レポート

ミーレ訪問記04 ミーレが作ったキッチン


メーカーは刻一刻と変わって行きます。
ファミリー企業で、余り変わらないように見えるミーレもかなり変わって来ています。
その中の一つはキッチン。ビルトインのオーブン、IHクッキングヒーター、食器洗浄機、換気扇などは今でもメインで扱っていますが、それは今だからこそ。システムキッチンが当たり前になったからです。キッチン家電をする前に彼らが販売していたのは、システムキッチンです。
システムキッチンは和製英語。
向こうの方では、ビルトイン・キッチンというのが普通だそうです。
それで分かりますよね。ビルトインのキッチン家電を目指したミーレは、そのための土台としてキッチンを発売したというわけです。

初期のモデルが展示されていました。

 
DSCF6216 雰囲気は、今と余り変わりません。デザインが古いかなという感じです。
日本の場合、素材を大切にするので、実はキッチンスペースは、それなりでも済みますが、小麦を主食にする場合、粉を捏ねるスペースが必ず必要になります。まあ、いろいろな工夫がされています。

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引き出して使える調理台。


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ちょっとした家電も引き出して使える。


そこかしこに、作業しやすい工夫がされています。

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クッキングヒーターの下は、鍋がしまわれている。
日本と同じである。


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ジャガイモは大量に使うので、どんとしまうところが必要。


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ゴミ箱が出てきた時には、ちょっと驚いた。


ドイツ人はすっきりした台所を好むと言いますが、かなり上手くしまい込めるようになっています。

DSCF6228 外に出されていたのは、コーヒーメーカーと、キッチンタイマー。
どちらも中々魅力的なデザインが豊富ですが、常に出しておかなければならないデザインと言うことで、デザイン・バリエーションが豊富になったのかも知れません。

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ミーレ・キッチンには、この銘版ラベルが付いている。


 
当時、発売していたビルトインのモデルは、近くの壁に設置してありました。

DSCF6232 ミーレのキッチン家電の原点とでも言うような、場所でした。

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キッチンの照明。リングの蛍光灯。正直、かなりカッコイイ。

2016年10月30日

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