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フルモデルチェンジの「うるるとさらら」は、どこが変わったのか?


冬の暖房に、エアコンを使う人は70%以上になったそうです。
今や各部屋に1台の時代ですから、あたりまえといえば、あたりまえの話です。
各メーカー共暖房機能を強化。人の足元を狙い、素早く暖かく感じさせるエアコンがトレンドです。
3年ぶりのフルモデルチェンジのダイキン「うるさら7」はどうでしょうか?
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3年ぶりにフルモデルチェンジの「うるさら7」Rシリーズ


■ダイキン うるさら7
ダイキンは、空調専業メーカー。
だからというわけではありませんが、うるさら7にはいろいろな機能が詰め込まれています。

1つめは、気流。
ダイキンは、部屋の温度にこだわります。
正確には均一性です。
「均一」な温度を実現させるためには、部屋の上下で空気を混ぜてやることが必要です。
ちょうど、お風呂をかき混ぜて、均一の温度にするようなものです。

空気の場合は、手で混ぜることはできませんから、気流を使います。
専用家電の名前は、「サーキュレーター」。
あると中々便利な家電です。

しかし、多くの家電を持つという場合、置き場所に困ります。
また、コンセントも1つふさがれてしまいます。

ならばということで、エアコンの中に遠くまで風を送る機構を設けました。
これが「サーキュレーション気流」です。

 
2つめは、湿度。
空気環境を適切に保つためには、6つの要素が重要です。
「温度」、「湿度」、「気流」、「二酸化炭素濃度」、「TVOC(総揮発性有機化合物量、ホルムアルデヒド等)」、「粉じん(花粉、PM2.5等)」。

高温多湿の日本で、割りと軽く扱われているのが「湿度」ではないでしょうか?
と言うより、もっとも制御しにくいのが湿度です。

これは、加湿と除湿が別々のメカで行わなければならない上、温度により空気に含まれる水分量が異なるためです。
除湿ができるのは、除湿器、エアコン。加湿は加湿器で行いますが、この連携が取れない。
加湿器で加湿しすぎても、加湿器は、それを元の状態に戻すことはできないのです。

ならば、ということでエアコンの中に加湿器を組みこんでしまった訳です。
これだと、湿度コントロールが容易にできます。

尚、エアコンも水気を帯びていますし、加湿器も水を使います。
水は留まりますと、どうしても黴菌(黴はカビ、菌は細菌(バクテリア))が繁殖します。
これは、生物活動なので致し方ないことです。

が、衛生面で見逃すことはできません。
で、空気清浄機で使用しているアクティブプラズマイオン発生器を内蔵しました。
プラズマイオンは、無機系の粉じんには効果がありませんが、有機物の場合、周りのタンパク質を変質させ、やっつけることができます。

エアコンの名の由来になっている「うるるとさらら」は、ここから名付けられています。

 
3つめのポイントは、地球環境へのアプローチです。
今は取りざたされなくなりましたが、非フロン冷媒。
通称、R32。
これをいち早く開発。導入したのはダイキンです。

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主流3機能以外にも、いろいろな機能が導入されてきた。


 
■暖房用サーキュレーション
エアコン壁掛け型は、高い位置にあります。
これは冷房には有利なのですが、暖房には不利です。

空気は温度により単位体積当たりの重さが変わります。
冷たいと重く、温かいと軽くなります。

エアコンが上に位置する場合、冷房だと、空気は重いので、上から下へ移動します。
まぁ大きな問題はありません。
ところが、暖房の場合は、空気は軽くなるので、下から上へ。
つまり暖かい空気が下へ降りてこないことになります。

天井が温かくなっても、人は温かくなりませんからね。
エアコンは、少なくとも日本の場合、やはり冷房がマスト条件で作られていると言わざるを得ません。

 
では、どうするのがベストか?
暖かい空気を床にぶっけてやり、拡散。
部屋の床から、暖気がゆるやかに上るのがベストです。

人間が好む放射熱による温めと同じ原理です。

 
ダイキンの面白いところは、こういった原理に忠実に技術開発することです。
このため、出来上がったエアコンは、絵に描いた様な性能を持ちます。

今回もそうです。
ダイキンの垂直気流。絵に描いた様な気流です。

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ずばり、理科の教科書に載せたいような写真です。見事。


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途中で椅子があっても、その下を這う。スゴ!


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左)垂直下降のサーキュレーションを実現したメカニズム
右)垂直下降のサーキュレーション時のフラップ位置。


 
■理にかなったダイキンの暖房
マンガ「もやしもん」の中に、石油ストーブの上に水の入ったやかんを置いて、「暖気と加湿が一度にできるので、これが最強の暖房です。」というシーンがあります。

日本の冬、特に「空っ風」で有名な群馬〜東京エリアの乾燥は並みではないです。
このため、暖房器具の上には必ず、やかんがのっていました。
これは火鉢の時代もそうでしたから、日本の伝統芸に属するかもしれません。

 
ところが、エアコンの暖房を使う時は、基本加湿ができません。
加湿器などで、水分を補う必要があります・・・。

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外部ユニットの内部の
新型加湿ユニット。
小型化された。


もうお分かりですね。
冒頭、「うるさら7」の特長を説明した理由が。
そう、ダイキンのエアコン、暖房しながら、加湿コントロールもできるのです。

 
加湿器だと、多くの場合、最高:600ml/hrの性能を出します。
店頭では、迫力がないといけないので、まあ最高パフォーマンスで動かしていますが、家で同様な使い方をすると激しく結露しますね。

日本だとカビの種類は、豊富。
低温でもカビは生えますので、結露部分のメンテナンスをしっかりしてやらないと、知らず知らずの内にカビだらけとなります。

 
ダイキンは、これを意識しなくてもイイんです。
温度、湿度が、エアコン内で連動していますので。

 
■エアコンは空気環境の中心家電
空気環境は、前項で上げた通り、6つの要素により左右されます。
通常のエアコンでは、「温度」「湿度(除湿のみ)」「気流」。
うるさら7でも、「温度」「湿度(除湿のみ)」「気流」です。

 
今でも、基本は外気の方が室内より環境はイイのですが、それでも花粉、PM2.5、インフルエンザなど、いろいろなモノで一時的に汚染される時があります。
エアコンに加え、換気扇(「二酸化炭素濃度」、「TVOC(総揮発性有機化合物)」)、空気清浄機は必要でしょう。

空気清浄機が残るのは、浮遊物の重さに由来します。

しかも、この3つは、連携で動作しながら、室内の空気環境を守らなければなりません。
今は人が、大体こんなモノだろうということで対応していますが、近い将来、ホームシステムとしてキチンと制御されるようになると思います。

 
ダイキンのエアコンは、その様子を一部垣間見せてくれました。

 
商品のより詳しい情報は、ダイキンのホームページにてご確認ください。
http://www.daikin.co.jp/index.html

2015年10月15日

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