。
http://www.irobot-jp.com/braava/

2016年8月17日

タグ: , , , ,