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【台湾カステラ】全種類、食べてみました。一番美味しかったのは・・・
台湾カステラ「名東」日本一号店、6月10日、吉祥寺にオープン。


タピオカブームも終わり、次の台湾スイーツとして熱い視線が向けられているのが「台湾カステラ」。2020年くらいから、注目が集まり始めました。
「縁味古早味現烤蛋糕 GRAND CASTELLA」が大手ですが、今回、ご紹介したいのは「名東(めいとう)」。
おじいちゃん、おばあちゃんでも美味しく食べられることを目指し精進を続けているお店です。その味に惚れ込んだのが、フークル(株)の社長。
その日本一号店が、2022年6月10日に、キラリナ京王吉祥寺の2Fにオープンします。今回、このカステラの「味」をレポートしたいと思います。
 
■台湾カステラとは
台湾の港町・淡水地域で“現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)”と呼ばれている「焼きたてのケーキ」のことです。

●名東の看板。(右部分拡大)
「現烤蛋糕」と書かれている。


 
このカステラ、アイディアの発想は日本のカステラ。日本のカステラを食べた台湾のパン屋さんが創意工夫して作り上げたものです。そう言う意味では「パン屋のカステラ」と言ってもいいかも知れません。
店の名は「縁味古早味現烤蛋糕」。GRAND CASTELLAとして海外進出しました。

 
パン屋のカステラ、しかも最近できたものですから、食味が分かれれば、それなりのものは作れます。このため、元祖が強いとしても群雄割拠。色々な人が手がけ始めます。

「名東」もそんな店の一つ。店は小さいのですが、客足が途絶えることはないそうです。

●「名東」の看板。かなり横長です。


その「名東」に惚れ込んだのが、フークル(株)の社長。
ここから苦労が始まります。設備などは、台湾と同じものを入れるとして、食材。かなりの食材は台湾のものなのですが、牛乳、卵などは、日本で調達しなければなりません。再現というのは、どこまで自分に厳しくするのかで苦労が違ってきます。別の分野で、私も官能評価&音の再現を試みたことがありますが、やつれますね。
美味ければいいということにならないからです。再現というのはある意味、オリジナルを作るより大変です。

そうして今回、一号店を吉祥寺キラリナ京王吉祥寺の2Fに出します。JR 吉祥寺駅の改札から直線に直すと、30m位。目と鼻の先。立地から考えても、自信があるのだと思います。

 
■美味しい食べ方
試食前に、美味しい食べ方を。
パンを考えてみてもらうと、想像できると思いますが、一番は「焼きたて」です。パンと同じ。これは美味しい。

次に冷やして食べるのもありです。食感は激変します。しっとり、そして味も落ち着く感じです。

あとチン(温め直し)もいけます。実際、2段階くらい美味しさが増します。

 
となると、冷蔵だけでなく、冷凍保存もなんとかいけます。ここら辺は、パンの延長線上と考えてください。ただしパンと同じで、風味は落ちます。

 
■「名東」の台湾カステラを全種類実食評価。
「名東」で出てくるのは、オリジナル(プレーン)を含め、全部で8種類。
全部を実食での評価です。なお、カステラは全て、冷めた状態での実食です。
写真の下の文言は、「名東」のカタログをまま記載させてもらいました。
また、価格ですが、写真のような箱に入れたれたサイズになります。

●販売されるときのサイズ。
17×10×6cmm。ちょっとした大きさである。


 
■オリジナル

●オリジナル 980円(1058円(税込))
新鮮な卵と牛乳で作ったシンプルで優しい甘さときめ細かい食感。


○筆者印象 日本のカステラは「甘く」「ちょっともちっとした食感」が、特徴だが、こちらはちょっと異なる「甘さ抑えめ」で「溶けるような食感」が特徴。味にしつこさがなく、いくらでも食べられる感じ。食べ飽きない「白米」的な出来の良さ。

 
■第7位 タロイモクリーム

●タロイモクリーム 1280円(1382円(税込))
ねっとりとした食感の自家製タロイモクリームが生地からあふれ出します。


○筆者印象 食感はオリジナルより「しっとり」「ねっとり」した感じ。ただ下品さは皆無。またタロイモクリームはそんなに強い味ではなく、ちょっと目立ちにくい。よく言うと上品だが、その分、かなりオリジナルに近い。トータル的なインパクトは弱め。

 
■第6位 紅茶

●紅茶 1080円(1166円(税込))
香り高いアールグレイティーを生地に贅沢に練りこみました。


○筆者印象 これも薄く、上品。カステラは、コーヒーよりお茶に合うが、香りも含め、再度そんな認識をさせてくれる。6位としたが、7位のタロイモクリームと差はない。

 
■第5位 かぼちゃチーズ

●かぼちゃチーズ 1280円(1382円(税込))
生地にたっぷりのかぼちゃを練り込み、チーズをトッピングしました。


○筆者印象 チーズとかぼちゃの味のバランスがよく、美味しく食べられる。上にトッピングされた炒めたカボチャの種はとても美味しい。これだけでも食べたいくらい。

 
第4位 黒糖

●黒糖 1080円(1166円(税込))
生地に黒糖と大きくカットしたクルミを練りこみ焼き上げました。


○筆者印象 食べていると、時々甘味がフワッと舌の上に拡がる感じ。かなり美味しい。

 
第3位 チョコレート

●チョコレート 1350円(1458円(税込))
シュワシュワ食感にチョコレートの濃厚な甘さが床屋混んでいます。


○筆者印象 チョコ系というと、やたらチョコチョコした、チョコであることをとにかく強調した結果、とにかく甘くなってしまったものが多いが、そんな感じとは一線を画します。挟まれたチョコが、時々顔を覗かせる感じで、甘さの強弱がすごーく楽しい。

 
第2位 エンジェルレモン

●エンジェルレモン 1280円(1380円(税込))
カステラの生地にレモンクリームをたっぷりサンドした爽やかな味わい。


○筆者印象 レモンの鮮烈な酸味が舌の上で踊る。レモン系スイーツでもなかなかお目にかかれない刺激が素敵。クセになりそうな一品。

 
第1位 クランベリーチーズ

●クランベリーチーズ 1350円(1458円(税込))
生地にドライクランベリーを練り込み、自家製チーズクリームをサンドしました。


○筆者印象 美味い。お薦め。ドライクランベリーとチーズ風味がとてもマッチしています。オリジナルが薄味なので、いい感じの味のメリハリがあ理、毎日でも食べたいくらい。

 
■全体を通じて
名東の台湾カステラは、実によくできています。途中でも書いたが「白米」と同じ良さを持っています。白米は味は淡白です、そのためおかずの味を引き立てます。そう、後で足す色々なものと争わないのです。良さを実に上手く出しています。

あと飲み物ですが、珈琲系よりお茶系の方が、より合うのではと思います。

最後に、順位はあくまでも、当日の私が試食したカステラでの個人的な順位となります。

 
 

*このレポートの店の商品ではありません。

 

 
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2022年6月8日

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