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これ何だ? @ SCAJ 2018
ヒントは「バー」で使うモノ。


秋となれば展示会の季節。日本でも、家電のCEATEC、東京モーターショーを初めとして、枚挙に暇がない位、展示会が開かれています。
SCAJ(スペシャリティー コーヒー アソシエーション ジャパン)もその一つです。
今、流行のスペシャル・コーヒーの展示会ですが、セミナーあり、コンテストありで、年々盛り上がりの激しさが増しています。基本、業務用中心の展示会なのですが、一般の人も入れる(有料ですが)ので、カオスというか、混沌というか、すごい感じです。

 
コーヒーの器具は、どちらかというと「珍奇」といった方がイイかなと思えるデザインもあり、コーヒーの試飲だけでなく、見ても楽しめます。これは、バーにも言えることです。コーヒーを用いたカクテルもある位ですから、SCAJ 2018の展示品の中には、そんな感じのモノもチラホラ。

で、一瞬、何に使うのか分からなかったのが、これです。

中央に花びらを象った部分があります。私が思い出したのは、BBW(ベルギー・ビール・ウィークエンド)で使われていたグラス洗浄機でした。上から押しつけて何かをするんだと見当は付けたのですが、後が続きません。

見かねた説明員の方が、デモンストレーションをしてくれました。



 
答えは、「急速グラス冷却器」。イタリア製で名は「スリル」。

バーは、酒の扱いは元より、氷と果物は特に注意が必要です。そのためにグラスを冷やしたりもしますが、これはそれが一気にできるわけです。

使うのは -78.5℃の炭酸ガス。中にはドライアイスが入っていて、水をかけることによりブクブク・・・ではありません。サイフォン付きのガスボンベに、液化炭酸ガスを入れて使います。

このシステム最大のメリットは、「ニオイ」です。
冷蔵庫に入れて冷やした場合は、微かにですが、必ず隣のモノのニオイが移ります。これは仕方ないですね。

ところが、これは一気にニオイをも凍らせます。そして除去します。嗜好品は「香り」を楽しむものが実に多いのですが、それにピッタリと言うわけです。ちなみに、この強烈な温度は「菌」も凍らせます。で除去。第三者機関(ウーディネ大学食品化学科)データを見せて頂きましたが、50〜88%の除菌ができたことになっています。

迫力満点のこの機器。本体価格:30万円以上。以上というのは、ロゴを入れたり、色によってはもっとかかるからです。しかし、イタリアでは大人気で、液晶モニターが付いたモデルもあるとか。こちらは80万円以上とのことです。

あと、サイフォン付きのガスボンベは、ほとんど出回っていません。このため、ガスの初期費用として、容器レンタル料とガス入りガスボンベ2本(送料込み)で、75,000円とのこと。

総輸入販売元は、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド。
モーター部門は、ロールス・ロイス、ベントレー、フェラーリ、ランボルギーニを扱っており、クルマ好きには有名です。
ご興味のある方は、下のURLをお使いください。
https://www.cornes.co.jp/business/trading/
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2018年9月27日

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