レポート

オーブンの強い味方、シロカ グリル・ストーン


今回のレポートは家電ではありません。家電のサポートグッズです。
シロカの「グリル・ストーン」。
ノンフライオーブンSCO-213Vの付属品で、ちょっと使ってみたのですが、病みつきになりそうです。どんなものなのかレポートします。
■SCO-SN300
正式名称は「ノンフライオーブン用グリルストーン SCO-SN300」。

DSCF3641

左)外箱、表面、右)外箱、裏面


箱を開けると、小砂利のようなものが袋一杯に詰まっています。
これがグリルストーン。

DSCF3644

左)中身。これで400円と言われると、ちょっとと思ってしまうかも・・・
右)使用する時はアルミホイルを下に引く


「なんだー」と原料を確認すると、『天然ゼオライト鉱石(モルデナイト)』とあります。
ゼオライトとは『沸石』のことです。
ナトリウムやカリウムの含水アルミノケイ酸塩からなる 鉱物。
ありゃ、分かりにくいですね。

少しだけ簡単にします。
まず、多くの沸石は、結晶水を内部に持ちます。
加熱すると水が外に出てきます。その時の様子が、沸騰している様に見えるので、沸石と呼ばれるわけです。

また、ゼオライトはグループ名で、ゼオライト・グループの中のモルデナイトを使っているということです。

ここまでだと、何のことか分かりませんね。
もう少し我慢してください。

実はゼオライトは、広範囲に使われている鉱物で、天然モノだけでなく、人工的に作られています。
その理由の1つは、吸着作用です。

これは利用できます。
垂れ落ちてくる脂の吸着ですね。

しかし、「それならトレイで受ければイイじゃない。」という人もいるでしょう。
当然、ですね。

その機能、実は割と便利なのですが、私が惚れたのはそこではないです。

 
使うと、肉の、魚の焼き上がりが変わるのです。

よく言いますよね。
外はパリパリ、中はジューシー。
勝手にそれが出来てしまう!
では、通常の場合はというと、外はバリバリ、中もそれなりに固く焼けましたね、という感じです。(あくまでも比較での言葉です)

DSCF3631-2

左)シャケを焼いている様子。使用4回目、右)焼き上がり。中身はホカホカのフワフワでした。


 
初めて使った時は、期待などしていません。
オーブンで唐揚げを作った時でした。
前に作ったのとあからさまに違う!
あからさまに、美味しい!
笑っちゃいました。

 
実は、『遠赤外線』を出す性質を持つそうです。
遠赤外線を歌うモノは多いですが、実感できるモノは少ないのですが、何度やっても美味しい。

五回試して、美味しかったので、ここにレポートします。

 
■オーブンの最強助っ人!か・・・
日本料理の華は、刺身と焼き物です。
本当に美味しく焼くのは難しい。

秘伝は、『遠火の強火』。
遠赤外線で、じっくり炙るのがコツです。
グリル・ストーンは遠赤外線を出すというのですから・・・。
その手があったかと思いました。

半信半疑だったのは、半身だったからですね。
オーブンは、上下から熱を加えます。
下からだけで、遠赤外線で効果があるのか?
なので、半信半疑でした。

ところが効果があったわけです。

残念なのは、味なので写真に撮れないことです。

 
オーブンは割合簡単な構造です。
このため、廉価が当たり前の状態で、中々性能を上げられません。
そんな中では、かなりの効果があります。

 
■問題点は・・・
ただ問題点がないわけではないです。
1つめは、4〜5回で廃棄しなければならないということです。
脂を吸ったとは言え、天然鉱石ですからね。
庭に捨てても、廃棄も問題ないですが、もったいないといえばその通りです。

2つめは、コストです。
1袋、約400円。
1回、約100円。
セブンイレブンの100円コーヒー並みです。

食事が1回100円増しは、きついかも知れません。

 
しかし、本当に美味しくなります。
シロカのノンフライオーブンをお使いの人は、知っていて損はないです。

 
さて、他のオーブンをお使いの人は・・・。
私は実験していないので分かりませんが、10中9、8効果はあると思います。

ただ、製品名を見てください。
「ノンフライオーブン用グリルストーン SCO-SN300」。
シロカも保証はできないと思います。

トライするのも面白いと思いますが、そこは自己責任でお願いします。

 
商品のより詳しい情報は、オークセールのホームページにてご確認ください。
http://www.aucsale.co.jp/products/brand/siroca/sco-sn300.html
 

2015年6月23日

タグ: , , ,