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国立科学博物館の未来技術遺産に、カシオ計算機のアウトドアウオッチ「PRT-1GPJ」、パナソニックの横置きスクロール圧縮機搭載ルームエアコン コンパクト室外機「CU-G25V」が登録。


国立科学博物館が行う2021年度重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)に、カシオ計算機(株)(以下 カシオ)のアウトドアウオッチ「PRT-1GPJ」(1999年発売)と、パナソニック(株)(以下 パナソニック)の横置きスクロール圧縮機搭載ルームエアコン コンパクト室外機「CU-G25V」(1992年発売)に認定されました。
 
◾️未来技術遺産とは
未来技術遺産とは、独立行政法人国立科学博物館(館長:篠田 謙一)が、「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」及び「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存と活用を図るため、2008年度から実施している登録制度です。今年の24件を含め、325件登録されています。

 
◾️カシオ計算機 アウトドアウオッチ「PRT-1GPJ」
今回登録された「PRT-1GPJ」は、アウトドアウオッチ“PRO TREK(プロトレック)”シリーズの最上位モデルとして“サテライトナビ”の愛称で発売されました。カシオ社のLSI技術・高密度実装技術により、GPS機能を世界で初めて搭載し、当時、販売されていたハンディタイプのナビゲーション機器に比べ、大幅な小型・軽量化を実現。現在位置の緯度・経度を計測するだけでなく、目的地を設定(緯度・経度)しておくことで、現在地から見た目的地の方向と距離をグラフィック表示する機能や、緯度・経度を記憶する機能も備えていました。

ちなみに、カシオの製品としては8件目になります。

 
◾️パナソニック 横置きスクロール圧縮機搭載ルームエアコン コンパクト室外機「CU-G25V」
「CU-G25V」は、低騒音・低振動を実現したコンパクトな筐体のルームエアコン室外機。トルク変動が小さく低振動・低騒音を特長とするスクロール圧縮機を、慣例を覆して完全横置きで配置するとともに、3デシベルの静音化を達成しながら豊かな風量を生み出す小径ファンの採用や、従来のL字型からコの字型に形状を変更した熱交換器の開発により、小型・軽量化(従来モデル比、容積:約75%、 重量:約7kg減、必要設置面積:約66%)と低騒音・低振動とを両立。ベランダなど狭い場所への設置に加え、壁掛けや吊り下げも容易となりました。

日本の住宅事情に合致した本モデルは、「一家に1台」から「一部屋に1台」へとさらなる普及拡大期にあった家庭用ルームエアコンの市場ニーズに応えて開発されたものであり、その後の製品に大きな影響を与えています。

なお、空力特性とデザインの両立を追求して考案された千鳥格子のグリルや、配管カバー・設置台などシステム全体の統一性を持たせた本製品は1992年度グッドデザイン賞を受賞するなど、そのデザイン性も高く評価されています。

ちなみに、パナソニックの製品としては11件目になります。

 
詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
●カシオ計算機
https://www.casio.com/jp/ ●パナソニック
https://panasonic.jp
 




 

 
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2021年9月6日

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