レポート

【太鼓判】光脱毛器 ブラウン「シルク・エキスパート PRO5」


毎年夏になると、必ず特集が組まれるのが「脱毛」。あれは効果があった、これは効果がないと、うるさいほどです。しかも、単なる「脱毛剤」を、「永久脱毛」ではなかったと怒る人まで。
そんな中、生活家電.comは、今年フィアインされ、6月に発売されたブラウンの光脱毛器「シルク・エキスパート PRO5」を試してみました。
 

この言葉の通りか、テストしてみました。


●関連記事
新製品『ブラウンの、リニュアールされた光脱毛器「ブラウン シルク・エキスパート」』(2019年4月24日UP)
https://www.seikatsukaden.com/?p=26132
ブラウン シルク・エキスパート PRO5

脱毛したいところに押し当てて、スィッチONの超お手軽、光脱毛器。


■「永久脱毛」とは?
男の脱毛が、最近盛んだそうです。
1994年以降、夏、気温が体温を超えるようになり、短パンをはくのは当たり前。「余りにも毛が多いと変でしょう」と言うわけです。

また、自転車が盛んになって来たのも関係あるかも知れません。ロードレースの選手は、足に毛があると空気抵抗で速度が落ちるので、剃るそうです。まぁ全般にスポーツはどちらかというと、毛は少なくなる感じです。ラグビーなど、芝でないところでやると、セービング一発で、足の毛などは擦れて引きちぎられます。ソックスを履いている所以外は、何時しか無毛に。

まぁ、スポーツをするということはある意味、美的には不要な筋肉を付けることでもあり、容姿を整えるというのとは、ちょっと違います。

 
兎に角、脱毛は初めての経験です。
今回トライするに当たり、どのレベルで「効果あり」とするかを考えました。
調べてみると、「永久脱毛」には定義があるのですね。

言葉からすると、「永久脱毛=今ある毛がなくなり、永久に(自分が死ぬまで)新しい体毛が生えないこと」のように思う人もいると思います。

それも、間違いではありません。しかも、日本は永久脱毛に関する法律はありません。が、「永久脱毛」は、医療行為として認められていますからね、明確な指針が必要です。

実は「永久脱毛」と言う言葉は、多くの場合、米国電気脱毛協会が定める永久脱毛の定義に基づいて使用されます。具体的には「最終脱毛から1ヵ月後の毛の再生率が、20%以下である脱毛法であること」です。

心理的にはどうあれ、永久脱毛と言われる処置をしても、一部残っている可能性がある。それでも「永久脱毛」と呼ぶ。それが現実です。

 
視野を拡げて考えて見てください、確かに人は毛のある猿から「毛のない方向」へ進化してきました。
今残っているのは、保護のため頭のなど重要部位、また性的な興奮を高めるために必要だからとされています。
そのために、その部位には毛母細胞があります。

当然、毛母細胞のすることは毛を生やすことで、いろいろな困難に立ち向かっても、それを成し遂げようとします。そういう見方をすると脱毛とは「毛を作るための細胞の活動を停止」させるという、ちょっと危ない行為なわけです。

脱毛が医療行為とされるのは、健全な細胞の働きを強引に止めるためです。細胞は傷つきます。広く言うと人体に人為的にダメージを与えるわけですから、当然と言えば、当然です。

 
■「医療」で使われる脱毛法とは?
医療で使われる脱毛法は大きく2つです。
針(ニードル)脱毛とレーザー脱毛。

針脱毛は、毛穴に針を突き刺し、電気を流し、脱毛する方法。長所は確実に脱毛できること、短所は時間がやたらかかること(=費用もかかります)です。

もう一つのレーザー脱毛は、黒色や茶色の体毛の色に吸収される波長のレーザーを皮膚に照射することで、毛や毛根、周辺組織に熱ダメージを与え、脱毛する方法です。毛が生えるサイクルの内、成長期にあたる場合だけが、熱の吸収が大きいため、永久脱毛になるそうです。また当然、個人個人にあったレーザー波長を用意しなければなりません。

このため、1回で脱毛できるわけではありませんし、時間もかかります。何度か処置してもらう必要があります。

 
■「美容サロン」でつかわれる脱毛法とは?
では、サロンはどうかというと、医療で使用するレーザーより弱い光エネルギーでダメージを与えるわけです。「フラッシュ脱毛」「IPL脱毛」「プラズマ脱毛」がそれです。

危険性は医療行為より弱いのですが、人によって光エネルギーの許容度が違います。このため、人によりエネルギー量を変えなければなりません。こちらは人体に与える影響は少ないとされますが、絶対にコントロールすることが必要です。それを行うのは、エステシャンです。

また、一回で脱毛できることは稀で、何回か繰り返し脱毛処置を行うことが必要です。費用は、約20万円〜30万円。それだけの手間と時間が掛かっているからです。

 
■「美容家電」で使われる脱毛法とは?
方法は、美容サロンでも使われている、「IPL法」です。ただ、一般に市販されている光脱毛器は、美容サロンより弱いエネルギーの光が使われます。

使うのは素人、どんな使い方をされるか分かりませんからね。また多くの場合、個人個人の体毛、皮膚に合わせるのもできません。

こなおため、一番光吸収が高い組み合わせ(皮膚、髪の毛ともに黒)で、問題が発生しないようにします。体毛の色が薄いなど、エネルギー吸収が悪い人への効果は薄れますが、光エネルギーを浴びすぎて問題が発生するよりましというわけです。

 
■ブラウン「シルク・エキスパート」は何がスゴいのか?
さて、ようやく本題です。

世界一売れている光脱毛器は、ブラウンの「シルク・エキスパート」だそうです。どんなトコロが評価されているのでしょうか?

それは、肌の色、髪の毛の色を「シルク・エキスパート」が読み取り、それに合わせ照射光のパワーを自動で変えてくれるところです。エステシャンがしてくれることを、美容家電がしてくれるわけです。

取説に掲載されている適応範囲。
肌の色と毛の色のマトリックス表になっている。


肌の色により、照射量を変える。
これは肌を守るための措置。


先ほど書きましたが、脱毛は光の熱エネルギーで細胞に熱ダメージを与えます。エネルギーは毛の色が吸収しますが、当然肌自体もダメージを受けます。つまり、肌へのダメージを最低限にしつつ、毛にダメージを与える光量調整がポイントで、それを医者、エスティシャンが行うわけです。

しかし、家で行う場合は自分です。「脱毛のプロ」ではありません。そのために、その能力を脱毛器に組み込んだのが「シルク・エキスパート」です。中でも「シルク・エキスパート PRO5」は、肌、体毛の色に合わせ、照射量を10段階に分け、より合った光を照射するようにしています。(PRO3は3段階)

PRO5のサイド。10段階の目盛りが振ってある。


目盛りの下を光の帯が走る。今はマックスな状態。


その上、連続フラッシュが可能。正確にはフラッシュした後、ほんの一寸時間がかかるのですが、ゆっくり動かしていれば本当に連続という感じで対応できます。

その代わりと言ってはなんですが、笑っちゃう位、巨大ACアダプターが付いています。これはちょっとスゴい大きさ。しかし、それ位のことしなければ、連続照射に必要な電気を交流から直流に変え、取り込むことができないのです。

本体。電源コードの起点となるACアダプターの大きさに注目。


 
◼️実試験。ブラウンのトークの通り、4週間で効果はでるのか?
さて、ブラウンが盛んに言っているのは、4週間で効果が出るというものです。
実際にトライします。

●第1回目
脱毛は、毛剃りから始まります。
脱毛エリアの毛を剃るのです。電動ではありませんが、切れ味のいいカミソリが同梱されています。

同梱のカミソリ。
「ジレット ヴィーナス スワール」。剃りやすさに定評あり。


5枚刃。剃ると脱毛終了したような感じに
襲われる位、ツルツル。


毛剃りしないで、光を浴びると、強烈な痛みを伴います。
なんせ毛が焼けるのですから…。私も確認して見て、頭では分かっているのに大声を出してしまいました。実に痛い。日常にない独特の痛みです。その上、焦げた臭いもします。ホームエステの感じは全くありません。地獄の獄卒が、亡者をいじめるために、試行錯誤している雰囲気のようでもあります。

しかし、毛を剃ると、痛くありません。ほんの時たま「チクッ」と感じる位です。

また、毛が白(白髪)の場合は、何の影響もありません。毛の色がどんなに重要かを、改めて分かります。

処置を終えて見て見ると、剃ってしまうので、跡もキレイです。もう少し、残った部分が点々で目立つかと思っていましたが、そうではありませんでした。ただ、処理直後は少し粗れ気味であり、お風呂を使ったり、少し寝ると落ち着きます。自分への影響判断は落ち着いてからの方がベターです。

使い終わったら専用バッグへ。


落ち着いたグレーが上品な感じ。


●第2回目(一週間後)
一週間後、体毛は少し伸びているようです。髭と違い「ザラっ」と来ません。要するに気になるほどではないということです。1回目と同じ処置をします。

●第3回目(二週間後)
3回目は、ほとんど気になりません。自分で気にならないのですから、他人から見ればOKレベルと言ってもいいかと思います。

●第4回目(三週間後)
4回目。うーん。我ながらキレイですね。男ですから、太い毛の部分も幾つかあったのですが、ツルツルです。個人差はあるにせよ、ブラウンは、間違ったことは言っていません。

また、肌も負荷を掛けられた様子は見当たりません。

そして、以降4週間(1ヶ月)放置。まだ生えてきません。冒頭は20%がどうのこうのと書きましたが、生えてきませんね。一夏には十分な能力だと思っています。

腕で試してので、細かい実撮(普通の写真でムダ毛はまず、分かりません。)が出来ないので、写真はかんべんしてください。

脱毛という行為は、何やら、自分で自分を作り出している様で、ハマリそうな自分に気付きました。脱毛はかなり面白いです。

 
◼️物理的な問題 他
ただ物理的な問題も残ります。言わずと知れた背中です。持ちやすいですし、当てるだけなのですが、ちょっと厳しいと思います。これは家族、親友に頼むしかないですね。
一人暮らしだと、ちょっと問題。

しかし、美容サロンの1/4〜1/6 のお値段で見事に成果を出したわけですから、やはりスゴいというべきでしょう。

なお、友だちに、ヒゲのエッジをキレイに出す(ちょっとヒゲの濃い人です)ため前のモデルを顔に当てて効果を出している人もいます。このモデル顔もOKなのです。

医療機関で十分テストを繰り返しているから、断言できること。


ブラウン「シルク・エキスパート PRO5」は、お勧めできる脱毛器。生活家電.comは「太鼓判商品」として推奨します。

 
商品のより詳しい情報は、ブラウンのホームページにてご確認ください。
https://www.braun.jp/ja-jp/female-hair-removal/silk-expert-pro-ipl
 

#美容家電 #脱毛器 #光脱毛器 #ブラウン #シルク・エキスパート #PRO5 #太鼓判 #生活家電.com

2019年7月5日

タグ: , , , , , ,