新製品

“IFA2013″ ネスレのWブランド再び
グループセブ ブースにて


グループセブは、フランスの調理器具・家電の会社です。数種類のブランドを持ちますが、日本で有名なのは「Tefal」ブランドです。
グループ SEB IFAでは、ホールを借り展示するのが基本です。
が、グループセブは南入口を入ってすぐの所に、一軒家型のブースを作り、展示をしていました。
また展覧会への参加は、自社製品を展示して皆(ユーザー)さんに見てもらう側面と、バイヤーへの商談を始めるという2つの側面があります。
グループセブは、どちらかと言えば後者。で、商談はオープン下で進めるものではありませんので、「写真撮影禁止」とされてしまいました。

4つのブランド このため「レポートはなし」と考えていたのですが、またしてもWブランドを見つけてしまいました。

 
■ネスレ/ネスプレッソとのWブランドがここでも・・・
デロンギのレポートで、デロンギとネスレ/ネスプレッソのWブランドをお知らせ致しましたが、ここで見つけたのは、KRUPS(以下クリプス)とネスレ/ネスプレッソのWブランドです。
何か大きな動きがあるようですが、全貌は分かりません。
とにかく写真はなくても、皆様にお知らせしようと思いました。

 
■ネスレ・カフェにて
さて、その2時間後、昼食を食べに行く途中、ネスレ・カフェを偶然見つけたので寄ってみました。

 
すると・・・なんということでしょう。

 
そこには、デロンギ/ネスレ、クリプスとネスレのドルチェ・グストが飾ってあり、下にカタログも添えてあるではないですか?!!
ネスレカフェ カタログはもらってOKとのことですので、ここに資料として添えます。
Scan  
■Wブランドの意味
Wブランドは実はそんなに多く存在しません。と言うのは、作りにくいからです。
例えば、ロゴが羅列されるF1マシン。このロゴは1業種1社鉄則です。例えば、エンジンがHONDAの所へ、TOYOTAのステッカーを貼ることはないわけです。これがブリジストンだとタイヤと異業種になりますので、ロゴを並べて使えるわけです。

デロンギとネスレ/ネスプレッソのWブランドを見た時、凄く違和感がありました。双方ともエスプレッソ・マシン、コーヒーメーカーを持っているのに・・・。同業種ですので、HONDA、TOYOTAが並んでいる様なものです。

 
で、考えているうちに思い至りました。これは異業種のWブランドなんだと。

 
考え過ぎていたのです。ネスレのビジネスの中心は「食品」なのです。 要するに、コーヒー・メーカーはデロンギ、クリプスの対応、カプセルはネスレ/ネスプレッソの対応と言うわけです。

そう、今回のWブランドは、ネスレのカプセルを使う機器ですよという意味で、ネスレ/ネスプレッソのロゴが入っていたわけです。

これは、ネスレ/ネスプレッソのOEMビジネスは、まだまだ増えるということを意味していると思います。次は、どこと組むのでしょうか?

2013年9月14日

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