レポート

家電もいよいよ体感してから買うステージに!
Try Mieleの意味!


クルマを買う時どうしますか?
クルマの情報雑誌である程度絞り込み、ディラーへ行って見てカタログをもらい、あれこれ悩んで、人に意見を聞いて、試乗してみて決めますよね。
ところが、結婚する時に家電を買う時以外、多くの場合は、「壊れた!、困った!、店に走れ!」ですからね、これでは中々ベストなモデルに行き着くことはできません。



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ミーレ・センター目黒(文中ではショールームと記載)。ドイツらしいシンプルな展示。



中には自分のニーズにあった良いモデルに当たる人もいます。
また、不満はあっても「安かったから」と自分に言い聞かせる人もいるでしょう。

メーカーサイドから見ても、余り嬉しい買い方ではないですよね。
手塩に掛けた我が子のような製品が、「是非それを頂戴」とか、「イイ!それをくれ」と言う感じではなく、何となく買われるのですから。

家電は道具です。特に調理家電などは、包丁、鍋と同じと言ってもいいと思います。
しかし、切れ味のいい包丁だと料理も楽しくないですか?
プライパンもそうですね。
厚手の、重い鉄のフライパンだと、肉が美味しく焼けますね。
重いので扱い難いことは、扱い難いのですが、焼きは別格。
焼いてて気持ちがイイ。

イイ道具は、普通の生活を充実させるのです。

 

■量販店は万国博覧会

話は変わります。
有名なYという量販店があります。
海外から知り合いが来た時、今は下火になりましたが、それでもデンキ街が見たいということを言う人がいます。
その時は、Yに連れて行きます。

すると、「わーお!」と声が上がります。
日本で手に入る家電は、ほとんど網羅されていますから、家電の万国博覧会の様なものです。
海外から見ると、クールジャパン・デザインの家電が、これでもかという位展示してありますからね。

一つの素晴らしいあり方だと思います。

が、分かり難い家電もあります。

例えば、「定番品」の良さ。
新製品というのは、前のモデルに対し、よくなったとされる部分があります。
その部分を提示すれば、人目に付きますから、基本それでイイわけです。

しかし定番は、言えそうで、どこが良いのか説明することが難しいことが多い。
(ま、定番品だけを集めた解説書がある位ですからね。)
同様なものに、高級品があります。

 

定番と高級。この2つに共通しているのは、しっかりした基礎。
ルイ・ヴィトンのバッグは、その頑丈さ、壊れないので、中の荷物も安心というバッグの基礎で、なりたっています。
それを知らない人が見ると、ありがたみも半減するわけです。
そうでない日本女子の買い方は、欧米人から見ると驚嘆に値されたわけです。

 

■モノにこだわる人には、足らないことがある量販店での販売法

話を元に戻しましょう。
何故、量販店で分かり難いかと言うと、使う形で触れさせていないからだと思います。

基本ギッシリ並んでいますからね。
大きい所でも、性能をある程度確認できるのは、テレビ、オーディオ、掃除機、それと特売家電でしょうかね。
洗濯機、冷蔵庫、炊飯器、エアコンなどの白物家電は、厳しいですね。

確かに、洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどは、サイズから選びます。
そして性能が良ければ取りあえず、まぁ買おうとなります。
道具ですし、洗濯機、冷蔵庫、エアコンの基本性能は、汚れを落とす、食材を冷やす、部屋の冷暖房ということで、皆さんご承知なわけです。

しかし、本当にそれでイイのですか?
一年365日。5〜10年一緒です。

最近、モノが少ないシンプル・ライフが流行しています。
これは余分なモノを持たないということで、持つモノは自分のお気に入り、しかも消耗品でない限り、長持ちする方がベターです。

そう考えると、量販店での白物家電の販売法は今の日本だと、ちょっと足らない様に思います。

 

■Try Miele

現在ミーレは、自社ショールームで2つのイベントを行っています。
目黒ショールームで行っている商品の説明体験会(以下体験会)の「Try Miele」。そして表参道ショールームで行っている自分で使って体験する「Feel Miele」です。

今回はTry Miele。体験会のレポートです。

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奥にあるアイランドキッチン。Try Mieleはここで行われる。



 

■Q&Aで始まる体験会

体験会は、休日のam11:30〜、約90分です。
大学の授業などでもそうですが、90分という時間は、基礎知識を得るのには手頃な時間ですね。

私の愛する推理ドラマ「刑事コロンボ」の「別れのワイン」でも、コロンボがワインセラーに行ってワインの知識を仕入れるシーンがあります。
翻訳本で、「90分間の基礎知識」と名付けられたシーン。
長いように思われる人も居られるかも知れませんが、90分とは、そういう時間です。

 

さて、体験会は目黒ショールーム(正確にはミーレセンター)の奥、明るい一角にある大きなアイランドキッチンで行われます。

出席者が全員着座してスタート。
出席者は子供を入れて、約10人。3家族程度。
お子さん連れでも問題ありません。ちょっとしたお菓子、ジュースが出されるのもそうですが、いろいろなアクションが入るので、子供さんは興味津々で見ていることが、多かったです。

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調理も社員の人が行う。写真は定番のローストビーフ。
子供からは、「美味しい、もっと!」の声が。



司会&説明は、ミーレの正規社員です。
プロに依頼してテキパキ進めるという方法もあるのかも知れませんが、商品に掛けては彼らはプロですからね。
更にいうと、メーカーの現場社員は、自社の商品に愛情を注いでいます。
ちゃんと選んでもらえよ、行った先でがんばって幸せになるんだぞ。雰囲気を翻訳すると娘を嫁にやる父親のような言葉。
少人数と言うこともありますが、このような感じなので、ほんわかした体験会です。

 

調理家電と食洗機の会、都合2回、取材致しましたが、双方ともQ&Aから始まりました。
これはイイ感じですね。
隣の人が何を気にしているか分かりますし、説明を的確にすることができます。
ただし、答えは体験会の説明途中に挟み込まれます。
具体的に、設置の方法が聞きたいという場合など、体験会で分からない場合、体験会後いろいろと教えてくれもします。

 

■体験会の面白み

体験会の面白みは、実際に触ることです。
特にミーレ社の製品は、触ることができなければ、なかなか買うところまで進みません。
何たって高い上に、ビルトイン型。
量販店では、余り様にならない。

それは、台所の一部として設計されているからです。

ショールームでも同じです。
大量に並べられていても、ビルトイン型はイメージが掴みにくい。
ドアノブ屋に行くと、壁一面のドアノブを見せられて選んで欲しいと言われている様なものです。

しかし体験会では、台所(と言っても大型ですが、)にビルトインし、それを実際に使って料理などしますので、どんなモノかが分かります。

ミーレは高価です。
しかし、それは設計にしろ、材質にしろ妥協を許さないからです。
例えば、熱の疑問があります。
200℃以上の加熱というとかなりのものです。
裏側は大丈夫なのか、などの疑問がでます。

答えは「大丈夫!」なのですが、それは実際に触ってもらうとよりよく分かります。
それだけの断熱性があるから、余分に熱を加えなくてもいい。つまり割と省エネタイプというのも実感できます。
更に言うと、調理後は、冷却ファンで冷まされた熱がゆっくり扉の上部から徐々に室内に放出されるように設計されるのですが、それも実感できます。

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熱が放出されている部分。手を当てると温かい。



そして庫内。
料理をしますので、当然汚れます。
お願いすると、拭き掃除もさせてもらえます。すごく掃除がし易いのもダイレクトに分かります。
ある程度大きい家電は、掃除がしやすいものです。手が入りますからね。

しかし、ミーレのオーブンはそれだけではありません。
なるべく凹凸のない設計、そしてパーフェクトクリーン加工という、特許取得の微細エネメル加工。要するに汚れが付きにくい設計なのです。

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前扉も簡単に外せる。清掃時とても便利。



■トリビア的な機能説明も

ちょっと話が変わりますが、最近美味しいと評判のバルミューダのオーブントースターがあります。
5mlの水を蒸気にして、パン中の水分をキープしたまま、外を焼き上げてしまうトースターです。
私も愛用していますが、美味しくて、癖になります。

 

さて、これを家電として捉えずに、料理の方法として捉えるとかなり昔からあります。
皆さんもフライパンに、水を少々追加、上からフタをするってしませんか?

実は、ミーレのオーブン。スチームオーブンではなく、オーブンですが、この機能、「モイスチャープラス」という名前でバッチリ搭載されています。

スチームとの違いは、スチームは常に高湿であることに対し、一時的に高湿にするわけです。
さすがに、60cmサイズのオーブンでトーストを焼くことは考えませんが、やっても美味しく焼けるでしょうね。

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扉横に付く給水パイプ。このパイプで水を吸い、湿気として出す。



■お勧めの食器洗浄機体験

食洗機体験は、カレーでした。
人気食材の上、洗うのが面倒なのは、言うまでもないです。
特に鍋は手がヌルヌルになるので、お皿の後ですね。
それを一網打尽するわけです。

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カレー4名分、デザート付き、鍋付きをキレイに!



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汚れたまま入れます。



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食洗機の扉には、ドボドボな汚れが。でもノー・プロブレム。



ただ、時間の都合上、クイックウォッシュ40℃を使用します。
実は、このモードパーティー用なのです。
ヨーロッパでパーティーをしますと、これでもかと言う位グラスを使いますね。
繊細なワインの味で遊んでもらうことを考えると、ボトル毎グラスを変えるのは当たり前です。
日本の居酒屋で、日本酒の銘柄を変えても継ぎ足す店がありますが、欧州では全く通用しませんし、今やワインより繊細と評される日本酒に対しては、冒涜と言うべきでしょう。

そんなこんなで、兎に角足らなくなるグラス。
そのために設けられたのが、クィックウォッシュ40℃というモードです。

良いとか、悪いとかでなく、時間内ということで、このモードが使われます。

結果は・・・。
40℃という油の落ちやすい温度なので、カレーはよく落ちるのですが、問題はご飯粒。
ワインとグラスの関係ではなく、しっかり皿にこびりついていますからね。

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鍋、ピカピカ。ご機嫌なほどキレイ。



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皿にこびりついたご飯粒。昔は糊としても使っていただけに粘性が高い。



しかし急ぎ洗いで、ここまでとは見事!
これは体験した方がイイです!

 

実際、いろいろなプログラムが搭載されています。割と面倒臭い赤ちゃんのほ乳瓶消毒用もあります。時間は最大で3時間強となります。

ミーレは洗剤と温度、そして汚れ、あと消費電力の関係を熟知しています。
例えば、電力安くしたいという人の場合、低温で洗い上げます。これは洗剤の力は出にくい。このため時間をかけ、汚れを落とします。
ミーレはドイツ製なのですが、日本の電力会社が提案している、安い夜間電力プランに向いたプログラムもあります。

適所適材。必ず貴方に合ったプランが見つかると思います。

 

省エネの話が出たところで、一つ付け加えておきます。
ミーレの食洗機は、乾燥機能も付いています。省エネの余熱乾燥式です。
洗浄(お湯を使いますよね)で余った熱量を使っちゃおうと言う分けです。
ただ新しくガンガン温度を上げ、熱風で乾かすわけではありません。
このため、陶器など蓄熱量が高いモノは乾きますが、蓄熱量の低いプラスチック等は乾ききっていません。といっても、触ると「なんとなく湿っぽいかなぁ」というレベルですが。

科学の力!と言って強引になんでもせず、最良の方法を探る。
ミーレらしい考え方です。

 

ちなみに、ヨーロッパのキッチンと日本のキッチン。
一番大きな違いは、水切りカゴを流しの横に置きっぱなしにする習慣でしょうね。
これだと洗いの時の動線で調理することになり、割と使い難いのですが、こうしている人は割と多い。

雑誌などに掲載されているヨーロッパのキッチンを見て欲しいのですが、そんなカゴはなく、どーんと広い調理スペース。小麦粉をふんだんに使う欧州では、こうしなければ調理しにくくて仕方がないのです。

では、洗い終わった食器は・・・。
食器棚もしくは食洗機の中なのです。
食洗機を持っているといないとでは、調理自体が変わることも体感できます。

 

■次のステップ Feel Miele

Try Mieleを終えたお客様は、非常に満足そうな雰囲気を醸し出されています。
自分の想定した家電に近かったのだろうと思います。

が、お客様の中には「シューがうまく膨らむのかが知りたい」という方もいらっしゃいました。
シュークリームのシューは、高難易度。
ほとんどのレシピに「簡単に膨らむ」「確実に膨らむ」などの文句が付くほど膨らませにくい。
実は、大型のオーブンだと熱ムラも少なく、失敗が減ります。

 

これが確認できるイベントが、もう一つのFeel Miele。
作りたい料理の材料を持って来てミーレの調理家電で作ることができると言うわけです。

当然、シュークリームも作ることができます。

こちらのイベントもレポートさせて頂きますが、まず Try Mieleは、体感型の面白いイベントだと言えます。
是非、Try Mieleにトライしてみてください。

2016年5月26日

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