新製品

ダイキン、同じ設定温度でもより快適に過ごせる
「プレミアム冷房」採用の新型うるさら7 Rシリーズ


設定温度:28℃。
温度が達した瞬間は気持ちが良かったのだけど、時間が経つと不快感が増してくる。
そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
11月7日から発売されるダイキンの新型「うるさら7」Rシリーズは、そんな不快感がなくなるエアコンです。
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新型うるさら7 Rシリーズ

■ユーザーの使い方 -冷房を使う日数が長くなっています-
最近の夏は、間違えなく「猛暑」。酷い時には「酷暑」。
我慢していれば熱中症になります。

こうなると、エアコン付けっぱなしが当たり前。
その上、部屋ごとにあるのも、珍しくありません。

事実、日本冷凍空調工業会 統計データによると、2013年で世帯当たりの平均所有台数は、2.76台。
しかもこれは、増加傾向にありますので、もっと増えるかも知れません。

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ここ20年で、夏の平均気温が約1℃上がっている。

そんな中、2013年にJIS(日本工業標準規格)も変わりました。
どこが変わったかというと、エアコンの消費電力量を算出するのに使用する夏の期間を23日増やしたのです。
従来の3.6ヶ月から、4.3ヶ月です。
我慢してやり過ごせる期間ではないです。

このためエアコン・メーカーは、1に省エネ、2に省エネ、3、4がなくて、5に省エネという位、省エネを追求しています。

省エネは1℃違えば、消費電力はスゴく差が出ますからね。
設定温度が高い時でも、「気持ちイイ」のがポイントとなります。

 
■ユーザーの使い方 湿度変動
ダイキンのユーザー調査によると、室温を下げる運転をしているのが、使用時間全体の20%。
残り80%は、室温を維持する運転なのです。

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ダイキン社の発表資料から抜粋。


維持運転は、余り電気が要らない。
ただこれが、1℃とか温度変更されると、また電気が必要になります。

このため、室温を維持する運転の状態を如何にキープするのかが、ポイントです。

 
人間の体感温度は、温度、湿度、風速で決まります。
つまり温度が一定でも、湿度が上がると、体感温度が上がってしまうのです。

では室温を維持する運転の状態では湿度は上がると問われれば、上がるのです。

夏ですからね。
水も蒸発すれば、汗もでます。水分は多量にあります。

ところが、それに対し、エアコンの除湿能力は下がるのです。
それはそうですよね、設定温度近くになると熱交換器との温度差がなくなるわけですので、それを使う除湿機能の能力が下がるわけです。

 
■新技術デシクル制御
デシクルというのは、ダイキンの造語で、デシケート・クールを縮めたモノです。
意味は「乾いたまま冷やす」ということです。
具体的には熱交換器の一部だけ冷やし除湿能力を上げてやるわけです。

諸条件により違いがでますが、通常の場合、従来の冷房で20cc/時間の能力があるのに対し、デシクル制御を掛けると、除湿量は110cc/時間。
約5倍の能力です。

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ダイキン社の発表会資料より抜粋。


 
ちなみに、風力:0.5m/秒、室温:27℃、湿度:70%での体感温度は、24.3℃。
風力:0.5m/秒、室温:27℃、湿度:60%での体感温度は、23.7℃。
風力:0.5m/秒、室温:27℃、湿度:55%での体感温度は、23.4℃。

設定温度を27℃にした場合、湿度が55%まで下がります。体感温度は23.4℃。
従来なら湿度が上がり、70%まで上がると、24.3℃。
体感では、ほぼ1℃上がるわけです。
風呂の温度でおわかりの通り、人間1℃差はわかります。

ところが、デシクル制御で、60%に抑えることができると、23.7℃。
差は0.3℃です。
このレベルだと、気付かない可能性もありますね。

 
■室温変動
室温を維持する運転の場合、エアコンは自動で、運転ON/OFFを繰り返し、室温を維持しています。
これは節電のためではなく、ゆっくり動かすと負荷が少なすぎてモーターが動かなくなるためです。
ところが、ON/OFF繰り返すと、当然のことですが、室温が不安定になります。

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ダイキン社の発表会資料より抜粋


こうなるとちょっと温度が高い時に、不快感が出てきます。

 
これに対してダイキンは、低負荷時でも運転できる機構を入れました。
1つは低負荷時でも、効率が落ちにくい「スイング圧縮機」。
もう1つは「PIT(ピュア・インバーター・テクノロジー)制御」と呼称される低回転でも安定して運転させる技術です。

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左)PIT制御基盤、右)スイング圧縮機(コンプレッサー)


 
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黃矢印の所に温度表示。
0.5℃刻み

この2つの技術により、温度変動を押さえ込むことができます。
これらの技術により、ダイキンは0.5℃刻みの温度制御が可能になりました。

全部合わせて「プレミアム冷房」といいます。

 
■高外気「タフネス冷房」
ベランダの隅等に置かれる室外機ですが、多くの場合風通しは余り良く有りません。
35℃近い猛暑だと、45℃近くまで上がるそうです。

と簡単に書きましたが、この温度は、想定温度より1〜2℃高いそうです。
つまり、機械にとり悪条件下で、効率を求められるわけで、かなり負担になります。

 
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タフネス室外機

ダイキンの使用しているR32冷媒は、昔使われていたR410冷媒に比べ、高温時下の効率が30%以上も良い、優れもの。
それに加え、熱を発生するダイオード部品を削減。

45℃の悪条件下でも、効率よく働けるようになっています。

 
■新「おやすみ運転」
都会は夜でも熱帯夜が続きが多い。
ヒートアイランド現象ですね。
しかし、寝ないと体が持たないのも事実。

しかし、エアコンを付けたままだと、風が当たると寒く感じたり、音が五月蠅かったりします。

 
今回ダイキンは「おやすみ運転」を、次のように改良しました。
1)直接風が当たらない
2)風量「しずか:設定で運転音を抑制
3)室内機の表示ランプ輝度をダウン

条件によっても変わりますが、音は20〜25dB程度。ほとんど聞こえないレベルです。

さらに最小消費電力:40Wで冷房運転ができる(注)と言います。
40Wは暗い白熱電球レベルの消費電力ですからね、これで快眠できるなら嬉しいですね。

注)ダイキン試験 AN40SRP。ダイキンの環境試験室(14畳)、室内外温度27℃/湿度50%、設定温度26℃、風量自動で冷房運転を行ったときの設定温度到達後の室内安定時の消費電力。環境により消費電力は大きくなることがあります。

 
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3代目となるRシリーズ

■その他の快適機能
●うるる加湿(無給水加湿)
●さらら除湿
●サーキュレーション気流
●ストリーマ空気清浄

●HEMS Echonet Lite準拠。ただし通信は別売のモジュールが必要です。

 
商品のより詳しい情報は、ダイキンのホームページにてご確認ください。
http://www.daikin.co.jp/index.html

2014年10月9日

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