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魅力的な『東電EP』の家電修理サービス


冷蔵庫、洗濯機、エアコン。
なくてはならない家電でもあり、一日なかったらパニックになる家電でもあります。
この5月に発表された東電EPの家電修理サービス。これはちょっとスゴいもので、検討するに足るプランでもあります。
■驚愕の内容
このプラン、正式名称を『住宅設備・家電修理サービス』と言い、東京電力エナジーパートナー(以下 東電EP)のサービスです。
対象は、調理コンロ(電気・ガス)、給湯器(電気・ガス)、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の5大家電。

どれも重く、高い、ないと生活に困るものばかり。
壊れたので、即買い換えとするには、高いものばかりなので、取りあえずは応急修理するわけですが、出張費が必要だわ、パーツも高かったり、というのが現実ではないでしょうか?

保証書が利く内はイイのですが、それ以降はダイレクトに金額が割り振られますので、安く凌いだ積もりでも、結構高かったなぁと言うのが本音ではないでしょうか?

 
まぁ、前置きはそれくらいにして、スゴいのはサービス内容を書いてみましょう。

1)設置・購入から、10年以内の機器・製品がすべて対象。
中古品の場合は、製造から10年以内。

2)最大50万円(税込)の修理まで自己負担なし。
1回の修理費用(出張費、部品代、工事費などを含む)の上限。

3)何台でも、何回でも修理OK!
過去の修理回数などを気にせず修理が受けられる。

4)どこで買った機器・製品でも修理OK。
ただし、日本国内で修理可能なメーカーの機器・製品であれば修理が受けられる。

聞いた瞬間に、私は「嘘」と叫んでいました。今までのメーカーではあり得ない保証体制です。

 
次にプランは3つに分かれます。

A)100円/月  住宅設備修理サービス    調理コンロ、給湯器が対象

B)200円/月  家電修理サービス      エアコン、冷蔵庫、洗濯機が対象

C)250円/月  住設・家電修理サービス   上の5品目全部が対象

 
値段も耳を疑うようなプランです。
しかもサービス対象は日本全国。東京電力の旧サービスエリアだとか言う限定ではありません。
電力自由化の時のシビアさが感じられないこのプラン。何故可能なのでしょうか?

 
■損害保険の考えを適用
今回のサービスに対し、東電EPは、損害保険会社の考え方を徹底してリサーチしたそうです。
損害保険は妙なものです。
月々数千円しか払わないのに、もしかの場合は、数千万円のサポートしてくれます。
これは、損害を受けなかった人がいるからできることです。

家電の寿命は一声、10年と言われていますが、多くの機器は多くの機器は故障しません。
しても故障1回か、2回。

それを、250円×12ヶ月×10年=30000円。故障1回分の乗り切ろうと言うわけだ。
メーカーが1年目を無料保証期間にしているのは、1年無事に過ごせたら、その後長期に使用しても故障しないと言う考えでもあり、10年故障なしはない話ではない。

 
■ちょっと皮肉を感じる
やりかたとしては、ユーザーからの受付は東電EPの方で行うのですが、その先はメーカーの修理サービスと同じです。
修理サービス業者も、このサービスに乗っからないと、仕事がその分減るので問題ないでしょう。
ユーザー目線に立つと、修理品質は、いままでと同じということです。

正直、このサービスは流行ると思います。3万円で五品目ですよ。保険としても安い!

 
しかし、損害賠償で苦しい立場にある会社が、損額保険の考え方を適用し、ユーザーサービスを始めたということには、ちょっと歴史の皮肉を感じています。
でも、このサービス、お勧めです!

 
商品のより詳しい情報は、東京電力エナジーパートナーのホームページにてご確認ください。
http://www.tepco.co.jp/ep/index-j.html
#家電修理#東電#東京電力

2017年5月24日

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