新製品

ハイアールでイタリア気分、340L冷蔵庫、ワインクーラー、リビングフリーザー


ハイアールは、白物家電で世界No.1。
日本では日本メーカーの力が強く、まだテレビにおけるサムソン、LGの様に目立ってはいませんが、世界何処でもあります。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア・・・。
そのハイアールが、自分の特長を出した製品を日本で提案してきました。
■世界が相手と言うことは!
白物家電は、世界統一仕様というのは存在しません。
いろいろな部分を変えなければなりません。

例えば、冷蔵庫なら湿度が高いか低いかで仕様が変わります。
湿度が低い欧州では庫内に冷却器がある「直冷式」がメインです。
これは湿度が低いため、庫内結露がなく、冷却器に霜が付きにくいためです。

日本で、これをそのまま使うと夏場などは本当に大変。
冷却器が霜というより、氷で覆われてしまい、冷却効果が落ちます。
このため霜取りを行うのですが、これが手間です。

このためファン(もしくは送風)式が採用されます。
つまり冷却器を庫内に置かず、庫内には冷気だけを送り込むわけです。
そうすると冷却器に霜を付けずにすみます。

 
また料理もそうですね。
共稼ぎ率が高い日本は、作り置き&冷凍食品が並ぶ食卓で、冷凍庫はかなり重視しますが、料理するのが当たり前の国では、当然、冷蔵を重視します。

 
ハイアールが、売れているということは、この当たりのさじ加減を充分心得ているからです。

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発表会場の様子。


 
■”Florence white AMORE”(フローレンス・ホワイト・アモーレ)という名の340L冷蔵庫
ハイアールは、日本ではダブルブランド戦略を立てています。
旧三洋の技術を活かした「AQUA」と、グローバル・ブランド「ハイアール」です。

AQUAの冷蔵庫は、日本らしい冷蔵庫。
ちょっとお堅いですが、技術もしっかりしていますし、レイアウトも工夫されています。

では、ハイアールの冷蔵庫は?
こちらは演出できました。
イタリアンです。

日本人の食事は大きく3つに分かれます。
和、中、洋ですね。
ただカレーラース、コロッケなどは、洋と言うより和一部とみるべきでしょう。
では、洋に当たるモノは何か?

私はイタリアンだと思います。
種類が多く、ボリュームがあり、美味しい。
しかも安い。

スーパーに行くと食材も手に入りやすいですし、冷凍のピザ、パスタもあります。
また、野菜もかなり取れます。

そのための冷蔵庫が、Italian CONCERTA line “Florence white AMORE”(イタリアン コンチェルタ ライン “フローレンス ホワイト アモーレ”と言うわけです。
 
■イタリアを知るグローバルメーカーが、日本人のために作った冷蔵庫
“Florence white AMORE”は冷蔵、冷凍上下二段、冷蔵室の真ん中にワイン用の棚を持つ構成となっています。

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冷蔵庫 開けた瞬間 イタリアン。まるで欧州の冷蔵庫そのもの。


ワインがコルク栓を使う限り、ワインは寝かせて保管するのがセオリーですから、これは嬉しい限り。

また日本の冷蔵庫の様に主婦の声満載に詰め込みましたとは一線を画す、シンプルなレイアウトはとても心持ちがイイ。
ピザ専用の薄い冷凍室も用意されており、いたせり、つくせりという感じです。

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左)ワイン棚、右)ピザラック


 
が、実はこの冷蔵庫、完全な日本仕様です。
直冷式のような体裁をとっておりますが、ファン式ですし、何より冷凍庫が大きい。
スローフードが特長、「マンマの御飯が一番」と言い張るイタリア男性を見てもお分かりのように、手作りが当たり前の場合、冷蔵庫が大きい方が使い勝手がいいですからね。

これはイタリアのイメージを出した日本人のための冷蔵庫というべきでしょうね。

 
■冷蔵庫の動線を学ぶのにも最適
シンプルなために、卵立ても調味料入れもありません。
これはマイナスと取る人も居るかも知れませんが、私はプラスだと思います。

340Lと言うサイズは、家族3人まで、4人だとキツいです。
それ故、タイトルにあるように、新婚女性が買ったとします。

本格的に料理をするわけです。
料理で重要なことの一つは段取り。
三品作るとして、全て温かい状態で出そうとしたら、上手く段取りを組む必要があります。

その段取りの中に冷蔵庫も含まれていますね。
食材は、どう並べておくと出しやすいのか、途中出しする調味料はどこにあるべきなのか、等々。

卵も卵ケースを半分に切ると申し分なく使えますし、調味料も100円のプラ容器に詰めれば何ら問題ありません。
むしろレイアウトがフリーであり、そこで自分のやり方が工夫でき、料理の動線を確保できるのは、大いにイイと思います。

 
色違いの同様なモデル、「ミラネーゼ・ゴールド」「ローマン・シルバー」もあります。

 
■ワインクーラー「raccolta(ラコルタ)」
DSCF8850私はワインが好きな人には、ワインクーラーを求められることを勧めています。
理由は簡単で、冷蔵庫だとワインが冷えすぎてしまうためです。

種類、味によっても適正の温度は変わるのですが、白ワインで10℃、赤ワインで15℃が適温となります。
少なくとも、赤ワインを冷蔵庫で冷やすと、冷やしすぎになります。
味もそうですが、香りが開かないため、ワインを充分楽しめません。

で、お勧めするのがワインクーラーです。

ワインを投機の対象にする人は、振動が全くない値の張るワインクーラーを勧めますが、普段飲みの方には、余り気張らないコンパクトタイプがイイと思います。

今回、冷蔵庫と共にハイアールから出された、2種類のワインクーラー「raccolta(ラコルタ)」は、まさにそんな感じのワインクーラーです。
ワインをちょっとステップアップして楽しみたい人にお勧めです。

 
■LIVING FREEZER(リビング・フリーザー)
実は、共稼ぎが多い日本の場合、冷蔵庫関係で困るのは、冷凍庫が足りなくなるということです。
兎に角、平日、「チン」で済ませる人の多いこと。
私も、面倒臭くなった時は、そうしてますので、人のことはいえませんが、買い置き、作り置き、食べ残しも含め、冷凍庫はいつも足らない状態ですね。

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写真では大きそうに見えるが、実際はそんなに大きくない。


これに対応するのが、リビングフリーザーです。
追加フリーザーで売られているのは、ほとんど白。
いかにもキッチンに追加でという感じですが、キッチンにスペースがあるのから、冷蔵庫を大きくし、冷蔵スペースを稼ぐのが常套手段でしょう。

今回ハイアールは焦げ茶を提案してきました。
これなら、サイドテープルの感覚でリビングに置くことも可。
最近リビングとキッチンは一間にする家が多いですから、ありですね。

 
今回のハイアールの新製品は、グローバル・メーカーらしい巧な商品群だと思います。
しかもお値段もお手頃です。
一度ご検討になっては如何でしょうか?

2015年10月28日

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