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ドイツのクリスマス魅せます!
12月13〜15日、独ミーレのクリスマスイベント@表参道ショールーム


普段はフランス、イタリアのお菓子を食べる人も、クリスマスではドイツ菓子に注目する人も多いと聞きます。ドイツは有数の先進国でありながら、どことなく中世ヨーロッパの雰囲気を残しているためでしょうかね。「ロマンチック街道」と言うルートがある位です。
そのドイツのクリスマスの良さを、日本に届けたいと企画したのがドイツの家電メーカー ミーレ。イベントに先駆け、プレス体験会が行われました。
 
■アドベンドカレンダーが、全体モチーフ

ショールームを外から見たところ。


会場となるのはミーレ表参道ショールーム。
地下1F、地上3Fの建物。当日は建物全体がイベント会場になります。

数字が並ぶ。


外から見てもクリスマスの雰囲気がスゴーく伝わって来ます。クリスマスツリーもありますが、メインはドイツらしく「アドベンドカレンダー」。家などの立体的なモノに数字が打ってあり、その数字の部分の開けます。すると中に、ちょっとしたお菓子などが入っています。1日1日、クリスマスが近づくのを子どもが楽しみにするという、ちょっと嬉しいカレンダーです。

起源は、19世紀初頭よりドイツ・ルーテル派がクリスマス前の24日間を数えるために始めたそうで、ドイツでは同じみのモノです。

ツリーもカレンダーモチーフ。


■チャリティールーム@1F
中に入るってもイメージは変わりません。

ドイツの冬は、本当に厳しく、12月ともなると「嵐」のような天気が多いとのこと。「ホワイトクリスマスなんて、あったかしら?」と言われたのは、新しく日本に赴任された独大使のイナ・レーベルさん。だからこそ、ドイツのクリスマスは、心温まるように手作りが多いのかも知れません。

イナ・レーベル氏。イベントということで、
ややカジュアルな粧いで。


心温まると言えば、1Fにはチャリティー用のお家が。中に人にあげてもいい子ども用の玩具、子ども用の衣類等を入れます。そして、入れた人は、屋根に赤いシールを。お屋根が赤くなればなるほど、家もよりキレイに、心もよりキレイになっていく仕組みです。

チャリティした人は、
赤いシールを屋根に貼る。


また、小嶋ルミさんのクッキーもあります。こちらはMieleのオーブンで焼いたモノ。こちらはご購入頂いた金額、全て社会貢献団体への寄付となります。

 
こちらも欧米では、当たり前の習慣なのです。
とかく楽しく過ごすことに重点を置きがちな「X’mas」ですが、元々は粛々と。神の子たるイエス・キリストの誕生日。馬小屋ですから、決して華やかではありません。(確かに、東方の三賢者の贈り物がありますが・・・)余裕のある人は、是非、ご寄付を。

 
そして地下は、ベビールーム。当日はベビーシッターも常駐して、子供たちだけで遊べる空間にしますとのこと。イベントは、大人のモノ。これも欧米らしい感じです。

 
■ドイツ流スペシャルメニューのおもてなし@2F
さて、心も軽くなったところで、2Fへ。
2Fには大きなキッチンが取り付けられています。
で、当日は、ドイツからホームエコノミスト(Miele製品と調理の専門アドバイザー)の Sophia Nuendorf(ソフィア・ノイエンドルフ)が来日。調理デモとランチを実施。本場ドイツのクリスマス料理にモダンなエッセンスを加えたメニューをご紹介してくれるそうです。

2Fの巨大なキッチンルーム。


で、プレス発表日には間に合わなかったということで、次のモノが出されました。飛びすぎではないかというレベルの料理。メインの鴨肉もスゴかったですが、その前の鮟鱇が絶品。旬でもあり、美味極まれりの一品でした。

メインの鴨肉。ミーレのオーブンでじっくり低温調理。
シェフは、オーブンの位置に寄らず、均一に調理できスゴいとコメント。


 
■酒と音楽を楽しむ@3F
表参道の音楽シーンと言えば、BLUE NOTE TOKYOを外すわけにはいかないでしょう。マイクを使われたときの音響は全く褒められたモノではありませんが、アコースティックは別物。濃密な時間を過ごすことができます。

3Fで行われるセッションは、ここからの出前。招待ジャズアーティストが5mと離れていない場所で演奏してくれるのですから、豪気なものです。

今回は、ミーレの食洗機を推奨するリーデル社による、グラスでシャンパンの味が変わるティスティング・イベントがありました。

「セビリアの理髪師」「ウィリアム・テル」で有名なロッシーニの音楽は、よく「シャンペンの泡のよう」と称えられます。シャンパン=泡の図式ですが、シャンパンはフランス人ですら「ずっとシャンパンが飲めればいいのに」という最高酒の一つです。

現在、標準として用いられる細長いフルート型グラスは、泡を鑑賞するために考案されたグラス。このため、泡が最後まで立ちやすいように、グラス内側には泡の起点になる細かい凹凸が施されています。

フルート型グラスによるシャンパンの泡。


これに対し、リーベルは、香りと味が楽しめる様、独自設計のチューリップ型を用意しました。飲み比べると・・・。実際その通り。独自型はそれなりの時間で泡が出なくなります。フルート型はその時でも、美しい黄金色の泡が出ています。が、香りと味は、圧倒的に豊かです。個人的には、乾杯は飲み干すためフルート型、以降チューリップ型が嬉しいですね。

リーデルは、グラスティスティングのレッスンイベントも催している。
ワインも悪くないですが、ビールが面白い。


 
■この冬、最高のメーカーイベント
まぁ、メーカーイベントはいろいろありますが、ここまで文化的なモノは、まず日本で行われません。本当なら、茶の湯で空間を変える位の遊びが欲しいのですが、イベント屋に任せる限り、ちょっと無理な相談です。それに対して、欧米は小粋な小パーティはお手の物。ラグビーW杯で、日本のおもてなしが騒がれましたが、世界でもいろいろな形のおもてなしが存在するわけです。

まぁ少なくとも、私が知る限り、この冬、家電メーカーでNO.1のイベントと言えます。

 
詳しい情報は、ミーレのホームページにてご確認ください。
https://contents.miele.co.jp/event/
 

 
#イベント #ミーレ #クリスマス #表参道 #生活家電.com

2019年12月8日

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