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「Pepperが省エネのアドバイス」
Pepper を活用したHEMSで3社が協業


M-SOLUTIONS(株)(以下M-SOL)、エナジー・ソリューションズ(株)(以下ESI)、(株)システムズナカシマ(以下システムズナカシマ)は、ソフトバンクロボティクスが開発・提供する人型ロボット「Pepper」を活用した「Pepper HEMSアプリ」の開発を開始しました。
「Pepper HEMSアプリ」は、生活者が「快適な住環境のもと省エネを実現できる」ことを目的として開発を進めます。
main-2 ■HEMS機能とPepper
HEMSとは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略で、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システム。
環境省が「HEMS利用の価値向上のための調査事業検討会」を開催するなど、普及促進が進んでいます。

2016年4月1日からは電力自由化が始まり、生活者が電力の契約先を選択することで、よりエネルギーについて考えるようになることが想定されます。
また、Pepperは、2016年1月28日から全国100店舗のソフトバンクショップで購入申込が可能となっており、今後、多くの一般家庭に普及するが予想されます。
今回、ESIでは、家のエネルギーと住環境をPepperがマネジメントして省エネをしながら快適な暮らしをサポートすることをコンセプトとしています。
Pepperは、家のエネルギー消費や太陽光発電・蓄電池の状況を把握し家族構成やライフスタイルに合った省エネのアドバイスと、室内の気温や湿度、CO2の情報から季節や天気に応じて適正にアドバイスを行います。
M-SOLとシステムズナカシマの両社がロボアプリの開発を担当しています。
それに、ESIが考案した「Pepper HEMS アプリ」では、クラウドサービスとの組合せで下記の機能を提供する予定です。
●エネルギーマネージメントの提供 電力消費状況・太陽光発電状況・蓄電池稼働状況の見える化
天気予報からの太陽光の発電予測・蓄電池充電量予測から、 最適な電力供給方法の制御(ESI特許取得)

 
●住環境マネジメントの提供
室温・湿度・CO2の見える化と快適な住環境にするためのアドバイス

 
■ロボアプリ開発における協業について
M-SOLは、サイボウズ(株)(以下サイボウズ)の業務アプリ開発プラットフォームkintoneを利用したアプリケーション開発や、kintoneをベースにした Pepper 動作設定サービス「Smart at robo for Pepper」を提供しています。Smart at robo for Pepperは、エンドユーザーの Pepper 活用推進につながるだけでなく、M-SOLのロボアプリ開発効率も飛躍的に向上しました。
システムズナカシマは、 kintoneを利用したクラウド版SFA「NICE営業物語 on kintone」を提供しています。kintoneを利用した開発力が評価され、CYBOZU AWARD 2015も受賞しています。

今回、サイボウズからの紹介を受け、M-SOLとシステムズナカシマは、「Pepper HEMS アプリ」のロボアプリ開発プラットフォームとして「Smart at robo for Pepper」を利用し、Smart at robo for Pepperだけでは実現できない要件を、kintoneを利用して個別開発しました。
 
■筆者の視点
HEMS等のターミナルは、スマホもしくはタブレットを想定している場合が多い。
しかし、実は必ず眼を使わなければならないことは非常に面倒臭い。
実際、人とのコミュニケーションは、会話で成り立っていることにご注意頂きたい。

このため、音声をメインとしたシステムは、特に高年齢層にはありがたい。(老眼対応でもある)

ロボットは、今後、実作業ではなく、コミュニケーションツールとして発達する可能性が高く、これもその一端と考えれば、納得できる。(シャープのロボホンもこの路線)

 
商品のより詳しい情報は、のホームページにてご確認ください。
ESI:http://www.energy-itsol.com システムズナカシマ:http://www.systems.nakashima.co.jp M-SOL:https://m-sol.co.jp

2016年3月9日

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