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パナソニック、100周年の歩み 03
1955-2003 音響家電。


パナソニックの第三回目は、音響家電。
この分野のメーカーとして、強かったのは「ソニー」ですが、総合家電メーカーとしてパナソニックは「テクニクス」、三菱電機は「ダイヤトーン」で頑張りました。
他に、トリオ(今のJVCケンウッド)、ビクター(JVC)、パイオニア。
アイワ、アカイ、サンスイ、ナカミチなどお目にかからなくなったメーカーもありますし、アフキューズなど世界でも一目もニ目も置かれるメーカーもあります。
日本メーカーが躍進を遂げるきっかけになった音響家電です。

1955年 真空管携帯ラジオ
「3球ポケットスーパー」


タイマー時計付き
6石トランジスターラジオ


1961年 8石バンド「ファイン・エイド」


1963年 6石トランジスタラジオ 「パナペット」


1970年 AMポータブルラジオ 「パナペット70」


1971年 ファッションラジオ 「パナペット クルン」
蘭フィリップスで似たデザインの家電を見たような・・・
(このころ「真似下」との揶揄も多かったですね)


1973年 ラジオ 「クーガ7」
この時代、短波が聞けるラジオを大流行。ソニーのスカイセンサー人気がスゴかったです。


1977年 5バンドBCL用ラジオ 「プロシード2800」
BCLとは、Broadcasting Listening。放送を聴いて楽しむ趣味のこと。
当時は、国際短波放送が聴けますの意味で使われた。


1978年 薄型ラジオ クォーツ時計付き 「ペッパー」
この当時、クォーツ時計はいろいろなものに付いていました。
あとネームは、ピンクレディーの「ペッパー警部」からの拝借かと。


1978年 FMステレオ内蔵 「ラジオワイヤレスヘッドフォン」
このデザインは永遠です!


1979年 ステレオラジオカセット 「ディスコM」
ディスコが最新文化だった時代。映画もありました。「サタデー・ナイト・フィーバー」


1979年 ステレオカセット 「ディスコ・マック」
この時期、パナソニックは「マック」を多用する。マックって誰!


1970年 DDターンテーブル テクニクス
DDはダイレクトドライブ。振動を嫌うターンテーブルは、モーターで直接駆動させない。
これは振動が極端に少ないモーターができる技術があったということである。


1975年 テクニクスシステムコンポーネント
「you-oz」のチューナー部
情報が少なかった時代、ラジオの音楽情報が大事。エアーチェックして散々聴いたものです。


1975年 テクニクス「you-oz」 プリ・アンプメイン
アンプ(増幅器)は、音を調整するコントロール(プリ)部、電力増幅をする
パワー(メイン)部があり、ピュア・オーディオでは独立させるのが常。
プリ・メインは、それを一つの筐体に収めたもの。


1971年 4チャンネル セパレートステレオ「テクニクス」
セパレートは、センターユニットと左右スピーカーを分離して設置できるという意味。
4チャンネルなので、後ろ用の2つスピーカーも同梱されていた。
話題にはなったが、流行らなかったなぁ・・・。


オープンリールデッキ ラジカセ記念ゴールド製品
母体は名機テクニクス 1500。
しかしピュアオーディオとラジカセと何の関係が・・・。しかも金。
テクニクスの「百式」と呼びたい位。


再生、記録部。このエレガンスさが、ピュア・オーディオ。
でも何故、金!


2003年 SDカラオケマイク 「DO! KARAOKE(ドゥ!カラオケ)」
確かに、カラオケには世界に誇る日本の文化ですが・・・
持ち手のSDマークが、何か物悲しい。


 
■関連記事01 1918-1940 家電黎明期。
02 1951-1973 家庭電化ブーム。
03 1955-2003 音響家電。
04 1961-1980 ジュニア家電
05 1979-2006 情報家電
06 1970-2004 家事分担・女性の社会進出応援家電
07 1977-2011 映像家電
08 1969-2015 空間イノベーション家電

 

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2018年11月4日

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