新製品

「冷蔵庫と呼ばないで」!
AQUA の「クール・キャビネット」AQF-GS15G / 13G


新しいコンセプトを持たせ、人にそれを理解してもらうためには、どの様にすれば良いでしょうか?
幾つかやり方はあるのですが、最も有効な方法は、「名前」を変えてしまうことです。
AQUAの新型冷蔵庫もそうです。「冷蔵庫」ではなく「キャビネット」だそうです。

■冷蔵庫の差別化
商品を名指して買ってもらうためには、必要なことは差別化です。
「ユーザーの心を捕らえる機能を、自分たちのプロデュースする商品のみが満たす、」ということです。
言い方を変えると、オンリー・ワンになると言うことですが、これがなかなか難しい。
と言うのは、十人十色。要求されることが人によって違うからです。

「冷蔵庫」という家電の一番の機能はシンプルです。
「食品を冷やし、長期保存すること」です。
食料の確保は、太古から生きていく課題で、食料=冨と言い換えても良いです。江戸時代まで、給金はお米でしたし、今でも安全な食料を国民全員に十分行き渡らせることができたら、その国は素晴らしい国(住みよい国)と言われます。

冷蔵庫に冷蔵室と冷凍室ができた後の差別化は、「大容量」「省エネ」そして「レイアウト」です。
「レイアウト」というのは、野菜室がどこにあるかと言うことです。「冷凍室の上が便利!」としたのは東芝で大ヒットしました。このレイアウトは「省エネし難い」仕様です。
また、ニーズとしては「動作音の低減」などもあるのですが、これは「大容量」化に付随する機能であるため、今回は考慮しません。

ニーズが限られますので、冷蔵庫は、どのメーカーもわりと似ます。冷蔵庫が似て見えるのは、ニーズの偏りが原因です。

AQUAのトップモデル。AQR-SV42G(415L)。
幅:60cm、5ドア。
イイ商品だが、AQUA独自感は余り感じられない。



 

冷蔵庫と洗濯機に特化したアクアは、いろいろなタイプを作っており、ファースト冷蔵庫のお勧めは、AQR-SBS45Fです。パノラマ型で一気に全食材が見渡すことができます。料理好きには堪らないビューです。
個人的には大好きなモデルです。

AQUA AQR-SBS45F。
パノラマオープンは人気が高い。



 

■キッチンに置かない冷蔵庫

これら冷蔵庫は、多くの場合、キッチンに置いてあります。
料理という家事の動線を考えるとあたりまえですよ。

しかし、キッチンに置かれない冷蔵庫もあります。
例えばビジネスホテル。飲み物を、ちょっと冷やして置くため小型冷蔵庫があります。コンビニで、オーバーリットルのペットボトルを買っておけば、すごく安心。美味しい飲み物が何時でも飲めます。設置場所は、カウンターディスクの下。上側には、小型の液晶テレビがあることが多いです。色は黒。ビジネスホテルは、機能型のホテルですから、インテリアは黒系が多い。ホテルの冷蔵庫は、黒が多いです。

同様に、ちょっとした便利さを求められる、どこでも置けるサブ冷蔵庫は、小型で、モノトーン系のデザインとなります。

新製品「クール・キャビネット」も同様です。こちらは、ビジネスホテル用ではありませんが・・・。

黒くてピカピカ。ピアノの感覚。
黒のガラス扉、ガラス天板は、かなり存在感があります。



 

■「サブ冷蔵庫」と呼ばないで!

しかし、ひいき目で考えても、普通の人はサブ冷蔵庫を余り持とうとは思いません。
理由は簡単です。
余程のことがない限り、食材保存は1台の冷蔵庫の方が、効率も良いですし、一元管理で楽です。第一、台所に2台も冷蔵庫を置くスペースなどありません。

しかし、キッチン以外の所に置くと言う前提だとどうでしょうか?
あったら、やはり便利です。

リビングでテレビを観ながら、手に汗を握る。
ホッとした時、冷えた飲み物を取り出して飲む。なかなか洒落ています。

美味しそうなブドウがふた房。別食材の臭い移りもなく美味しそう。



高級アイス!心躍ります!



ホームパーティ。
冷蔵庫を開けると、その日のご馳走が入っている。
メインの冷蔵庫だと、ご馳走の隣が、昨日の残り物だったりして、人に見てもらうというわけには行きません。

個人的には書斎に欲しいです。
そう、メイン冷蔵庫と同じモノを入れるサブ冷蔵庫ではなく、キッチン以外の所で、ちょっとオシャレに使う用途を掘り下げようと言うわけです。

外観は、ガラス扉、ガラス天板のブラック。これはチョット カッコイイです。
中はヨーロッパ調の冷蔵庫で、上がステージのように、下は全て引き出しになっています。こちらもイケています。


設定は、冷蔵(約3〜5℃±3℃)、チルド(0℃)、冷凍(約-18℃±3℃)の3つ。ステージも、引き出しも全て、その温度にセットされるシンプル設定です。

ただ、逆に残念に思うところもありました。
というのは、飲み物を格好良くというのは、これらの重要なテーマになりますが、瓶に詰められている酒類は、横にしないと入れられないのです。

最下段の引き出しを、飲み物専用にする位、特化すべきではと思いました。
(オプションで、引き出し2個分の高さを持つ、ドリンク用引き出しを付けるのもありでしょう)

また細かなことを言うと、今流行のクラフトビール、ワインにとって3〜5℃というのは少々低すぎです。できれば、10〜15℃で設定したいもの。ツマミも一晩で食べきることを前提とすると、この温度もありかなぁと思います。
ここらへんは、もっと作り込んでもイイのではと思います。ワインセラーとの差別化も重要になります。
冷蔵庫と区別して、キッチン以外で使ってもらう様、名称を「クール・キャビネット」にしたのですから、そこまで徹底して欲しかったと思います。


いずれにせよ、冷蔵庫と異なり、中身が自慢できることは重要です。

 

■小型冷蔵庫のもう一つの問題

小型冷蔵庫を考える上でもう一つ重要なのは、電気代。
クール・キャビネットは、370kWh/年。
前出の AQR-SV42G は290kWh/年。何と大きい方が、電気代が安いのです。
これは、今の開発が、「大型冷蔵庫」が中心で、省エネは、それを基準に行ってきたためです。

差額、80kWh/年だと、1kWhあたり27円とすると、ざっと、2160円 年の差となります。

ただ、これもホテルなどの冷蔵庫が、使う時だけ電源を入れられるような仕様にすれば、回避できます。
夏場などは、冷凍後の容量が足らなくなる時がありますので、そんな時のみの使用を想定するのもありだと思います。

まぁ、冷蔵庫2台問題ないご家庭だと関係ないことかも知れませんが・・・。

 

ちょっと方向性を変えると世界は変わってきます。
そんなことを改めて気づかせてくれる冷蔵庫、「クール・キャビネット」。
積極的に使える人は、「リッチ」な人だと言えます。

 

商品のより詳しい情報は、AQUAのホームページにてご確認ください。
http://aqua-has.com






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2018年5月18日

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