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ベルギービール ウィークエンド 2017 開催宣言


近年、クラフトビール(元 地ビール)がだんだん市民権を得た上、月に関わらずオクトーバー・フェスが開催されています。しかもこの4月には酒税も改正。ビールの世界が、どんどん変わって来ています。そんな中、今年も『ベルギービール ウィークエンド』の日程、内容が発表されました。
ベルギーといえば、2016年11月に「ビール文化」が無形世界遺産に登録されたほどの、ビール大国。日本のメーカーのビールのほとんどが、「ピルスナー」というラガーの亜流種(軽く、のどごしがよく飲みやすいのが特長)のため、メーカー差も小さいが、ベルギービールは、大別でも11種類。しかも「水」「麦芽」「ホップ」「酵母」だけでなく、副原料(コリアンダー、オレンジピールなど)を入れるので、その香り、味の違いが半端ではありません。ちなみに、日本の場合、副原料を入れると「発泡酒」となりビールではないとされてしまいます。

このため、ベルギービールは飲んでも飲んでも、新しい発見があります。しかも、それぞれのビールメーカーが自分で特異な形のグラスを出しています。これがコレクター心をくすぐります。また、どんな料理をビールに合わせる(「マリアージュ」っていいますね。フランス語で結婚の意)のかも、楽しい悩み。広大な遊びがそこには拡がっています。世界に誇るビール文化と称される所以です。

 
ベルギービールウィークエンドは、単純にいうとビール祭り、ベルギービールを飲み、ベルギー料理を食べ、ベルギーのミュージックを聴くという催しです。2010年から始まり、今年で8年目。さあ笑顔が似合う酒、笑顔一杯のビール祭りが始まります。

 
今回、開催されるのは、8都市48日間。

名古屋を皮切りに、トリは東京六本木。BBW終了が9月。10月になるとどこかでオクトーバーフェスが始まります。

 
お勧めの遊び方ガイドは、次の通り。

 
ポイントだけ少し付け加えますと、まず、ビールの種類 11種類。
ビールは本当に多種に渡ります。特にベルギービールは、上面、下面発酵だけでなく、自然発酵、複合発酵も採用しているので尚更です。

取りあえず、飲んで欲しいのは次の3種類。

「ホワイトビール」。甘い香りに包まれた、ちょっと薄濁りのビールはフィルーティーで、女性にも飲みやすい。男性でも初めてのベルギービールとして飲んでも気に入ってもらえると思う。

「IPA」。アルファベットが並んでいるが、正式には「インディア・ペール・エール」。IPAはその略称。こちらはインドがまだイギリスの植民地だった頃、イギリスからインドに輸出されたビールだ。赤道を通っても傷まないように、防腐剤の役目をするホップを3〜4倍量入れ、アルコールもやや高め。深い、そして爽やかな苦みと、熟れた柑橘系の香りが特長。クラフトビールの旗印ともなっている。

トリは、「ランビックビール」「フルーツビール」「レッド・ビール」のいずれか。目が覚めるような酸っぱさが特長。落語「居酒屋」の中に、「辛口、甘口の酒は一杯飲んだが、酸っぱ口とは初めてだ!」とのセリフがあり、笑いを取るが、まさに、その酸っぱ口。しかも美味い!

フルーツビール『リンデマンス カシス』を試飲。
色は赤! 爽やかな酸っぱさは癖になりそう!


これ以外にも美味しい味が一杯あるので、いろいろ試して欲しい。

 
次はマイグラスの採用。これはなかなかポイントが高い。
形状は、チューリップ型。ジョッキ型でも、パイント型ではない。これには理由がある。チューリップ型の方が香りを溜めやすいので、香りが分かりやすいのだ。
泡をグラスの口ギリギリではなく、ワンフィンガー分、空けることをお勧めする。

香りを楽しみたい場合に重宝するチューリップ型グラス。


洗いは特殊洗浄機 グラスリンサー。置いて押すだけ。
ちなみに、グラスの中は水が付いている方が、泡がきめ細かく立つので、拭く必要は全くない。



 
テイストチャートは、6つの項目で相対評価。「甘味」「酸味」「苦み」「コク」「キレ」「香り」。

ベルギービールの中でも、有名なヒューガルテン ホワイト。
下の六角形がテイストチャート。


これらのことは公式アプリ「BBWaker」にあるので、参照されたい。

 
また、フリッツ(フライドポテト)、ブーレミット(ミートボール)など、ベルギー料理とのマリアージュ。
専用グラスのショップをひやかすのもありありだ。
楽しみ方はいろいろある。

 
最後はベルギーの最新の音楽シーン。(下は出演者の一部)
こちらもオールジャンルが出て来ると聞いており、十分楽しめると思います。

 
詳しい情報は、下記のホームページにてご確認ください。
https://belgianbeerweekend.jp/2017/ja

2017年3月18日

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