レポート

Samsung Galaxy Note9だけで「お仕事」できるのか?
その4 入力検証、そして結論!


さて、今回で最終回となる「Samsung Galaxy Note9だけで「お仕事」できるのか?」の検証ですが、ここまでの所感じているのは、Samsung Galaxy Note9のハードがかなりよく出来ていることです。
さて、Samsung 一押しのSペンを含む、入力システムでそれは言えるのでしょうか?

■パソコンとスマホの違い
「Samsung Galaxy Note9だけで「お仕事」できるのか?」の元々の考えは、スマホの性能が上がりに上がった現在、「パソコン(以下PC)はもう要らないんじゃない?」という発想から来ています。

そうでなくても、夏には従来の一定期間の契約で端末本体価格を割り引く事が出来なくなり、本体価格がより強く意識されます。Note9の価格は、12万円です。ちょっと高いノートPCと同じ。そのPCに対し、スマホは圧倒的に多機能。では、PCの生きる道は・・・となり、これが本レポートの裏命題です。

いろいろなメーカーに意見を聞いてみました。その内、これはと思ったのは、VAIOの担当者からの答えでした。

「PCは、最も効率の良い知的創造の道具です。」

「PCは最も効率の良い知的創造の道具」という思想で作られたVAIO S14



考えて見ると、静止画も、録音も、知的創造(メディアの場合は記事)を作る材料です。それを「あーでもない」「こーでもない」と、練り上げるのは、私もPCでしていました。その理由としてVAIOが上げたのが、「巨大なディスプレイ」「キーボード入力」「マウス」です。

逆に弱点は、「手に持ったまま、操作できない」。

 

このモノの見方は非常に重要です。

 

■「ペンとノート」 対「 ノートPC マウス付き」
私も、アイディアの途中までは手書きです。要素を書きなどから始まる、このカオスな状態に手書きはピッタリです。

ただ気持ちよく、アイディアを出すために、好みの文具をいろいろ使ってきました。今の組み合わせは、パイロットのフレックス、0.5mmのブルーに、コクヨ:測量手帳の組み合わせ。太軸好きなので、3Cを使っていますが、黒、青は双方にブルーを入れています。あと、場合に寄っては、デジタルデーター化を終えたメーカー資料(A4)の裏も使います。

ただ途中まで書いたら、PCに移動します。
理由は、インプット、編集共に速いことです。
インプットが速いというのは、思考リズムに合わせられるということです。両手で叩くキーボード以上に速く入力できるモノを私は知りません。同様なのがマウス。カーソル移動でマウス以上のモノがあるとすると、指タッチ(タッチパネル)でしょう。
しかし、カット&ペーストなど、編集作業はマウス&キーボードのショートカットの組み合わせが最強です。VAIOではありませんが、このデジタル時代、ノートPC+マウスは、座って机がある限り、最強と言えます。

 

■入力は4通り
Note9の入力には4通りあります。
1)キーボード入力
2)フリック入力
3)音声入力
4)ペン入力
この中に、PCのキーボードより速く入力できる方法があるのでしょうか?

 

■キーボード入力、フリック入力
Sペンがあるとはいえ、この2つは速い入力の本命であることは間違いありません。書く方が早ければ、間違いなくまだ書き文字が主流です。

その書き文字を余裕で排除したのが、キーボード入力とワープロアプリ。編集も簡単ですし、推敲の修正もラクラク。しかも印字品質。昔、字の汚い知り合いは、世界三大発明の一つに「ワープロ」を掲げていました。

PCのキーボードが何故早いかというと、両手入力だからです。しかし、スマホは片手操作が基本。片手だと当然スピードが落ちます。スピードが落ちると言うことは、頭の思考のリズムに付いてこられないということ。かなり辛いです。

 

フリック入力は、スマホを使いこなしている若い人が使っていますが、スゴい人は両手打ちします。両の親指がとてつもないスピードで動きます。これならと思わないではないですが、キーボードのブラインドタッチができる私でもちょっと無理、と言うか始めから厳しい。ということで、この入力方法で私は対応できませんでした。

 

■音声入力
先日のレポートで、アップルの日本語変換を最強としました。それは理由があります。実は私、これで結構短い文の下書きを作っているからです。認識の高さもさることながら、「まる」で「。」、「てん」で「、」に対応してくれるため、かなりスラスラです。

それに対し、Note9ではどうでしょうか?
使用するにはGoogle音声入力です・・・。

実は、認識のレベルもさることながら、「まる」で「。」、「てん」で「、」に対応していない。私は頭を抱えました。「、」「。」だと、認識が悪くても、一文の区切りがはっきりしているので、後からの修正が容易です。

しかし、だら文になってしまうと、文頭、文末が分からないので、自分で書いときながら意味を取り違えるなどしてしまいます。最後の砦と思っていたので、これはちょっと寂しかったです。

 

■S-ペンの威力
S-ペンは速い入力としては、威力を発揮できません。手書きは、キーボード、音声より遅いからです。
ではメモとしてはどうでしょうか?

結論からいうとベストではないですが、ベターな選択だと思います。
ベストではないというのは、どうしてもタッチが気に入らなかったからです。人は幼いころのクレヨンから始まって、いろいろな道具を使って書いてきています。流行のモノを使ってみたり、高いモノを使ってみたりですが、お気に入りのモノとなります。

タッチは、それほど好みではないのですが、S-ペンは実によくできています。設定さえ追い込めば、ほとんどの人は満足するのではないでしょうか?

いろいろな太さ。メモの場合、
極細では視認性が悪く、極太だと判読性が悪い。



ただメモアプリの方はまだ完成しているとは言いがたいところもあります。実によく出来たアプリで、文字はデジタル、画はアナログができます。しかし文字、画、文字と入れてしまうと、「画」の修正ができないのです。

上下をデジタル入力した文字で挟んだ時の画面。
(サンプル がデジタル文字)
赤丸の中、「−」が見えるが、この状態だと削除しかできない。



ということで、このメモ、アナログで全て書かなければ修正は厳しいです。

これは、またこうとも言えます。
メモなので、基本殴り書きでイイじゃない。後で、別のノートに写せば良いじゃないの?
これは、今までの、途中で保存をかけていくものの、オリジナルを最後までリファインしていくというデジタルデーターの扱い方とは異なります。
がメモという意味では、その通りです。

逆に何枚メモがあっても言い様に、アナログで書いた文字も検索可能です。「サンプル」という言葉で検索すると、「サンプル」と書いてあれば、アナログ、デジタルを問わず検索してくれます。

私のお勧めは、TO DOリストのように、全てデジタルで書けるもの以外はペン書き(アナログ入力)です。こうすると字は多少読みにくいですが、修正が効きます。

 

■Note9 一台で「お仕事」はできたのか?
結論から言うと、できませんでした。

引っ掛かったのは、長文入力のところ。
もし私が、両手フリック入力ができていたら、話が変わったかも知れません。
また、Googleの音声入力が少なくとも「。」「、」に対応していたらとも思います。

しかし「取材」という素材を得、持ち帰ることはこれ1台でも結構行けます。また、ネットへのデーター上げも自在ですから、とても強い味方です。また時短になります。

特にNote9は、ハード的には、サイズ以外文句の付けようがありません。ただ、このサイズが小さくなると、手書きメモ入力で「狭い」とか、いろいろ別の問題が出てくると思います。

今後、外出時は、Note9と書類入れだけというスタイルはありでしょうね。

 

ただ今回のことでよくわかったのは、十分な知的生産をスマホに求める場合は、ペンではなく、大画面、そして手早い両手入力が必要と思います。(マウスはタッチパネルで代用)
サムソンは折り畳みスマホを出しましたが、Note9をじっくりいじってみると、大画面より、両手入力を、どんな姿勢で、どんなふうに入れるのかの方がポイントなるのではと思います。

 

商品のより詳しい情報は、サムソンのホームページにてご確認ください。
https://www.galaxymobile.jp

 




#情報家電 #スマホ #スマートホン #PC #VAIO #Note9 #Galaxy #生活家電.com

2019年3月12日

タグ: , , , , , ,