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【シェーバー】予想より凄かった。マクセルイズミのフラッグシップモデル。「everedge IZUMI PREMIUM」。


世は、右も左もSDGs。
20世紀は環境を志しても、儲からないという理由で、資源は使い放題、廃棄物は垂れ流し。ここ20年で変わったのは人の「これ以上はダメ」という認識ですね。日本の場合、夏の気温が人の体温を当たり前のように超し始めたのが、1994年頃。以降、エアコンの電気代を支払うか、熱中症になるのかの二択を選択を強制され、いやでも「やばい。地球が悲鳴を上げている!」ことを実感するようになりました。
 

マクセルイズミのフラッグシップシェーバー
「everedge IZUMI PREMIUM」IZF-E863W-K
10月25日発売、オープン価格


 
しかし某国のように「それでも戦争するもんね」という人の歴史からの学びがない人が統治している国もあり、そのうち人の世は滅びるべくして滅びるかもしれません。

 
それはさておき、今、私たち普通の国の、一市民のすべきことはなんでしょうか?
よく言われるのが、3R(リデュース、リユース、リサイクル)です。リサイクルに注目が集まりがちですが、一番効果的なのは、リデュース。無駄を極力廃止、ゴミを少なくすることです。いわゆる「節約」ですが、今ドキの言い方で「シンプルライフ」と言いましょう。何となくカッコいいだけでも、テンションが上がるじゃないですか。

10月3日にマクセルイズミより発表された同社の新型フラッグシップモデル「everedge IZUMI PREMIUM」(エバーエッジ イズミ プレミアム)は、そんなシンプルライフを目指して作られた、今の時代にピッタリの今ドキ モデルです。

何たって、本体、刃ともに5年保証。

マクセルイズミの6枚刃。5年保証の優れもの。


皆さんもご存知の通り、シェーバーの刃は1〜2年で交換が当たり前です。加え替え刃の値が高い時は、替え刃で儲けるために、わざと刃の寿命を短くしているのではと勘繰りたくなるほどです。メンテナンスならともかく、パーツをガンガン変えるのは性に合いません。クルマのタイヤでも空気圧を小まめに変え、マネージメントして、なるべくなら長く使うことを心がけています。

そんな状態ですから、5年保証なんてあり得ない話です。
また家電の場合、本体保証は通常1年。それを本体、刃ともに5年保証だなんて・・・。

今回は、常識を覆し、一時代を築く可能性がある新モデル「everedge IZUMI PREMIUM」のお話です。

 
■イズミというブランド
その前に、パナソニック、ブラウン、フィリップスの様に馴染みがないイズミについてお話ししましょう。
マクセルイズミの前身、泉精器製作所の創業は1939年。真珠湾攻撃の前の年、創業の地は現在の長野県松本市、日本のスイスとも称されたことがあるエリアです。会社の名前は泉精器製作所。ブランド名のイズミは会社名から取られているのです。

スリット刃のシェーバーを「イズミ」ブランドで作ったのが1956年。日本は高度成長期にあたります。
日本のスイスと呼ばれる長野県は、エプソンを始め精密工業に強いメーカーが多いです。泉精器製作所もその例に漏れません。得意は刃の精密加工。シェーバーで使われる「往復式」「回転式」「ドーム式」の3種類の刃を自在に作ることができました。現在も、イズミブランドは、この3方式のシェーバーをラインナップしていますが、方式のシェーバーをラインナップしていルノはイズミのみ。
この時期、泉精器製作所は、OEMで刃と製品をどんどん作ります。ブランドは育てるのに時間がかかりますので、儲けるのにOEMに力を入れるのは、よくある話です。本来は自社ブランド、OEM、双方バランスよく伸ばしていくべきなのでしょうが、この時期は、日本では、まだブランドの意味、価値を十分知らず、多くのメーカーがOEMで事業を拡大します。

間に不況があったとはいえ、バブル崩壊まで、日本は手堅くやってきました。
が、バブルはその手堅さが全くありません。いえ、モノづくり側は、それでも手堅いのですが、金融が普通ならあり得ない投資を行った結果、日本経済は歩みを止め、不況に陥ります。

ブランドが強みを発揮するのは、こんな「不況」の時です。不況時、ユーザーは、どんなモノにも飛びつくことはしません。厳しい懐の中からお金を算段し、買います。当然、必要なモノ、いいモノを求めます。いいモノに付いているのが「ブランド」です。このことからブランドは品質が良いもの、信頼できるモノにこそ、与えられるモノであることがわかります。

ちなみに、「ルイ・ヴィトン」「セリーヌ」など、ヨーロッパのブランド品は、耐久性=長く使えることで、そのブランドを確立しました。中でも、有名な逸話を持つのが、「オメガのスピードマスター」。アポロ計画を推し進めていた米国は、宇宙飛行士が付ける時計をどうするかで悩みます。担当は、街の時計屋に駆け込み、有名ブランドの時計を買い漁り、テストしました。そこで認められたのが、オメガのスピードマスター。街の時計屋で売っている時計が、全く手を加えず宇宙でも使われたのです。それだけの、超一級の耐久性を持っているわけです。

 
 
さて、泉精器製作所はブランドを展開し始めます。「IZUMI」ですね。
当然、初めはモノがいいなんて誰も言ってくれません。泉精器製作所が言われたは「コスパがいい」です。私もサラリーマンをしていた頃、IZUMIが店頭に並び始めた時、その安さにビックリしました。知人と「出張でシェーバー忘れたら、現地買いアリだよね。」と会話したくらいなので、その安さは破壊的でしたね。加えて、品質は悪くないわけです。ただ、この悪くないをイイに変えるのは中々大変なのです。

ターニングポイントは、2009年のIZF-800。IZUMIブランド初の4枚刃モデルを出してから。これ以降、指名買いしてくれるユーザーが増えていったそうです。2020年には業界初の6枚刃を導入。多枚刃の雄、パナソニックもビックリしたことでしょう。しかし、同年、パナも6枚刃モデルを出しています。前から企画していたのでしょうが、そういうところは、さすがパナソニックと言えます。

メーカーは社長が声を大にして話そうとも、世間の多くの人には伝わりません。メーカーの言葉は製品、モデルです。

 
以降、IZUMIブランドは続いていますが、会社の方は、資本にマクセルが入ったりして変わっています。
マクセルというと日立系。日立は昔、ロータリー刃と称する円柱に斜めに刻まれた刃で勝負していましたが、花咲きませんでした。IZUMIブランドは、母体の泉精器製作所だけでなく、日立製作所の思いも背負っているような気がします。

 
■剃れなくなったら、買い替える今の日本人
野性の動物は、暇があると毛繕いをします。生身の体であり、洋服であり、鎧でもあるからです。彼らは、身一つで生きます。体のメンテナンスは最重要課題だ。特にハンティングの時の攻撃、防御の意味もあるが、何よりセンサーの役目が大きいです。汚れているとセンサーが働きません。当然、少しの汚れも残さず舐め取ります。

しかし、人間、特に今の日本人は、あまりメンテナンスをしません。風呂はともかく、道具に関しては、そう言えます。加え、ランニングコストに異様なまでに厳しいのが日本。紙パック掃除機の紙パック、空気清浄機のフィルター、プリンターのインク、そしてシェーバーの替刃。

紙パック、インクは、ないと即座に目に見える影響が出てきますが、空気清浄機のフィルターの影響は目に見えませんし、シェーバーは切れ味が落ちた位で我慢できます。前述の通り、替刃が高いと感じたら尚更です。ここで我慢すると、実は段々不満が溜まるのですね。それまで愛用していたのに、段々憎らしくなってきます。で、買い替え・・・。

切れ味が、常に満足行くモノだと、こうはなりません。古くても、自分の思い通りに走らせることができるバイク、クルマのようなモノです。

そう、SDGsに添い、自分の得意技「刃」で勝負するなら、必然的に耐久性のある刃を作り、他メーカーを引き離すしかありません。2年以上の歳月をかけ、5年間刃を変えずに、愛用できるモデル。それが、「everedge IZUMI PREMIUM」なのです。

 
■5年切れ味が続く理由は
ポイントは、素材と設計、そして実証耐久試験の実施です。
素材はオーステナイト系ステンレス鋼。自動車部品、原子力発電機のパーツ、理化学装置など、壊れてはいけないところに用いられます。硬いことはもちろんですが、耐久性があります。そしてお得意の加工技術を駆使します。刃物は、理論と経験の積み重ね。このため実証耐久試験を行います。

 


皮膚に近い硬さを持つ円柱形のシリコンに、5年分連続で刃を擦り付けます。3分/回×365日×5年で91.25時間、3.8日間、ひたすら擦り付けます。推し圧は400g。これはメーカーで色々測定した平均値だそうです。発表会には虎の子の一台が持ち込まれていました。

押し付け重さは、アナログ調整。
どこぞのジムのよう。


明かしてはもらえませんでしたが、最終的には、91時間どころか、ずっと耐久性があるそうです。

 
ちなみにこの刃、メーカーが名を与えています。「サステバ」。サスティナブルな刃という意味でしょうが、個人的には「5年刃」のようにもっと分かりやすい方がいい気がします。

 
■大いに気に入った「ナローシェーブモード」
「everedge IZUMI PREMIUM」の6枚刃は顔の凹凸に添うように一枚一枚独立して動きます。名付けて「6枚密着ピタヘッド」。刃を上手く制御できるように「シェービングAI」も搭載されています。62.5回/秒のヒゲの濃さのセンシングでカットスピードも制御されています。この2つの技術は、いろいろなメーカーも取り入れています。

 

端の刃がポップアップ。多枚刃システムの欠点をカバー。


 
それより、大いに気に入ったのが「ナローシェーブモード」です。
多枚刃の欠点は、鼻下など狭いところに入れないことです。なんせ、ヘッドが大きいですからね。

「ナローシェーブモード」は端の網刃をポップアップさせて剃ることができる機能です。6枚刃全体を使った時ほど肌に優しくはありませんが、鼻下に擦り付けなくてもイイのは、イイモノです。
とても使いやすくなっています。これが付いているだけでも、他に類なく、買う価値があります。

 
■デザイン
新規モデルですので、デザインも新規。かなりシンプル。ありがちなマッチョ&マッシブなデザインとは一線を画します。シェーバーの基本、Tの字を基本にしていることがわかります。また変に動かないように、面がきっちり出ています。特に握りが、きちんとした円柱であるのがイイです。
マッチョ&マッシブなデザインでないとダメという人には、同社のVシリーズのグルーミングモデルがお勧めです。

置くと微動だにしない。最近にない感覚。


 
■充電
今年から数年、電源がAC電源から、USB-Cに変わるでしょう。当モデルもUSB-Cです。
USB-Cは、充電を見据えたモデルですが、やはり細かな差異はあります。取説では、同梱品を使うように書かれています。

充電しながらお風呂に持ち込まないように、
色々注釈が書かれている。


まずは、同梱品に目印を付けて使ってください。
ちなみに充電は2時間、ほぼ1ヶ月(3分×30日)使えます。

 
■その他
当モデル「everedge IZUMI PREMIUM」は2種類あります。
IZFF-E863W-K(ブラックニッケル)とIZFF-E863R-S(シルバー)です。色も違うのですが、863Wは充電しながら使うことができます。もちろん充電後ケーブルを外し、お風呂場で使うこともできます。863Rは充電しながら使うことはできません。

ケースは、隙間がある簡易タイプ。
オイル、ブラシなど、通常メンテ道具が入るのが良い。


双方とも、10月25日発売。オープン価格です。市場想定導入価格は43,780円。性能の割に安い!
IZUMIシェーバーの良さが満載された「everedge IZUMI PREMIUM」。
今回のモデルは、シェーバーメーカーが未来を賭け、情熱を注いで作ったモデル。
彼らの言葉を借りると、「さあ始めよう。サスティナブルな社会のために、エモーショナルなモノづくりを!未来を創り変えていくのは、マクセルイズミだ。」

横文字カタカナが並ぶ惹句は置いておくとして、モノは間違いなくシェーバー購入時の2023年、本命モデルの1つ。是非、手に取ってみてください。

 
商品のより詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
https://www.izumi.maxell.co.jp
 
 


 

 
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2023年10月6日

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