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これ何だ? 02 @ SCAJ 2018
ヒントは忙しい時にとても助かります。


SCAJを見ているとつくづく思うのは、「コーヒー器具(家電)というのは、どうしてこうも『珍奇』と『優美』が組み合わさったモノなのだろうか?」ということです。
コーヒーは日常生活に置ける刺激なのですが、コーヒー器具のデザインも刺激があるものが多いです。
そんな中、見つけたのがこれ、一体なんでしょうか?

acaia ORION


初めて見た時、グラインダーかと思いました。上部にコーヒー豆用のホッパーがありますからね。
ここが、コーヒー粉なら、抽出機かとも思ったかも知れませんが、よく見るとそうでないことは分かります。

 

何の表示だろうか?


「おやっ」と思ったのは、真ん中に表示された数字を見た時です。「20.0°」とあります。
温度かとも思いましたが、コーヒーに関係ある、20℃という温度は思いつきません。

聞いて見ると「秤」だそうです。
コーヒー豆を正確な重さで計ってくれるそうです。

 
■コーヒースプーンは実は多種多様
一般にコーヒー豆を計る時に使われるのが、コーヒースプーンです。
実は、このコーヒースプーン、ドリッパーにより最適な量が取れるようメーカー毎、大きさが違います。私が使っているハリオのコーヒースプーンは、V60を意識したもので、すり切り12g。

しかし、やや多めに取ります。というのは、13gの方が私の好みだからです。本当は、キチンと計った方が美味しい。分かります。その通り。しかし、手間だし、面倒です。

 
これは個人だからという話しですが、喫茶店ではそうは行きません。自分の納得しない味のコーヒーを出して、二度と来てもらえなくなったら損です。

そのための「自動」計量器です。

お値段は、$850。現在の為替レートを113円/$とすると、約9万6千円。
デザインと共にたまげる値段です。

基本コーヒーは淹れ立てを出すのが原理原則。そのためには、その場で計量、グラインド、ドリップとなります。ORIONのような計量器を持たないカフェでは、忙しい朝など、人一人秤に貼り付けることになります。手間もかかるのですが、人件費もかかります。

仮に自給:1000円で、3時間/日、秤を使うとします。1日:3000円。1ヶ月:9万円。そう考えると必ずしも高いモノではありません。
(SCJAは基本、業務用の展示会です。)

しかし、人数をこなし、商売をするということは、ある意味すごい世界でもあります。

 
商品のより詳しい情報は、acaiaのホームページにてご確認ください。
https://acaia.co/products/orion
 

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2018年10月1日

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