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『ドローンの裾野を広くしたい!』、ORSOのドローン操縦アプリ『DRONE STAR』への思い


現在、急速に立ち上がりつつあるドローン市場。
しかし理想通りにことは進みません。首相官邸の屋根にドローンが落ちたり、世界遺産で飛ばしトラブルを招いたりと、いろいろなことが起こります。
このため、今、外でドローンを飛ばそうと思うと、規制が本当に厳しい。
日本のサブカルチャーのマンガ、プロ野球もそうですが、海外へ発信できるモノは、日本国内にかなりの裾野、愛好者を持っています。
マンガは同人誌、野球は高校野球、大学野球などです。

もし、ドローン産業で日本が成功するなら、その鍵の一つは『どれだけの人がドローンを操縦できるのか』でしょう。しかもそれは、ビジネスではなく、好奇心を刺激する遊びだったら、どんなに良いか知れません。

その状況に応ずるように発表された、ORSOの「DRONE STAR」。
ちょっと、そそられるドローンです。

本体は手のひらサイズ。
誤ってぶつけても被害の少ないと思われる。


 
■あなたの操縦、判定します!
「DRONE STAR」は、「DRONE STAR01」と呼ばれる手のひらにチョコンとのるサイズのドローンと送信機(プロポとも呼ばれます)、そしてスマホアプリ「DRONE STAR」からなります。

左側)送信機、右側)プロペラガードを装着した状態のDRONE STAR01。
この他、充電用のUSBケーブル、ターゲットペーパー、予備プロペラなどが付属する。


一式収納した透明ケース(バッグ)。
収納に場所を取らない。


大型の操縦器には、専用ディスプレイがあり、それでいろいろな情報を取ることが出来ますが、小型の場合、スマートフォンがその代用をします。
スマホはちょっと昔のノートPC同等の性能を持っている上、通信に強い。その上、持っている人も多い。こんな便利な道具をそうはありませんからね。

今回、いつもと違うのは、操縦のマニュアルに工夫が施されていることですことです。

実力を鍛えるため『ホバリング検定』『ミニゲーム』があるのです。
クルマなどもそうですが、どんな道を、どんなシチュエーションで、どんな意識で、走ることを繰り返して、初めて運転は身につきます。

レーサーが速いのは。クルマに乗っている時間が長いことと、そしてラップライムを削るために、頭を使い、技術を磨くからです。

レベルは違いますが、それをドローンで、遊びながらやってしまおうと言うことです。

「DRONE STAR」は4つのモードから構成されます。
チュートリアル ドローンの基本手順をアプリに沿って覚えるモード
ホバリング検定 スマートフォンカメラを通して機体位置を判定しスコア化
ミニゲーム『ソフトクリームパニック』 仲間同士でスコアを競い合う、コミュニケーションツール
FPV(一人称視点)モード 迫力あるドローン映像を体験するモード
 
もうお分かりだと思います。
「ホバリング検定」と「ミニゲーム『ソフトクリームパニック』」が新しく、これが標準的に安定して操縦できることに対応します。

 
「ホバリング検定」はピアノでいうと『練習曲』。ピアノでは指使いを徹底的に覚えますが、ドローンは、「安定して浮かんでいること」、そして「さっと移動できること」がそれに当たります。ホバリング検定は、それを磨くモード。

実際はターゲットペーパーの前で行うことになる。


そして、ミニゲーム『ソフトクリームパニック』は、横から飛んでくるソフトクリームを避けるゲーム。私などは懐かしの名作ゲーム『パロディウス1988年にコナミから発売された強制横スクロールシューティングゲーム。慣れるまでクリアするのが大変だった記憶がある。』を思い出しました。
ユーモアとしても中々のモノです。

ソフトクリームパニックの画面。


■本体01の工夫
本体の01にも、幾つかの工夫がほどこされています。
●飛行スピードが、選べる三段階
●気圧センサー搭載、高度を維持
●カメラ搭載、アプリで映像撮影
●空中回転、前後・左右 360°
●ワンタッチで、自動離着陸
●18gで軽量、送信機に収まる

今回、強調されたのは、『気圧センサー搭載、高度を維持』『18gで軽量、送信機に収まる』。

本体はガードを外した状態で、送信機に収まる。


今の時代、センサーはいろいろなところに搭載されますが、室内用ドローンに気圧センサーが搭載される世の中になるとは思いませんでした。

 
 
■ステップアップのためではなく、・・・
冒頭に、ステップアップするための「基本が学べる」と書きましたが、いろいろ突っ込んで聞きますと、ニュアンスが違うところもありました。

どちらかというと「ドローンで遊んで欲しい。」という感じですね。
単純なレースもあるでしょうし、障害物競走なども面白そうです。弾が出るように改造して、サバイバルゲームもあるかも知れません。
しかしそれが出来るようにするためには、まずドローンを自在に操れることが前提となります。自在に操れる人が増えると、いろいろな競技が始まります。
自動車レースの始まりは、単純に、出会った人が競争を始めたからと言われているくらいですからね。ドローンだって、腕達者が2人いれば、競技が始まる。そこから新しい遊びが開けるというわけです。

当然、裾野が広がる。ドローンビジネスにもプラスに働きます。

遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、
遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。(梁塵秘抄)
遊ぶのは人間の本性ともいえます。


4月17日発売のこのモデル、価格:15,000円(税込)!
置き場所に困らないサイズなので、衝動買いしそうです!!

 
商品のより詳しい情報は、DRON STARのホームページにてご確認ください。
http://www.dronestar.jp

2017年4月6日

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