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アクア、専門家直伝の“おいしい冷凍のコツ”を紹介


冷蔵庫などの家電を製造・販売するアクア(株)は、食事に関する家事と“常備菜”について、既婚女性500名に調査を実施しました。 この度、その結果が発表されました。
■6割が常備菜をホームフリージング! 一方冷凍室のサイズに不満も…
常備菜とは、比較的日持ちする食材であらかじめ作り置きし、冷蔵庫などに常備しておく料理のことです。

まず、50名に“常備菜”の認知度を探ったところ、97%という結果に。さらに、作ったことがある人は約7割(69%)、現在も作っている/ときどき作っている人も約半数(49%)と、定番化していることがうかがえます。

“常備菜”を作ったことがある人に「ホームフリージング(冷凍保存)」について聞いてみると、「“常備菜” をホームフリージング」したことのある人は 6割(60%)。さらに冷蔵保存とホームフリージングの割合は、冷蔵:57%、 ホームフリージング:43%と、ホームフリージングもかなりの割合を占めているようです。

また、“常備菜”を冷凍保存したことがない人に、「きんぴらごぼうやミートボールなどは、冷凍すると約3週間程度保存できる」と例を提示し、ホームフリージングをしてみたいと思うか聞いてみたところ、62%が「ホームフリージングをしてみたい」との回答を得ました。

しかし、“常備菜”をホームフリージングするうえでは、スペースの確保という課題もある様子。
実際に冷凍庫のサイズに不満がある人も約4割(37%)おり、「もう少し冷凍庫が大きいサイズなら、常備菜を冷凍したい 」(50歳)という声も。「やる気があるときに まとめて弁当のおかずを作っても、冷凍庫に入らない」(34歳)、「まとめ買いする習慣があり、冷蔵より冷凍したい食材が多いので、冷凍室がもっと大きいと良い 」(44歳)など、冷凍室が小さいために、買い物や“常備菜”を作る量に影響が出ている人が多いようです。

 
■約3人に1人が“常備菜”を腐らせた経験アリ…
“常備菜”をホームフリージングすることで、長持ちさせられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
実際に、“常備菜”をダメにしてしまった(腐らせてしまった)経験も多いようで、その割合は約3人に1人(32%)にのぼっています。

また、“常備菜”を作ったことがない人の「作らない理由」として「ダメにする前に食べきる自信がない」(33%)が選ばれて、“常備菜”をダメにするリスクは“常備菜”作りにおける大きな懸念材料といえそうです。

 
■おいしい冷凍のコツを 冷凍の専門家 “冷凍王子”がレクチャー
専門家:西川 剛史さん(冷凍生活アドバイザー

-・-・-以下コメント-・-・-

「食品ロス」とは、本来は食べられるのに、捨てられてしまう食品のことです。京都市の試算では、4人家族の家庭 で発生する食品ロスの金額は、一年間でおよそ6万円にもなるそうです(京都市試算・生ごみデータより抜粋  http://sukkiri-kyoto.com/data/gomidata#gomidata3 )。 かなり大きい金額ですよね。
また、食品ロスは経済的なデメリットだけではなく、環境への影響や、食べ物を無駄にする食育の観点からも問題視されています。そんな 食品ロスも「冷凍」を活かせば、かなり抑えることができます。

しかし、「食材が余ったから、とりあえず冷凍庫へ」と、食材を腐らせて無駄にしないために「とりあえず冷凍」をされる方も非常に多いです。もちろん腐らせてしまうよりは、とにかく冷凍することは正しいですが、正しい冷凍方法を知っていないと、せっかく冷凍しても美味しくなかったり、使えなくなってしまったりすることもあります。

おいしく冷凍保存するための 基本は3つです。

(1)とにかく早く冷凍する(鮮度が良く、美味しい状態で冷凍) (2)ラップや保存袋などでしっかり包んで乾燥防止 (3)予冷したり、薄く平らにしたりして、すばやく冷凍する
そんな冷凍のメリットの一つは時短です。
洗ったりカットしたり、下処理をしてから冷凍しておけば、実際に料理に使う際にはそのまま簡単に使うことができます。
また、きんぴらごぼうやきゅうりの酢の物などのお惣菜を冷凍しておけば、「あと一品何か欲しい」といったときにも、簡単に一品追加することができます。
冷凍する常備菜としては、食材中の水分が飛ばしてある炒め物や、水分で食材がコーティングされている酢漬けやマリネなどが向いています。
また、冷蔵保存や常温保存では常備菜にならない、傷みやすい料理も、冷凍すれば常備菜のように常備でき、手軽に普段の食卓に利用できるのも冷凍の魅力です。冷凍を活かせば、簡単に食材や料理をプラスすることができ、より豊かな食生活を実現できます。ぜひお試しください。

冷凍生活を実現するコツの一つは「冷凍した食材を早めに使うこと」です。せっかく冷凍しても、なかなか使わず冷凍庫がいっぱいになってしまい、新たに冷凍できない方も多くいらっしゃいます。冷凍したからといって安心せず、 どんどん冷凍食材を料理に使うことも大切です。

そのためには下記の2つのテクニックがおすすめです。

(1)使いやすいように冷凍する (2)月末など、定期的に冷凍食材をまとめて使える料理(みそ汁、スープ、鍋、カレーなど)をする
冷凍を活用し、手軽に簡単に、健康的で豊かな食生活を実現してくださいね。

 
<専門家プロフィール>
西川 剛史 (にしかわ たかし): 冷凍生活アドバイザー

大学在学中から冷凍食品に興味を持ち、冷凍食品会社に就職。冷凍食品の商品開発などの経験を生かし、現在は独立して、冷凍生活アドバイザーとして活動中。冷凍王子としてテレビ番組「マツコの知らない世界」、「王様のブランチ」、「ノンストップ」など、その他テレビ、雑誌などに多数出演。

 
[調査概要]
調査名:食事に関する家事と“常備菜”に関する調査
調査期間:2017年9月5日(火)~6日(水)
調査対象:30~50代 既婚女性 500名(有職・無職均等割付)
調査方法:インターネット調査

 
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2017年12月14日

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