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ネスレ日本、沖縄県の未来の農業を担う高校生と共に、コーヒー豆の栽培をスタート!


沖縄SV(株)とネスレ日本(株)(以下「ネスレ」)は、「沖縄コーヒープロジェクト」の一環として、沖縄県立北部農林高等学校(名護市)と連携してコーヒー豆を栽培する取り組みを2021年1月より開始します。
 

コーヒー苗木を移植する予定の寄合原農場


沖縄県立北部農林高等学校の皆様


 
■地元住民・農家と連携しながら、コーヒー豆 の栽培地を拡大
沖縄SVとネスレは、2019年4月より、沖縄で初となる大規模な国産コーヒー豆の栽培を目指す「沖縄コーヒープロジェクト」を開始。現在、名護市の農地でコーヒーの苗木を移植して以降、同農地内での栽培本数を段階的に増やしており、2019年11月からは大宜味村でも農地を確保し、コーヒーの苗木を段階的に移植している状況。最も生育が進んでいる苗木の背丈は170cmを超えており、結実する苗木も出てくるなど順調に生育しています。

 
また大規模な国産コーヒーの栽培を目指すため、コーヒーの苗木の提供やコーヒー豆を栽培する上での技術支援を地元住民や農家の皆様へ行っており、 沖縄県内の関係者との連携を強めている状況にあります。

 
■沖縄県の一次産業の担い手となる高校生と連携した取り組みをスタート
2021年1月からは沖縄県立北部農林高等学校 熱帯農業科の授業・実習の一環として、コーヒーの苗木を高校の農場に移植・育成する取り組みや、コーヒーの種子の発芽実験や生育調査を実施する予定です。

今後大規模な国産コーヒー豆の栽培を目指す「沖縄コーヒープロジェクト」を推進していく上で、地元住民や農家との連携をさらに強めていくことは不可欠と考えており、将来、沖縄県の一次産業の担い手となる高校生に、コーヒー栽培の技術や魅力を伝えていきたいと考えています。

なお「沖縄コーヒープロジェクト」でコーヒー豆の栽培に関わる農作業に従事している沖縄SV、コーヒー生豆のサプライチェーンを継続的に改善することを目的として世界各地で実施しているプログラム「ネスカフェ プラン」に沿ったサポートを行っているネスレ、沖縄県特有の気候・土壌に精通した立場からコーヒー栽培に対する助言を行っている琉球大学、 それぞれの関係者は、熱帯農業科の学生に向けた、特別授業を開催する予定です。

注)コーヒーの種子・苗木の提供や技術支援は、「ネスカフェ プラン」プログラムを推進するネスレが行ってます。

 
■ コーヒー苗木を生育する農園やコーヒー 苗木の様子

名護市内の農場


結実したコーヒーの苗木。実はコーヒーチェリーとも呼ばれる。


大宜味村の農場


コーヒーの苗木の提供を行った又吉コーヒー園 (国頭郡東村)


コーヒーの苗木の提供を行った中山コーヒー農園 (名護市)


 
■今後の展望
2020年末までに累計約4200本のコーヒー苗木の移植を予定しており、当プロジェクトによって初めてコーヒー豆が収穫される時期は最短で2022年を予定。
今後も播種と苗木の移植を継続して行っていくとともに、プロジェクトへの参画者や県内のコーヒーの栽培地をさらに拡大していく予定です。

 

琉球大学の播種の様子


農場(名護市内)の苗木移植の様子


 
◾️参考資料
●沖縄コーヒープロジェクト
沖縄県内の耕作放棄地などを活用し、これまで限定された量にとどまってきた沖縄県産のコーヒー豆の生産量を拡大することで、沖縄県産のコーヒー豆やコーヒー製品を新たな特産品とするとともに、農業就業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地への対応など、沖縄県の一次産業における問題解決を目指しています。
(コーヒーは同じ品種の樹でも、栽培されるエリア毎に味が異なります。このため、沖縄コーヒーは、沖縄の味を持つ特産になることが見込まれています。)

 
●2019年4月プレスリリース  https://www.nestle.co.jp/sites/g/files/pydnoa331/files/media/pressreleases/allpressreleases/documents/20190417_nescafe.pdf
 
■沖縄SV
沖縄SV(オキナワ エスファウ)は、Jリーグをはじめアルゼンチンやドイツブンデスリーガなどでプレーをした元サッカー日本代表高原直泰が2015年12月に沖縄県を拠点に設立したスポーツクラブ。2016年より始動したチームは、今年九州リーグに所属し、最短で2年後のJリーグ入りを目指しています。
チームの活動はサッカー以外にも広がり、沖縄の地域資源を活用した商品開発や、農業×スポーツ(農スポ)の取組み、地域産業との協働事業、本島・離島におけるサッカースクールや美化活動、健康増進プログラムや地域イベントへも積極的に参加しています。

 
■ネスカフェ プラン
近年、コーヒーの木の老化や気候変動による病気、栽培従事者の減少、コーヒー豆の収穫量低下、取引価格の変動などにより、特に小規模農家の生計とコーヒー栽培業の持続可能性が脅かされています。
そうした状況への対応としてネスレは、コーヒー生豆のサプライチェーンを継続的に改善することを目的としたプログラム「ネスカフェ プラン」を2010年から世界中で取り組んでいます。

「ネスカフェ プラン」は、収穫量が多く品質の良い苗木のコーヒー農家への配布、コーヒー豆を栽培する上での技術支援、コーヒー農家からのコーヒー豆買い付け、環境面に配慮したコーヒー製品の製造・流通など、コーヒー豆の栽培から製品の製造・流通・消費まで全ての工程に関与する取り組みを行っています。

2018年には17ヶ国の農園で「ネスカフェ プラン」によるコーヒー豆が栽培されており、ネスレが派遣する300人以上の農学者が、30000ヶ所以上の農園で、10万人以上のコーヒー生産者に対するサポートを毎年行っています。「ネスカフェ プラン」を通じ、2018年までに1億6千万本のコーヒー苗木が配布されており、2020年までに2億2千万本の苗木を配布することを目標としています。

 
詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
https://www.nestle.co.jp
 


 

 
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2020年12月15日

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