新製品

“IFA2014″ dyson、プレスカンファレンス全記録、
やはりダイソンは熱かった!


ジェームス・ダイソン。
非常に魅力的な人物です。
その一つの特徴に「頑固」さが上げられると思います。
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2014年ブース。サイクロンの赤いコーンが目印。

ダイソンのロボット掃除機のうわさが流れた時、サイクロンシステムを装着するのかが問題だと思いました。
薄くしたいロボット掃除機にある程度の高さを要求するサイクロンシステムは不利です。

私はIFAに行くため、出席のできない東京発表会に行く友人に、そこの所を見極めるようにお願いしました。

ダイソン氏が採択したのは、サイクロンシステムを入れて、商品化するということでした。

ダイソンのCM。「吸引力の変わらない掃除機」。
ダイソン=吸引力(が変わらない)=サイクロン。
この図式は生きたままです。

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今回の目玉、360 Eye。 左)上面ビュー、右)下面ビュー。


 
ま、それは置いておくとして、IFAでの東京より1日遅れのプレス・カンファレンスが行われました。
司会者のドイツ語の挨拶の後、CEO マックス・コンツ氏、デザインエンジニアのアレックス・ノックス氏がそれぞれ説明を行いました。
東京の情報が、すでに流れていたのですが、説明は熱かったですね。

3部に分け、映像をUPします。ノッているダイソンをご覧下さい。







 
■360° EYEの第一印象
先ほど書きましたが、よくも悪くもダイソン製品です。
DNAがではなく、性能そのものがです。
高さを犠牲にしてまで、導入したサイクロンシステムは、デモのビデオでもご覧になれますが、細かなチリを残さず吸い、まさにサイクロンの面目躍如。
「スゴい」の一言です。

また部屋の中の移動もスマートです。

ただ、引っ掛かっているところもあります。
「大きなゴミに対してはどうだろうか」ということです。
通常の掃除だと、大きなゴミは掃除機が吸う前に人間が処理します。
だから掃除機は、小さなホコリだけを相手にしていれば良いのですが、ロボット掃除機は人間不在で使うのが前提条件ですからね。

観葉植物から葉が落ちた場合などは、どうなるのであろうか? という感じですね。
これ以上は「論より証拠」で、試して見なければ結論は出せません。

 
ただ分かっているのは、この商品、ダイソンファンを裏切らなかったということです。
「変な妥協がない。」

創業者が第一線にいる強みですね。

アップル社もそうですが、ジョブス健在の間は妥協した製品がほとんどなかった。
ま、突っ込みすぎて、「これは一寸ね」というものがあったにせよです。
会社=創業者に近いところがありますので、かなり無理をしてもイイモノを作ろうとする。

ダイソンにもそれを感じます。

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左)フロントビュー。中世の騎士を思わせる鉄仮面。右)サイクロン部は、お約束のスケルトン。


大手メーカーで、ブランドを作ろう、守ろうとすると、そこが欠け、悪いところもないが、取り立ててイイところもないものができます。そうすると、価格で売ることになりますからね。
それがないダイソンは、ファンにとって嬉しい会社ですし、注目に値する会社といえます。

 
■ブースの様子
ダイソンの全部が並べられていました。
注目はロボット掃除機ですが、皆、あれこれ触り楽しんでいました。
ハンドドライヤーは、手を洗った後に使える様にしてありました。

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左)ハンディ・クリーナー、右)キャニスター型クリーナー


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羽根のない扇風機。ただ温風も出せるモデルだから、新しい名前がイルかも。


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洗って別の所に行かなくても、手を乾かせるのは結構便利。

2014年9月16日

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