新製品

三菱電機、冷蔵庫のフラッグシップ、
WXシリーズを発売(2014年モデル)


三菱電機が、業界最大容量の705Lを本体幅:80.0cmで実現したMR-WX71Yを含むWXシリーズを発表しました。
三菱らしい素敵な冷蔵庫をご紹介させて頂きたいと思います。

冷蔵庫を買い換える時を想像してみてください。

「あ〜ぁ、冷えてないぞ。」
「え、壊れたかなぁ」
「食品傷むし、どうしよう・・・。」
「とにかく、オレ、電気屋に行って買ってくるからさ。
どんなのが欲しい。」
「今の所(幅)に入れられるので、一番大きいの!」

まあ、大抵の場合、こんな会話のはずです。

 

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静岡製作所 生産1号機
1954年(昭和29年) MR-200
ゴジラと同い年!

三菱電機は、冷蔵庫の質を上げると共に、同じ幅で一番容量が大きいモデルを作って来ました。

CMでもそれが出ていますね。
幅を計って電気屋に行き、「三菱の!」というと、一番大きい容量の冷蔵庫が買えるあのモデルです。

 

そして三菱冷蔵庫の本丸、静岡製作所 60周年を今年、三菱はフラッグシップ・モデルを出しました。
80cmで、705Lの強力モデルMR-WX71Yを含むWXシリーズです。

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会場に展示してあったWXシリーズ
左)MR-WX61Y(クリスタルロゼ)、右)MR-WX71Y(クリスタルブラウン)
いずれもオープン価格。WX71Yは6月27日、WX61Yは8月下旬に発売予定。



 

■大きいことはイイことだ!?

三菱電機が、2678人へアンケート調査で、冷蔵庫に対する不満を聞いてみたところ、
1、2、4、5位は、全て容量がらみの不満でした。3位は電気代ですね。

それ位、容量へのニーズは高いです。
とにかく、しなければならないことが多い現代社会ですからね。
まとめ買いでストックは重要です。
特に野菜は高値の場合が多いですから、出物があったら即ゲットです。

また子供のお弁当のための作り置き、手間を掛けずに一品添えるための冷凍食品の数々も場所を取ります。

 

さらに近年、見え隠れしているのが、食の豊かさと、住宅事情による容量増加ニーズです。

食の豊かさと言うのは、現在の日本が色々なものを食べるようになったことを意味します。「イタメシ系」「中華系」「エスニック系」等々。和が中心だというモノの、いまどき砂糖、塩、酢、醤油、味噌の基本調味料だけで調理している方はいないですね。

例えばイタリア料理のキーとなるオリーブオイル。
毎日、イタメシを作っているのなら兎も角、たまに作る位ですと中々減りません。
が、風味の劣化はドンドン進行する。
では、保存は冷蔵庫。
という感じすね。
1つ1つは大したことがなくても、チリも積もれば山となる。ということです。

 

住宅事情というのは、台所がどんどん暖かくなっているということです。
台所は、水、火を扱う上、ゴミも多く出ますので、古くは土間でした。
それが、家の隅にあるというのが典型例だったのですが、今やリビングに進出。

こんな台所に、風通しのよい冷暗所なんて存在しません。
となると保存には冷蔵庫となり、白米、コーヒーなども冷蔵庫保存する人も多いです。

 

で、これからのシーズン。スイカという巨大容量品などが出てくると、
「もっと容量を!」となるわけです。

 

■9年前のモデルと比べると・・・

サイズ比較

三菱の説明会資料より転載。

で、今回のモデル:MR-WX71Yです。
フラッグシップです。
三菱独自のウレタン発泡技術により作られた薄型断熱構造:SMART CUBE 他を採用した結果、
冷蔵庫は一応10年を目安としますので、9年前のモデル:MR-W55H(80cm幅)と比較してみましょう。

160Lの大幅UPです。比率にして3割増!

この差は強烈です!

●容量比較表
形式 MR-WX71Y MR-W55H
定格内容量 705L 545L
冷蔵室 379L 285L
野菜室 134L 106L
機能切替室 46L 31L
冷凍室(含氷室) 146L 123L
サイズ 800(W)×1821(H)×738(D)mm 800(W)×1809(H)×694mm
 

■三菱の冷蔵技術

今の冷蔵、冷凍は、基本4つに分けられます。
まず冷蔵。0〜10℃で、冷やすことです。
次はチルド。ほぼ0℃の冷蔵です。
これ以下は、冷凍となります。
パーシャル。日本語では微冷凍、もしくは部分冷凍。-3〜-8℃。
で、冷凍。

冷蔵と冷凍の違いは、まずは保存期間です。
片や数日、片や1ヶ月以上ですから。

しかし冷凍は良いことばかりではありません。
まず元の状態に戻す、解凍という作業が必要です。

次の問題は、食品は元々生き物だということです。
つまり、細胞でできている分けです。
細胞は水を含みます。
部位により多い少ないは有りますが、必ず水を持ちます。
冷凍とは氷らせることですので、細胞内の水分は氷ります。水と氷では氷の方が体積が大きい。
中身が膨張するので、細胞膜(植物の場合は細胞壁)を一部破損してしまう。
解凍すると、細胞の中からいろいろなモノがでてきます。
一番多いのは水ですね。
しかし、旨み成分、タンパク質なども一部抜けます。
また、細胞にエネルギーを運んでいる血も出てきます。

ドリップと呼ばれる赤い液の中身は上記のような成分なのですが、実に勿体ない。

 

三菱は「チルド」と「冷凍」の間で、「切れちゃう瞬冷凍」という技術を持っています。
冷凍してあるのに、そのまま包丁で切ることができるのがです。
実は部分冷凍であるパーシャルも包丁で切れます。

しかし「切れちゃう瞬冷凍」は似ているようでパーシャルとは違います。
それは保存期間です。パーシャルが1週間保存が基本なのに対し、切れちゃう瞬冷凍は、2〜3週間保存が可能です。

 

■NEW冷蔵技術「氷点下ストッカー」

氷点下ストッカーは、「過冷却」を応用した技術です。
小学校になると、子供がどこからか聞いてくるので、ご存じの方も多いでしょう。

「ねえ、0℃になっても水を凍らせない方法って知ってる。」
「知らないなぁ。」
「じゃ、教えてあげる。塩を入れるんだよ」(ちょっと自慢げ)

こんな感じです。

 

動物は塩を取らないと生きて行けません。
これは細胞活動に、塩が必要だからなのですが、冷凍した肉、魚には必ず塩が含まれていると考えてください。
つまり、過冷却が可能な相手なのです。

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7日間冷蔵保存後の状態
左)チルド、右)氷点下ストッカー

三菱は、ここに目を付けました。
高度なセンサー技術により、内側と外側の温度を一定に保ちながら、全体の温度を氷点下にしたのです。
名付けで、「氷点下ストッカー」。

書くと簡単そうですが、狭いストッカーの中とは言え、熱の制御は難しいですから、かなり高度な技術です。
得てして、人に有用な技術と言うモノはその様なモノですが・・・。

 

これで、WXシリーズは、以下の様に適切な区分けができるようになりました。
冷蔵・チルド 2〜4日後
氷点下ストッカー 1週間後
切れちゃう瞬冷凍 2〜3週間後
冷凍 1ヶ月以上
 

■フレッシュゾーンの見直し

冷蔵庫で一番頻繁に使われるのは、上扉の下部分。通常チルドルームがある所です。
高さも適当ですし、チルドは何かと便利ですからね。

WXシリーズは、ここをスッキリさせ使いやすくしました。
この当たりに位置し、使い勝手を悪くしているのは、卵と製氷機の水投入部ですね。
このため、料理で使うことが多くなっている卵は、卵ボックスにし、入れやすい上、どこにでも置けるようにしました。
また製氷機水投入部は、極力平たくしました。

そして、上段は全面チルドボックス、下段は氷点下ストッカーと製氷機の水投入分としました。
広く、使いやすいスペースです。

 

■セパレートガラスシェルフ

中段の棚にはセパレートガラスシェルフです。
高さ調機能も便利ですが、奥へスライドする機能が割と便利です。
瓶など、一時的に高いモノを置く時にとても重宝します。

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マゼンダ:チルドルーム、緑:製氷部水入れ部、青:氷点下ストッカー
黄:セパレートガラスシェルフ



■人目を意識した2色

リビングから見えても違和感のないシックな2色ですね。
キッチンの色に合わせて選ぶことが可能です。

 

■第一印象

マーク

静岡製作所60周年のロゴ。
WXは、記念モデルでもある。

コンセプト通りにきちんと作られた一品と見ました。
「幅をなるべく狭く、大容量」という路線がブレていないのは素敵です。

また、熱コントロールを得意とする三菱だけあって、味を損なわないよう「冷蔵」にいれた新しい技術「氷点下ストッカー」は魅力。
使い勝手も良さそうです。

フラッグシップの名に恥じないモデルです。

 

商品のより詳しい情報は、三菱のホームページにてご確認ください。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/index_p.html

 

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