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世界初の全自動衣類折り畳み機「ランドロイド」の開発企業が破産


seven dreamers laboratories(株)(セブンドリーマーズラボラトリーズが、4月23日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けたそうです。 以下、筆者コメント。

職業柄、何度か開発品を見せてもらいましたが、想定がかなり「非日常」でした。
また、市販されましたが、そちらの方は、力不足の感じでした。
当初から問題だと思ったところは、

1)限られた衣類(Tシャツ)の畳みには強いのですが、弱い衣類が存在することです。
  制服の様に、サイズだけ異なり、素材は同じなどの場合は、ほぼ確実に上手く行くのですが、一般家庭の洗濯は、多雑、ゴッチャですから、同じ作業が得意なロボット向きではなかったようです。

2)もう一つは、折り畳んだ洗濯物をどうするのかです。理想的には、クローゼットの定位置に収まることです。
 しかし、これは搬送系の問題があり、一時は、専用の搬送経路を家に取り付ける発送だったようです。しかし、家をそのためにリフォームするというのは、ほぼあり得ない選択と言えます。

 半年間、床掃除を思い出さなくてもよいロボット掃除機(iRobot社 ルンバ i7+)が、12万円前後で販売された今、どこまでを完全にこなすのかは非常に重要な問題です。

 
私は、「世界初」に踊り技術ありでコンセプトの検証が甘かったように思います。
ただ技術的にはかなりのもの、人材をバラバラにせず、国内企業が、まとめて引き受けてくれると嬉しいのですが・・・。

 

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2019年4月23日

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