新製品

カドーの”made in Japan”の加湿器と22 畳用の空気清浄機


“made in Japan”。日本製。
いろいろな定義はあると思いますが、大まかにいうと日本で生産される製品に付けられるタイトルです。
しかし、これが少なくなりました。
単純に言うと人件費の問題ですね。
しかも、韓国、台湾、中国と人件費の安い国もどんどん変わります。
今のトレンドは、ベトナム、タイ。
この当たりではないでしょうか?

しかし、日本メーカーなら、日本で作って欲しいという気持ちは、多くの人が持っているともいますが、それが成り立たない。
今回のカドーは、それに”挑戦”したわけです。

 
■円安の影響

1995年頃、グローバルの名の下、日本メーカーの製品はどんどん海外で作られるようになってきます。
しかも、メーカー主力製品を海外で生産し、日本に輸入、そして販売する様になりました。

こうした流れの理由の一つに、円高があります。

海外に行くとよくわかるのですが、物価と言うモノは相対的に似ています。
というのは、日本の100円は、米国でいうと1ドル。欧州で1ユーロ。
その国の中で、買えるモノは余り変わらないからです。

ところが国と国の間の貿易では、こうは行きません。
愕然とする程の差が出ます。
毎年、IFAに行くのですが、今回2015円の渡欧に際し、2014年と同じ額、手持ち用のお金として200ユーロを両替してもらうのに5000円の差がありましたからね。
円の価値が、20%下がったわけです。

こうなると海外で作って、日本に持ち込むと20%高くなるわけです。
このため海外メーカーは、一部値上げをしたメーカーもあります。
値上げしないと、為替分損を被りますのでね。

こんな中、カドーが選んだ道は、国内生産でした。

 
■日本と海外の作り方の差
「日本は工業技術は優れているし、そんなの楽じゃん」と思った人いませんか?
実は、そんな簡単なものではありません。

日本はよく人の質が高いと言われます。
これは、他の国では考えられないほど、大学まで進学するからです。

逆に言うと、社会人になるまでの投資が並大抵でないわけです。
そんなために、どうしてもあるレベルの賃金が必要とされる。
つまり人件費が高いとなるわけです。

そうなった時、日本はどうしたかというと、単純作業の機械化です。
工場用自動機械(以下FA:ファクトリー・オートメーション)を導入するのです。
速度と正確さにおいて人間以上の働きをすることが、前提となるのですが、これはスゴイものです。
能力もそうですが、休ませずに使うことができます。

しかし物事は必ずプラス・マイナスがあります。
FAの欠点は、違うことはできないということです。
それ様に設計されているわけですから。

 
海外は、この逆です。
FAを使わず、人手でこなすのです。
このため習熟は必要ですが、いろいろなことができます。
効率はFAに劣りますが、融通性に関しては格段に上なのです。

 
■日本のラインにのせるため設計しなおす
問題は、人間が持つ”融通性”です。
日本の多くの工場は、ギリギリの操業ですので、人を追加で雇えません。
その仕事が終わったら解雇なんて、不義理はできませんからね。

で、”made in Japan”を目指すカドーが取った手は、設計しなおすと言うことです。
製品の性能、販売価格を維持しながら、日本の製造ラインにのせられるように変更するということです。
ちなみに、今回はマイナーチェンジに伴う、若干のスペックアップが図られていることを付記しておきます。

まら一般論ですが、日本の品質管理の高さは、FAを導入する過程で作られるといっても過言ではありません。
FAは融通が利かない。つまり曖昧さがないためです。
FAが多くなればなる程、品質の均一性は上がります。

 
■HM-C610S
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HM-C610S。
ブラック、ホワイトの2色展開。
45,900円(税込)、10月10日発売予定。


基本は、2014年度モデル:HM-C600Sと同じと考えてもらって良いように思います。
超音波式で、最大:600ml/hrですから、加湿能力も高く、好き好きはあると思いますが、デザインもイイ。
それにフレグランスを併用して使えるところもポイントが高いです。

そして “made in Japan”。製造品質も期待できます。
 
私が引っ掛かっているのは、この加湿器の基本となっている「ゼオクレア・テクノロジー」ですね。

ホームページでは、「ゼオクレア・テクノロジーは、独自開発の抗菌ゼオライト(沸石)を用いたものです。このゼオライトは、タンク内の水を抗菌し、更に空気中にミストとして放出され、ウイルスや浮遊菌を抑制します。」

沸石が意味するのは、多孔質の石という意味です。
これは孔が多いだけですので、黴菌を殺したり、ウィルスを殺したりする機能を持ちません。
つまり上の文章では、どうして抗菌し、浮遊菌を抑制するのかがわからないのです。

例えば、シャープのプラズマクラスター。
これはプラズマ放電によりOHラジカルが発生、そのOHラジカルの活性効果で、ウィルス、黴菌の表面を攻撃することにより、死滅させることが発表されています。

クラスターイオンはシャープの造語で、化学的には何の意味も持ちませんが、こうした説明が公表されていると理解できますね。

ことは健康に関係あることですからね。
“made in Japan”もイイのですが、この様な原理は明確にすべきと考えます。
また、これはカドー一社だけでなく、他にも同様なメーカーがあります。

ちなみに、シャープも原理説明し始めたのは、発売後時間が経ってからです。
それでも、あるとないとでは、全く違います。
今まで買ってた人、今から買ってくれる人、双方共に満足してもらうためにも、原理説明を願いたいと思います。

 
■22畳用空気清浄機:AP-C200
カドーの空気清浄機は、対応畳数:車載、11畳、27畳、62畳に対応してきました。
ところが、日本の住宅のリビングは、一戸建てで26.4m2(16.3畳)、集合:22.7m2(約14畳)ですので、27畳ではかなり大きい。
その上、四角い部屋だけではありません。
いろいろな形をしています。

DSCF7669 このため用意されたのが、今回発表の空気清浄機:AP-C200。

特長は、部屋のどこに置いても問題ないように円柱上になっていることです。
これにカドーの根本思想、浄化スピードが組み合わされています。
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空気清浄機 AP-C200。ブラックとホワイトの2色展開。
52,920円(税込)。11月10日発売予定。


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下に行くほど、すぼまっている。


で、採用されたのが斜流ファン。
ちょっと独特の音がしますが、それなりに小さく設計されています。

 
また、フィルターは他のモデルと同様に、脱臭性に優れた活性炭フィルターを標準搭載。
さらに光触媒技術によるセルフクリーニング機能が フィルターの長寿命化を実現しています。

 
商品のより詳しい情報は、カドーのホームページにてご確認ください。
http://cado.co.jp

2015年10月4日

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