新製品

一番取り付けやすい防犯カメラ!
仏Netatmo(ネタトモ)社のpresence(プレゼンス)


防犯カメラと言うのは中々面倒臭いもの。その一つは設置場所です。
威嚇のためにダミーを取り付け、本物は分かり難いところへ付けるなど考えてしまいます。このため、今の防犯カメラは基本「電池」です。しかし、そんなに頻繁にチェックしますか?

正直、玄関先の電球すら手入れもしませんし、取りあえず付いていればよし。掃除は年一、夏の終わり虫がいなくなったころです。

逆に言うと、セキュリティ・システムも少し飽きが来ると「野ざらし!」の可能性があると思います。忙しいので、電池がなくなって週末まで放置だとかです。

「天災は忘れた頃にやってくる」ではないですが、トラブルが起こるのも得てしてこんな時です。

 

そんなふうに感じていた時に見つけたのが Netatmo社のpresence。
これが中々の出来なのです。

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presenceの広告幕(約2m)と本体。
照明付きとは思えない小ささ。



■ライトの下に防犯カメラ

電気の根源は、照明です。照明がないと、まずほとんど何もできません。
そして各部屋に必ずあります。
家を設計するときに確認するのは、照明、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、あとIHクッキングヒーターですかね。

しかし、今だと、これにWi-Fiシステムが欲しい。
が、建築設計事務所ではそんなことはまず考えませんからね。どうしても齟齬が生じます。
隅に置いたために、部屋向こうでは電波が届かないこともありますから。

それは兎も角、Wi-Fiの中継機は、照明の中に収めて欲しいのが私の主張。
電波の通りがイイ事も一つですが、照明の電気を使えば、コンセントを潰さずに済みます。

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上の白い部分が照明、下の○部分がレンズ。



同じ目で、防犯カメラを考えて見ます。
となると、玄関の照明と合体させるのが一番となります。

presenceは、そんな考えから産まれた照明と一体になった防犯カメラなのです。

 

■ネットにデーターを送り込まない

もう一つ面白いのは、データーをクラウドに上げずに使えると言うことです。
多くのメーカーが、24時間監視をするために、クラウドを使います。
容量は無制限に近いクラウド。適当に入れておけば、事は足ります。欠点は、クラウドはよく攻撃されると言うこと。攻撃されたあげく、中身読まれちゃいましただと、もう大変ですね。

自分の家に、誰が来て何をして、つまりプライベートが分かってしまう。
何とも、映画に出てきそうな話ですが、ない話だと思ってはいけません。

Netatmoはこれを嫌いました。
クローズ・システムで対応します。

PC、スマホ等にデーターを飛ばし見ることはできますが、これはWi-Fiを使います。
データー処理と発信、そして保存は、本体内で行われます。

データーはミニSDに保存されていますが、独自の暗号化がされているため、本体以外では読めません。

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スロットの位置は敢えて明記しません。



ユーザーがクラウドを使いたいと考えた場合は、当然クラウドに上げることもできます。

 

■より上手く使うための仕掛け

カメラは、通常光、そして夜は赤外線で撮影できます。
画は鮮明で、文句ないレベルです。

むしろ感心したのは、通知の使い方です。
カメラにはあちこちの人が写ります。設置場所によっては、どうしても往来が写ってしまう場合もあります。
この場合、設定によっては、人が通る度にシステムから通知が来ることも考えられます。

presenceで感心したのは、監視エリアを限定できる点。
つまり、カメラに写っても、そのエリア内でなければ、通知されないところです。

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監視エリア(赤色部)を設定。
訪問客とクルマをチェックする考え。



この通知、人だけでなく、動物、クルマにも適用できます。

自分がしたいようにカスタマイズできる。私はこれ、かなり重要だと思っています。

 

■考えられる弱点を確認してみた

この映像処理を内蔵し、照明と一緒になった防犯システムの場合、根本的な弱点があります。
それは、「盗難」と「熱」そして「虫」です。

「盗難」はメモリーの盗難。
今回メモリーは内蔵ですが、出し難い上に暗号化されています。
普通に考えて、盗んでも証拠隠滅以外は使えませんし、当然映像データーを別フォーマットで記録するなどもできますので、まぁ盗まれることは少ないと思います。

 

次に「熱」。
映像処理回路は熱を持ちますし、LEDもそれなりですが、熱を持ちます。
しかも野外。かなりキツいはずです。
熱暴走でも起こしたら、その間のデーターはパーです。

それはさておき、熱に関しては工夫がされています。
分かるのは大きなフィンです。そして背面の網目構造。

野外で使用し、濡れることを嫌う網目構造は、精密機器としては滅多にない構造です。
聞いてみると、この網目水が侵入しない構造になっており、特許も押さえているとのこと。
ただ技術の組み合わせではなく、いろいろな工夫がなされていることが分かります。

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左)アルミの放熱フィン、右)網目の外パネル(裏側)



最後は「虫」です。
誘蛾灯という言葉があることでも分かるように、照明は蛾を、虫を呼びます。
虫がよってきては困るわけです。

質問すると、「そんなことはない」、との回答でした。

虫の集光性といいますが、実は虫と人間では可視領域が違います。
人が、560nmの波長(緑色)を中心に、400nm(紫色)~700nm(赤色)が見えますが、虫は、360nmを中心に、240~570nmの光となります。紫外線領域がよく見えるというわけです。

LEDは、青色:450nmを元に作られていますが、ポイントは、青色近辺では、その波長以外の光をほとんど出さないことです。上に、昆虫は570nmまで見えると書きましたが、実際によく見えているのは425nm位まで、LEDは虫に取って暗すぎて、面白みのない灯りなのです。

 

フランスのNetatmo社が作った防犯システム。
まだ蛍光灯を使っている家などでは、取り替えるとき、考慮に入れていいと思います。

 

商品のより詳しい情報は、Netatmo社のホームページにてご確認ください。
https://www.netatmo.com/ja-JP/site

2016年12月8日

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