レポート

「速い」「使いやすい」「ブサカワ」! 衣類スチーマー2019 日立 CSI-RX2


2018年以降、日立の家電は、変わりつつあります。どちらかと言うと保守的なイメージを持つ日立で、彼らが作ると唸る位大きくなる時があります。
ところが、2018年以降、かなり市場ニーズ、ユーザーニーズにリンクしたデザインになっております。衣類スチーマーはどうでしょうか?レポートします。
■ブサイク!でも、段々カワイク感じる衣類スチーマー
今、衣類スチーマーはイケメンが主流になりつつあります。
理由は、出しっぱなしになっていても問題ないデザインということです。先頭を走るのは、パナソニック。かの社の製品は、そう言うところは、キチンと抑えていますからね。

イケメンなパナソニックの衣類スチーマー。
見た目はイイが短所もある。


それに対し、日立のCSI-RX2は、どうでしょうか?

私は、炭火アイロンを思い出しました。令和ですからね。大正からは、昭和、平成と元号は3回も変わっていますからね。戦前のモガ(モダンガール)じゃあるまいし、ちょい古という感じでした。

日立 衣類スチーマー CSI-RX2
取っ手と本体の見た目バランスが悪いなど、ちょっとブサイク。
しかし、使って行く内に評価は変わった。


しかし、使うとまるで違う印象です。すごく使いやすい。どこがイイのでしょうか?

 
■付属品 CSI-RX2は、本体に加え、スタンド、注水カップ(約70ml)、ブラシアタッチメントが付いています。
注水カップが付くのは、タンクが小さいからです。これはかなりのモデルに付いています。

付属品のブラシアタッチメントを装着した所。


しかし、割りと付けられていないのが、ブラシアタッチメント。これは装着すると、かけ面から約1cm位離れます。温度:「中」で対応しなければならない衣類にスチームを掛けるときは、約1cm位離す必要がありますので、付けるととっても便利です。
アタッチメントが同梱されているモデルは、本気モデルであることが多い気がします。

 
■注水
注排水口は、アイロンとして使う時の上側にあります。このため、注水はとても楽です。しかも、水位窓も上から見える位置にありますので、注水しながら水位を確認することも可能です。しかも注排水口のフタは、本体に組み込まれており、使いやすいです。

注排水口のキャップを開けたところ。


 
■スチーマーとして使ってみると

コンソールはシンプル。
切り替えボタンで操作。
電源スィッチはなく、電源コードの抜き差しで対応。


温度は、「高」「中」に設定が可能です。洗濯マークのアイロンと同じ温度に設定すれば良いだけ。とても便利です。しかも前述のアタッチメント付き。行き届いている感じです。

立ちあげは、30秒。服にスチームを当てることができる様にすると、だいたいこの位の

2世代モデルのCSI-RX2は、スチーム量がアップされています。14g/ml/分。前モデルより:27%アップです。
その上、「ワンプッシュ連続スチーム」という機構が用いられています。これは一度、スチームボタンを押すと、1分程、スチームが出続ける仕組みです。心臓が脈打つような「ドクドク」という音と共に、安定したスチームが供給されます。

これは便利です。ボタンを押し続ける必要がないのは、スゴく楽というより、かなり感心しました。また掛け方の制限は、完全に逆さにする以外ありません

 
しかし、こうもスチームが出ると不安になるのが、タンク容量。
タンク:70mlは、さほど大きくないのですが、正味:5分使用できます。これだと、スーツ上下、シャツ1枚は十分処理することができます。

スチーマーは基本、短時間で効果的に使うモノ。多くて、スーツ&シャツ。
私は5分は活動時間として、ギリギリOK範囲だと考えており、それにはギリギリ合格です。

 
■アイロンとして使ってみると
ハッキリ言うと、かなりフルスペックのアイロンに近い感触です。

まず、「ブサカワ」の原因になっている、異形のダイヤモンド(菱)型のかけ面。これはアイロンとして使う時の幅を確保しています。これは大いにプラスです。

私の場合、アイロン掛けは、シャツ 3分/枚を超えると、リズムが掴めません。当然億劫になります。
このため、かけ面が大きいことは重要です。

その上、レイアウト的には、古典的なアイロンと同じです。実は、レイアウトで古典的なモノは実に多いです。これも押さえやすさに一役買っています。フルスペックアイロンの場合、この押江をアイロンの自重でします。しかし、衣類スチーマー兼用は、スチーマーとして扱うとき、手も持たないといけませんので、重くできません。その問題をかなり詰めたことが窺えます。

ただ、気になったのは、かけ面の滑りがやや悪く感じられることが、時たまあること。こちら原因は判然としませんので、そう感じれたことがあったとしておきます。

 
■保管に対して考えて欲しい
日立のCSI-RX2は、2つの点で不利です。1つは、出しっぱなしにしておくようなデザインでないこと。理由は、アイロン然としているからです。アイロンを出しっぱなしにする習慣がない日本人は、ここはもっとメーカー提案が欲しいところです。

2つめは、注水カップ、ブラシアタッチメントと、付属品が増えたことです。正直、これは何とかして欲しい。箱は華奢ですから、数回使うとダメになるでしょう。

どう保管するか、どう早く出せるか、この当たりはもっと考える必要があります。

 
■まとめ 日立の衣類スチーマーは、スチーマー、アイロン、双方の使い勝手がイイです。一台で対応したいことを考えている人には、申し分なし。ただし、使い方(保管、取り出し)は、工夫が必要です。

 
商品のより詳しい情報は、日立家電品のホームページにてご確認ください。
https://kadenfan.hitachi.co.jp
 


 

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2019年8月16日

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